新種のハダカカメガイは?

ハダカカメガイ!?なんじゃそれ!って思ったあなた、大体の方が見たことあるんですよ、恥ずかしながら私も・・・(笑)

あれは何年前でしたでしょうか?1~4・5センチ弱の透明で海中で立ち泳ぎしてるような不思議な生き物が、北海道のオホーツク海沿岸などから届きテレビに出たとたん人気を博し「クリオネ」と有名になりました。本名は「ハダカカメガイ」だったんですって!

そしてこの度新たに日本海などで発見され、昨秋に新種として記載されたクリオネの和名が「二ホンハダカカメガイ」に決まったそうで日本貝類学会の和文誌に掲載されたと。何と体長は4~5ミリ。とても小さく、今まで世界最小のクリオネ「ダルマハダカカメガイ」を下回る小ささなようです

また、私たちが知ってるクリオネ(ハダカカメガイ)は細長い体つきなのに対して、このたび発見された「二ホンハダカカメガイ」は丸っこい体形で、栄養分をため込んだ「油球」(オイルドロップ)と呼ぶ油の粒がくっきりと透けて見えるそうです(進化なんでしょうか?)
エサが得られない状況下でも、この油球の栄養を消費することで、生きながらえることができるようですが、寿命など詳しい生態はまだよくわかっていないそうです。世界のクリオネは計5種で、論文を執筆した山崎友資・東洋食品研究所研究員(海洋生物学)は今般発見された二ホンハダカカメガイについて、今後ゲノム解析を進め、いつ頃ほかの種類のクリオネから種として分化したかを明らかにしたいと抱負を述べているそうです

それにしても「クリオネ」の本名が「ハダカカメガイ」で、しかも貝類とは知らなんだ~
クリオネもかなり言いにくいのに、「ダルマハダカカメガイ」「二ホンハダカカメガイ」どちらも言いにくいことこの上なし!

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発音してみてください!

フーッ~!

折々のことば 3616

前例とは、作ろうとしなければ永遠に生まれることのないものです。
                  星野真里

補助(具)なしには歩行も座位も難しい筋肉の難病を患う娘をもつ俳優。通える幼稚園を探すも「前例がない」と断られ続ける。そんな中ある園が、他の子どもたちとどう一緒に過ごせるか考えてみると連絡をくれた。園児らがそのことでどう変わるか楽しみだとも。この園で娘は「切り込み隊長」となり、「人生の土台」も得たと俳優は言う。『さいごにきみとわらうのだ』から。

この折々のことばを拝読し、数年前当地の公民館に「モミジの家」から内田博康さんが講演に見え、おからだにご不自由あるお子さんたちが過ごす様子を伺い、大変だけれど「モミジの家」にたどり着いてよかったなぁと安堵すると同時に、そのような困難抱えるお子さんを取り巻く現状などを伺って、友人共に卒倒しました
この「折々のことば」にあるように前例がないと・・と様々な場面で断り続けられる現状、信じられない言葉さえ浴びせられる場面・・、「本当にそんなこと言う方いるの?」友人と目を合わせてびっくりした、想像絶する世の中の困難さを知ったあの日を思い出します
星野真里さんが、この園で娘が「切り込み隊長」となり・・の意味が心に響き、受け入れてくださった園の方が「他の子どもたちとどう一緒に過ごせるか考えてみる。その上、園児らがそのことでどう変わるか楽しみだ」と仰ってくださったことに、心からの拍手とエールを送りたいと思います

”切り込み隊長”のお嬢さんと星野真里さん、がんばってくださいませ
そして「ありがとうございます」
この折々のことばは、いろんなことに通じていて、わたくしも深く感じ入りました

ちんげんさい

「ほうれんそう」ご存じでしょうか?
おひたしにしたり、バター炒めしたりの野菜のほうれん草でなく、「報告・連絡・相談」の「ほうれんそう」
一時期職場で、部下とのやり取りでこれは必須!と言われていました・・

