BSプレミアムで「郷ひろみという生き方」という特集がありました。先日ブログに書きましたように彼も60才。この文字が笑うほど見事な活躍です。
昨年もブログで紹介させて頂いた郷ひろみさん、歳を得て私も関心を持って郷ひろみという一人の男性を興味深く見るようになりました。なぜだかわかりません・・。
60歳のエンターティナーと紹介したのは、ナレーター樹木希林さん。この方がお引き受けになるのですからただ事ではありません。デビューから45年だそうです。学校に思うように行ってなかったから、出来るだけ暇を惜しんで本読むの。本は学校だったり先生みたいなものだからとひろみさん。
デビューから45年。芸能界の第一線に立ち続けてきた郷さん。照明からすべて自分でトコトンこだわる。人を楽しませるには自分が楽しまないとと。40年維持している体形も13年続けてるボイストレーニングも、郷ひろみで居たければ、自分に厳しく律していなければと。
ところが2001年「1・2・サンバ・・」「ジャパン!」と歌っていた自分が「何をどうやって行こうか」悩みに悩んで一時休止になったそうです。そしてニューヨークへ。
ドクターラリーという、有名なボイストレーナーについて、もう一度郷ひろみの声をつくる努力が始まり、その時のテーマは”刺激的な男に変えること”だったそうな。今でこそこの時間を郷ひろみが進むべき道を見つけるに、必要な時間だったと述べています。
2014年、喉のポリープ切除も明らかにされました。オペ後に傷跡がかたくなり1ミリの差で声のコントロールが難しくなったことも明らかにされました。そんなこととはつゆ知らず、ファンというものはスターが不滅のようにいつでもステキなうたを聞いていたいと思うものですね。このようなことがあったのを言わずに頑張っていた郷さん。
今年の2月初めてサントリーでオーケストラをバックに歌う企画も、あれほどの方なのに音合わせの時の不安そうな顔と言ったら。彼は本当にプロだと思いました。初めて見せる家庭での姿と言っても、家族などおくびにも出さず、淡々と郷ひろみを見せる郷さん。そのストイックさは有名ですが、自分に厳しい人だと思いました。そのサントリーの初演の前も熱出して病院から直行でも、それを微塵も見せない姿。この放送ご覧になってその場にいた方はきっとびっくりされたことでしょう。
郷ひろみってそんな人。がよくわかる番組でした。
樹木希林さんが「郷ひろみを完成させる旅は終わらない」というナレーションでしめました。樹木希林さんのお声には、年下の、でも稀代のスターの郷ひろみを愛する応援する愛情が満ちていました。いい番組でした。