ダイヤル式の黒電話

ききかじりの話です

ある方が行きつけのお店に行ったところ隣に会社の同僚と思われる3人組が座っていて、小林明子さんの「恋に落ちて」を気持ちよく歌ってる横で、20代くらいの女性と少し先輩らしい男性が何やら話をしていたそうで

女性「歌詞に出てくる”ダイヤルを回す”って何ですか?

男性「昔の電話は指で回して掛けてたんだよ」

女性「指でくるくる回すだけで電話できたんですか?スマホよりスゴイ」

男性「そうじゃなくて指を穴に突っ込んで回すんだよ」

女性「なんの話をしてるんですか?私は電話機の話をしてるんですけど」

二人の会話は一向にかみ合わない。
「ダイヤル回して」の歌詞以外、まったく歌を聴いてもらってない男性の悲哀を横目に、しらないコンテンツは理解されないのだな?と実感したと。

そう言えば、いつかデパートで「昭和の時代展」をやってて、買い物に行ったついでに行ってみればあふれるほどの人・人・人・・
なかでも、昭和の茶の間が一角に設えており、ちゃぶ台、座布団に当時のカレンダー、土瓶と湯のみ、花柄のジャー、そして黒電話が鎮座していました。そこへとっかえひっかえお客様が、そこで写真を撮ろうと引きも切らず・・。
昭和を生きた方は懐かしくて写真を撮り、若~い人は「何これ!チョーかわいい!」と写メとっていました。

そこにあった黒電話も、若い人は多分つかい方まで思わなかったんだろうなぁ~とこの話を聞いて、プっとほくそ笑みながらため息つきました。

「それって何の話?」時代は移り行く・・なのですね
でも中には、昭和の歌ばかり歌ってる小学生?もいるらしいですよ。それもすっごく上手に。なんだか嬉しい・・。