ラグビーW杯2019の日本チームの活躍がめざましいですね。大きな選手たちがものすごい速さで動き回り、全身で突っ込んでいく姿を見ると、言葉をなくして圧倒されます。
ところで、ニュージーランド(NZ)代表が躍る「ハカ」ご覧になりましたか?迫力ですよね。なんだか見とれてしまいますが、先日この「ハカ」について、指揮者の佐渡裕さんの面白い解説がありました。
佐渡さんによると「ハカ」は実は3拍子だというのです。
日本人は団結して何かをするとき、2拍子の音楽を使う。軍艦マーチがいい例だそうです。足並みそろえて一方向に進む。いわば「抑圧された統一」
それに比べ、3拍子は違う。ワルツです・・と。くるくる回る、優雅なイメージ。
ハカを踊る彼らは一見威圧的に見えるけれど、3拍子で刻むリズムは「これから自由に動き回るぞ」「この場を楽しむんだ」という個々の意欲の表れと受け止められるそうです。この話を亡き元日本代表の平尾誠二さんにしたら、「その話面白いなぁ」とすごくうれしそうにしてたそうです。
「ハカ」はNZの先住民族マオリの伝統の踊りで、生や死を表現しているそうですが、佐渡さんはそこに音楽やスポーツの本質があるような気がすると述べています。
ラグビー観戦で、大きな選手達がものすごい速さで動き回る姿をみたら、何かが解放されると自由な世界を感じませんか?と締めくくっています。
だから3拍子の「ハカ」は自由の表れ・・であると。解説伺って、又違う意味でラグビー観戦楽しみになりました!
それにしても、日本選手の活躍スゴイですね。
日本選手団のある外人選手がインタビューに「台風被害の方々を思うと、喜んでばかりいられない。心から祈ります・・」と真摯な、そして紳士的な発言されスポーツマンシップのすばらしさに、画面見ながら涙しました。