有難いことに、今日義母が百寿を迎えます。
都内のホームに移動して早5年以上。
生まれ育った文京区、「東京に戻りたい・・」と義母が言ったのは、まだ義父も元気でやんごとない頃だった。その一言がずーっと気になっており、義母が一人になった時決断したものだった。姉妹が皆都内在住だったから早速に上の姉である伯母から「ありがとう、東京に来させてくれたのね」とわざわざお電話頂き恐縮したものだった。双方が元気かくしゃくな時に面会したら、お互いに手を握り合い、会話が留まることなく延々と懐かしいおしゃべりを楽しんだ。別れ際「これが最後かもしれないわよ」とすぐ上の姉である伯母に言われ、感極まって義母が泣きべそかいたのを思い出す。そのしばらく後に伯母様は逝去されたが、義母は知らない。
昨年暮れに、義母は一カ月余り入院して、よもや!?と心配するも、皆様のお世話のおかげさまで見事に退院。「ただいま」とホームの玄関でおっしゃったそうで、介護の方々を大変喜ばせた。すごいなぁ~。
ここ3~4年前から義母の口癖は「上等よ~」
この言葉を聞いて息子である我が夫はことのほか喜び「おふくろすごいな」と自慢げに、「上等なんて言葉忘れてたわね、お義母さんすごいわねぇ~」と二人でそのあり様に感激でした・・。
それ以来ずーっと会う人ごとに「上等です」と仰るものだから、誰も嫌な顔せず、思わず笑顔になってしまう日常だと、ケアマネさん始め皆さんからコロコロ弾んだ声で報告を聞く。こちらこそ嬉しい。
お世話くださる方にいつお電話しても、どなたも「今日も上等、上等と仰っていますよ、お食事も上がれていて、皆さんと仲良くお話しされたりしていますよ」と。ケアマネさん始め介護士さんや皆さんのお力添えが、心に沁みて家族としては有難いのひとこと。
その義母が百歳になります。
それこそ「上等ですよ、おかあさん」です。すごいスゴイ!
どなたにも感謝でいっぱい。おかげさまです。