折々のことば 3618

「そもそも生きものには、これが標準という規格はありません」
                中村桂子

同様に「標準」といえるような人も存在しないと、「生命誌」の研究者は言う。人と言うのは他の生きものと同じく、何かの目的に沿って設計されたものではなく、「それまでの生きものの歴史のありあわせの要素で偶然組み上がった『へんてこ』な存在」だ。だから誰もがそれぞれに魅力的で尊く、優劣などつけられるものではないと。「えるふ」春号でのインタビューから。

中村桂子さんはご著書「科学者が人間であること」を手にして来、何度も何度も読み返しています。そして「センス・オブ・ワンダー」。効率や情報が優先される現代において、知識だけではなく、感じ取る力。人生を豊かにし、生涯にわたって感動する力を支える、気づくことからはぐくまれる感覚の大切さをもおっしゃって大いに共感しています

誰もがそれぞれに魅力的で尊く、優劣などつけられるものではない・・中村さんがおっしゃる言葉は人々の日常に彩りや感動、勇気を下さり大いなる応援として心に響きます