ところが今は「ちんげんさい」らしいのです。新聞に出ていてそれこそびっくりでした・・
ちんげんさい、葉物としてもあまり売れてませんけど・・
まずはビックリ

「ちんげんさい」は、「沈黙する」「限界まで言わない」「最後まで我慢」の頭文字とのこと・・
そうなんだぁ~
以下、社会心理学を研究する東京女子大准教授の正木郁太郎さんとのインタビュー、抜粋です

人は、自分が置かれた立場から物事を見る、「だから管理職になれば、その立場から部下を測ります。そこで自分の常識に当てはまらないと『あいつは何なんだ』と思ってしまうのです」
これは、「人間の脳の限界」からくるそうで、一人一人の個性を細かく分析するには、我々の脳はあまりにも小さい。仕方なく「若い人は~」「女性は~」というステレオタイプに当てはめて、理解しようとするのだそうです。つまり脳の省エネなのだが、残念なことにそこで思考も止まってしまう。なのでいつも時代も「最近の若者は」と言う繰り言が消えないのだろう・・と
企業と共同研究している正樹さんは「体感として、『ほうれんそう』をしない人が増えている気がする」SNSの影響やサークル文化の衰退で人間関係が狭まり、集団主義とされる日本でも、若い世代ほど「嫌われないこと」に神経を使うという

だから上司が忙しそうだと話しかけるのは申し訳ないと思うし、仕事の失敗によりチームから外されたくないとついギリギリまで抱え込んでしまう。
  ☆叱られるより、嫌われることを恐れている・・というのです

このインタビューした方は、ご自身も経験があって「忙しいオーラ」を出しているつもりはないが、後輩にはたいてい「話しかけてもいいですか」とお伺いを立てられる・・年齢と共に口角も下がっている。管理職はいつもニコニコしている人格者でなければいけないのだろうか?と思っていたと
これに、正樹さんは答えて、「今の職場はどこも忙しすぎる。でもポーズでもいいので、若い世代を理解しようとする態度を見せてください」とのご提案でした

最近の社会心理学では、管理職に必要なのは「人格」ではなく、スキルを身に着けて行動する「演技力」だとする考えが主流だそうです
上司が胸襟を開けば、部下もついていこうと思える。価値観が違っても、信念まで曲げる必要はない・・そう語る正木さんの言葉に、インタビューした方、少し肩の力が抜けた気がしたそうでした

笑い話のようですが、管理職の心得には「おひたし」と言う言葉があるそうで、「怒らない・否定しない・助ける・指示する」の頭文字だそうです。なんだかなぁ~

そう言えば・・母の介護真っただ中の私、以前、超高齢者には「否定・禁止・命令」は禁句ですよ!と教わり今でも訪問前にはお念仏のように、口ずさんでから行くようにしています
いずこの世界も胸襟開いて、思いやりを持って「何かお手伝いすることありますか?」って接するのはどうかなぁ・・などと正解の見えない中思います

そしてやはり、何をさせていただく時でも、逆にしていただいても、心こめて「ありがとう」っていうことかなぁ・・と思ったりしています

桜の季節に

暖かかったり、又ダウンを持ち出すような寒い日もあったのに、桜は自分のカレンダー通りに咲いたようでした。今年の桜もそれぞれ見事で、どうしてこんなにみんな「さくら・さくら・・」と言うのだろうと思う間もなく、やれ三分咲きだ、いやもう満開よ・・と必ず会話に桜はあって、「またどうせ使い切らないのに・・」と思いながら桜の塩漬け買ってしまう私です。そう言えば父が居なくなってから木村屋の桜あんぱんを買うチャンスなくなったなぁ~と思い、普通のあんぱん買って塩を少し落とした桜漬けを一緒に口に含んだら、いきおい父を思い出しました・・・

そんな桜の季節に、五木寛之さんの新しいご本の案内が新聞に出ていました。そこに何人かの書評が載っていて、中でもこの文に心吸い寄せられました
  
父からの手紙のように沁みます。
たおやかにあらがうこと、誰かのために生きること、明日への好奇心・・・
年齢を得たからこその考える時間を、私ももっていきたいと思いました。   俵万智

今年の桜もまた、よいプレゼントがありました
葉桜の若い葉っぱが陽ざしに透き通って、瑞々しさになんともうれしくなります