お口の疾患が全身に影響することが広まってきて、何より健康で美味しく豊かな毎日を送りたいという気運が高まってきました。
このようなことを踏まえ、歯ブラシの仕方も理にかなった方法に代わってきています。
①起きてすぐ、一度カラ磨きしましょう。
寝ている間に口の中の菌は30倍に増えると言われています。ですので
起きてすぐ口の粘りや乾燥感を実感する方多いと思います。
朝食前にぜひ、デンタルフロスとカラ磨き(フッ素ペーストつけずに)
してみて下さい。いつもの朝食がもっと美味しくいただけますよ。
②朝食後・昼食後・夕食後も、まずフロスをしてあらかたの汚れを取り、それからカラ磨きし、次にフッ素ペーストつけてブラッシングしましょう。
「唾液の通り道作る」デンタルフロス。日本ではまだまだ全体の20%し
か使用されてないようです。慣れればその気持ちよさがわかりますの
で「歯ブラシ前にフロス」と習慣にすればよいですね。
海外では「フロス OR DIE」と言われそれほど口のケアが、重要視され習慣となっています。
③唾液をだしましょう。
先日もブログに書きました。多い方は一日1・5リットルも出るんで すって!驚きです。普通には500ミリリットルから1リットルと考えていますが、60代ですと一日400ミリリットルしか出ない方もあるとか・・。これでは飲み込みにくいし、クッキーなど食べにくいし、食事中の事故も起きやすいですね。
当院でも、「ベロ回し」のストレッチ、中でも受付でも、変な顔実践してお教えしてますが、簡単にできますよ。
歯茎に沿って、ベロを左右10回ほど回すだけです。結構疲れますが、慣れてきます。そのうちストレッチ中に唾液がタラリ・・なんてことも。耳下腺・顎下腺・舌下腺の3大唾液腺を刺激してやりましょう。手足と同じく、使わないと使えなくなります。唾液(つば)でなったら大変です。
④おかずの具を大きく切りましょう。
以前も書きました。シチューの季節になりましたが具(人参・ジャガイ モ・玉ねぎ・ブロッコリー・大根等々)も食べ易くせず大きなごろっとで行きましょう。大きい塊をかじって、よく噛んで味を楽しんで頂きましょう。
「食べやすくたべやすく」調理することは、乳幼児や高齢者ならともかく(高齢者でもあまりに食べやすくしてしまうのは、かえっていけない・・と言う取り組み始まっています)あまりいいことではありません。
面倒なこと何故いろいろ言うかと申しますと、お口の中の特に歯周病菌が、ある毒素を出し、もうみなさんご存知の病気との関連が大きいからです。
病気の多くは炎症ですが、歯周病菌は炎症と仲良しなんですね。怖いです。
それからこれはとっても気になるニュースですが、日本にいる外国人の70%が、「日本人の口臭にがっかりした!」と言ってることです。要するに
私達日本人は世界でも有数の「口が臭い国民」ということです。うれしくないですね。
当院で取り組んでいる喫煙にも因ると思います。喫煙者は大方歯周病が進んでおり、歯周病はサイレントなので症状に気づいてない場合が多いですが、その歯茎の色・歯の汚れ・唇の色・皮膚等見ればすぐ喫煙者とわかります。
何よりタバコ臭いですから。
デンタルフロスの話題からまたまた飛びました。
どうぞ歯周病予防のため、きれいな息のために、デンタルフロスを毎回歯ブラシの度、歯ブラシの前にご使用ください。
フロス or DIE !