再び、寝たきり‥と言う言葉について

医療界に限らず、各界で活躍なさっている方々が集まった日医大医療管理学教室主催「癒しの環境研究会」に1994年発会当初より参加、幸せにもたくさんの学びを頂戴しました。今振り返れば当時その分野の第一人者の方々始め、第一線でご活躍の皆様ばかり。なんて刺激的で贅沢な、前向きで活発な会だったのだろうと、お一人お一人のお顔やご発言を思い出します・・。発会当時歯科関係者はお一人の女医さんと不肖私だけでした

ある方から病院はやめて「健院」にしよう!と言う話まで飛びだしました・・

中でも大熊由紀子さんが北欧の高齢者施設を見学に出向かれ、帰国されてからの報告は忘れもしません。何回かこのブログでもご紹介致しました

当時特に北欧で「寝たきり」と言う言葉はないと・・。高齢者施設を訪問した大熊さんんも、どう説明してもわかってもらえない、通訳も該当する言葉が無くて困ったそうでした。さんざん説明し「わかった!」と言われた際に、なんと「寝たきり!?それって『寝かせっきり』ってことでしょう!」と言われたそうでした

最近ある記事で北欧では、「ご自分で食べられなくなったら、そういうこと」無理やり食べさせたり、況してや日本のように「胃ろうにしますか?どうしますか?」なんて聞かないとのこと
更には栄養点滴で生かすようなこともしないと・・
何故なら食べない、食べられないということが、「その方の最後の意思表示だから・・」とありました

先程書きました研究会当時、その北欧の高齢者施設訪問から帰国されて早速に、大熊さん「寝たきり老人のいる国、いない国」と言う本を出されましたっけ!
そこには海外訪問先施設での、おしゃれな普段着で女性はアクセサリーもつけた高齢者たちが、きれいにお化粧もして、まるでご自分のおうちのお部屋にいるがごとく、暮らしているのでした

その後、センセーショナルに紹介された認知症ケア・ユマニチュードを勉強に行った時も、考案し提唱しているフランス人運動療法士イヴが、認知症の方や高齢者のお世話する際まるでご自宅にいるように、入居者の女性に「今日はどれになさる?」とクローゼットの洋服を一緒に選ぶ様子も紹介されました。手を引いて差し上げるにしても、「決して連行する!みたいにはしないこと」とユマニチュードでの提案の数々は、どれも眼の前にいる高齢者への尊厳にあふれ、一人の人間として、目の前におられる高齢者やご病人への接し方の提案ですばらしいものでした

いつも満員のユマニチュードの研修会場は、全国からの介護施設や病院勤務の方であふれ、ある日前の方に「あれっ!?いつかご一緒した・・」とご挨拶すると、あの日医大の研究会で教えてくださった大熊由紀子さんでした。「アラっいらしてたのね・・」と仰っていただいたその笑顔、引き続きいまだ勉強されながらこの分野に貢献なさっておられ、お目にかかった時のあったかさ、お会いした瞬間の、あふれる笑顔がこんなにも幸せ下さるんだなぁ~っと思ったことでした

「繋げなきゃね・・」笑顔と共に、うれしい再会時に頂戴した言葉でした
いつもあったかい笑顔でらして、このような大先輩のお真似をしたいなぁと思って帰路につきました。お目にかかっただけで、心が豊かになった一日でした

さて、暮らしを維持するにまず大事なのは何かしら・・と思うに、やはり「ご自分のお口で食べる」ことを一番に上げたいですね。昔から言うじゃありませんか?「自分で食べてりゃどうにかなる・・」って(笑)
ひっくり返せば、ご自分のお口はご自分の「食器」なんですよね
ですので「食べたらお口の中を洗うの当たり前!」です、入れ歯の方は入れ歯も外して、入れ歯も支えの歯もきれいに致しましょう

そう言えば予防に取り組み始めた頃、待合室、洗面所、各個室にイラスト入りで貼ったりしてましたっけ!「食べたら洗うの当たり前」と

召し上がったら歯ブラシ!(歯間ブラシやフロスも出来ればグー)と習慣つけましょう
お口のセルフケアとプロのケアの二本立てを忘れず、「パタカラ体操も大事!」お口の機能を維持なさって、美味しく楽しく召し上がって、お口から全身を守りましょう

ご自分の足で、ご自分で歩いて、そうそう「にもかかわらず笑う」!
転ばないように気をつけて、頑張りましょう

為せば成るさ!やらなきゃ、そんそん・・