休日たまたまつけたテレビ。何やらパリ!しかも鰹節云々言ってる?もう随分前からフランスでは鰹節が着目され、ブルターニュに鰹節工場が出来たと聞いたっけ。
今回それかしら?と見ると、あの勝俣君がタキシード来て、二つ星レストランに乗り込んでいる。ヒャッ何ごと!と見ていると、騒々しい勝俣君の側に立つシェフが、静かにコンソメのような鰹節を生かしたスープをサイフォンでご紹介。すごいなぁフランス人って!とその発想とセンスに感心しきりでした。
スタジオの土井義晴さんが、料理人として適切なコメント仰りそれなりに文化の違いを感じながら、鰹節の底知れぬ力を感じ入っていました。
最後に日本人シェフ大宮さんと言う方のお店で、なんと「鰹節でデザート」という挑戦を興味深く見ていたら、なんとなんと!鰹節を炒め始め、海草も合わせ、最後にコーヒーでまとめたデザートでした。
見た目も素敵なそのデザートを見て、勝俣くんもスタジオの土井さんもビックリするだけでなく、フランス人の柔らかい頭に大笑い!しながら、フランスは香りと香りを合わせるのが極めて上手な、足す文化。日本人は香りは一つでぶつからないようにする引く文化ですと土井さん締めくくりました。
たまたま見たとは言え、休日に相応しい豊かで香り高い、とてもいい番組でした。再放送あれば最初からもう一度見たいです。それにしてもフランスの料理人達の、凄まじいまでの感性の豊かさ柔らかさと、プロ根性には拍手したいと思います。
それにつけても、レポーターがお行儀悪くても、大人の対応なさるのにも感心するばかりでした。