『見越しのしぐさ』で一歩先を考える

イキな大人の江戸しぐさ。その考え方は近年注目を集め、公共マナー広告や一部の学校の授業、社員教育にも取り入れられるなど広がりを見せています。常に相手を思いやり尊重する心が、江戸しぐさの基本。現代にも通じる江戸町人の共生の知恵を、語り部・越川禮子さんに伺いました‥と言う古~い記事がありました
今にどうかな‥と思いましたが、ちょっとおもしろいのでご紹介いたします

いきなりですが、江戸社会においては、TPOをわきまえない人やデリカシーのない人は「野暮」と言われ、江戸っ子とは対極の位置に考えられていました。近頃は「野暮」と言う言葉自体、日常会話ではあまり使わなくなりました。かといって今の世の中、野暮天が居なくなったかと言うと、そんなことはありません
ちょっと街を歩きちょっと電車に乗れば、もう野暮なひとばかり・・

『見越しのしぐさ』の見越しとは、先を読むこと。つまり、江戸っ子のほとんどが商売を営んでいた時代は、今後の予測を正確に立てることこそ商売繁盛の道でした。そしてそれは今に至り、商店やビジネスマンだけのことではなく、政治や環境問題、ひいては日本の未来に大きく関わることとして繋がっていくのです
では、うまく先を読むにはどうしたらいいか

―物事に敏感であること。好奇心旺盛であること。情報を得るためのアンテナをたくさん立てていることも大事でしょう(この記事はスマホもない、アナログの時代の記事です・・)

人間には五感と言うものがあります。視(目)・聴(耳)・嗅(鼻)・味(舌)・触(皮膚)と言う五つの感覚。この五感を研ぎ澄ませ、フル回転して瞬間に生まれるのが六番目の感覚・第六感なのです
江戸しぐさには「ロクを養い、ロクを利かせる」と言う言葉がありますが、ロクとはまさに第六感のこと。科学では証明できない第六感(流行りの霊感ではなく「先見の明」や「鼻が利く」の意)が実は大きな意味を持っています

しかしながら、どうも野暮な人は五感を研ぎ澄ますということができないようです。どうぞ『見越しのしぐさ』で一歩先を考える、生きるセンスをさらに磨きましょう・・

著者・越川禮子
1926年東京生まれ・青山学院女子専門学校家政科卒・1985年潮賞ノンフィクション部門優秀受賞。江戸しぐさ語り部の会主宰、これに関する著書多数

と言う記事でした。そう言えば「野暮なこと言うなぁ~」なんて私も聞いたことありましたが、最近はとんと聞きませんね。でもなんだか肌感覚でこの日本語わかるような気はします

ちょっと違うかもですが、雨の日に傘さして歩道を歩いてたりすると、正面から同じように傘さした人がこちらに向かって歩いてきた時、私達は傘は左に傾けて、正面から来た人と顔合わせる形ですれ違うよう教えられました。じゃないと濡れちゃいますからね・・
しかし今は前からくる人が、傘をかしげることもなく、スマホ片手にずんずんまっすぐ迫ってきて、ぶつかりそうになったかと思えば、すれ違うこちらに向けて傘をかしげるから、雨水がこちらにかぶって、びしょぬれになります!
些細なことですが、エ~ッて思うこともしばしばな今日この頃です・・
小さな思いやり、スマートな気遣い、出来たらカッコいいですね
江戸時代でなくとも・・

日常