衝撃的な番組を見ました。ギリシャの哲学者プラトンが著書に記した伝説の大陸。そのアトランティスがブラジル沖にあったというトピックスです。日本の海洋研修開発機構の有人潜水調査船が大きく貢献し、リオデジャネイロ沖の深海で、かつての大陸の痕跡を発見したというのです。大西洋の海面下で、陸地でしかつくられない花崗岩を大量に見つけ、これは大西洋に大陸があったことが判明したことに等しいということでした。サイエンス
ZEROは大好きな番組ですが、この日は本当にびっくりでした。横須賀にあるという海洋研修機構の調査船がブラジル沖に出ますと、「しんかい6500」という有人潜水船がブラジル人日本人の研究者3人を乗せて水深4000まで潜るのです。時々現れるお魚たちの奇妙なこと!ゼリーのようなピンクのナマコ・足が全部くっついて水かきのようになった蛸・一番びっくりしたのは細ーいお魚にちっちゃな目が付き、なんと3本の長い足の上に乗っかった三脚魚。この奇妙さは口では言い表せません。ご興味のある方はネットで「三脚魚」ご覧になってください。このような魅力的なお魚たちとの対面の後、乗船した科学者たちが目にしたものは、突然現れた、人がかかわったと思われる形の物体、そして大きな花崗岩の塊。採取アームを伸ばすも大きすぎて重すぎてびくともせず、仕方なくその周辺のものを採取して持ち帰るさまは、当事者だけでなく、TV画面を見る私もドキドキしました。なんといっても水深4000メートルです。これからさらに研究が進むことでしょうがワクワク、ロマン掻き立てられました。研究者の皆さんどなたも、少年のような顔して遭遇したことを報告し喜び合う姿にますます夢が広がりました。サイエンスZEROはとても面白い番組です。遅い時間ですがお薦めです。