折々のことば 3659

きっと私たちは、生まれてきたご用があるにちがいない
                  
                 工藤直子

人生。それは、お使いの途中で誰に何を伝えるのかを忘れてしまい、その「みえないことづけ」を握りしめて途方に暮れている子供のようなものだと、詩人は言う。懐中電灯でまわりを照らし。その「ことづけ」らしきものを探す。言ってみればそんな「宿題」を、やり残しの課題ではなく、手探りの冒険だと考えると、人生も乙に見えてくる。河合隼雄らによる「学ぶ力」から