三つ目の耳を持ち、彼ら(患者さんたち)が言っていることでなく、言わないでいること(言えないでいること)を聴きなさい。
ジョアン (緩和ケア専門ナース)
英国のホスピスを訪れた神宮寺の住職、高橋卓志に「死を支える」ことの意味についてナースはこう述べた。
苦しみは何より忘れたいもの、消したいもの、語るのが辛いもの。だから、苦しむ人のその引きこもりごとを聴かねばならない。
これは「生を支える」場面でも言えること・・と。 神宮寺の寺報・終刊合号から。