あいまい表現が生む「良い加減」

擬態語や擬音語、目分量。わかるようでわかりにくいお料理の言葉
あいまい表現編が紹介されていました。あいまいだからこそ、自分ならではの味ができるのかも・・・?

・ひたひた
食材が水や出汁などに9割方、つかっているような状態。
「かぶる」は食材全部がぎりぎり水面下にある状態

・少々
親指と人差し指でつまんだ量
一つまみより少なく、塩なら0・3~0・6㌘程度
少々は塩以外にもよく使う表現で、㌘で表しにくい、ごく少量を指す言葉

・とろ火
(最も弱い火加減。とろ火、弱火、中弱火、中火、強火の順に強くなる。とろ火~中弱火までは鍋底に炎は当たらない。強火は鍋底全体に炎が当たる

・ひとつまみ
親指、人さし指、中指の3本でつまんだ量。塩で使うことが多く、0・6~1㌘ほどで、幅がある。軽量スプーンで言えば小さじ10分の1~6分の1程度

・ぐらぐら・グツグツ
ぐらぐらは、水蒸気の大きな泡が至る所で上がり、激しく沸騰している状態。
グツグツは、煮物などを中火~強火で煮る時によく使う表現

・ふつふつ・コトコト
ふつふつは、鍋底のところどころから水蒸気の細かな泡が立ち上がる「微沸騰」が続いてる様子。コトコトはシチューなどを弱火でじっくり煮込んでいる様子

・耳たぶ位の硬さ(白玉団子作る時によく言われますね)
滑らかで軟らかだが、まとめた時の形を保ってくれるくらいの硬さ。白玉団子やうどんの生地の硬さの目安

・雪冷え
常温は「冷や」、冷やしたものは「冷酒」。冷酒のなかでも5度程度にキンキンに冷やすと「雪冷え」
10度くらいなら「花冷え」、15度くらいなら「涼冷え」

               監修=東京聖栄大教授・福留奈美さん
               協力=料理研究家・渡辺あき子さん

わ~っ難しい、普段何気にやってることも文字で書くとかえって難しい・・

そう言えば、先日よく行列出来ている洋菓子売り場が、珍しくすいてたので試しに買ってみようと、そこにいた少し年長の店員さんに「どんなお味なのですか?」と聞いたら、「甘じょっぱいんです」と。それですぐ想像できましたが、そういえば今「甘じょっぱい」って若い方言うかなぁ~と思いつつ買って食べたら、チーズの塩気にクリームのほろ甘い味がうまくマッチした、「甘じょっぱい」お味で人気が伺えました(関係ないかぁ~)