今の診療体制になるきっかけを下さった、山形県酒田市の熊谷崇先生が、6月初めに歯科
医師・歯科衛生士さん達とアクティブなミーティングなさった報告を読みました。今回
当院はあいにく参加できませんでしたが、皆さんの感想読んでどれほど有益なミーティン
グだったかわかります。多くの初めての方に知って頂けたことも嬉しいことでした。
自分を知ること「何ができて何が必要か」を知ること。「プロフェッショナルとは努力・
配慮・愛情を惜しまない人」「学ぶ意欲を忘れないこと」「今ここを最低としてよくする
にはどうするか」「これでいい!ということはない」と学ぶこと。相変わらずの
歯切れの良い元気よい熊谷節に、伺えなくて残念と思うと同時に、「続けなさいよ」の
声が聞こえました。MTM踏まえた予防をベースにした診療は、すぐ結果でなくとも必ず
や皆様のお役に立ち、これをきっかけにご自分を取り巻くいろんなことを考えるように
なります。歯科本来の姿・考え方として海外でも評価されている診療のすすめ方です。
1998年初めて予防の会が発足してまもなくの頃、「一日終わって、ああ今日もいい一日
だったと思う診療の日を送らないとね」とおっしゃって下さったのを思い出します。今で
もこうして歯科大学生・大学新卒者・現役歯科医師・歯科衛生士さんたちに、「檄を飛ばす
」熊谷先生は、ある意味大学の医局が機能しなくなって久しい今の時代に、灯台のような
存在かもしれないなと思いながら、自分の若き頃にも”誉めて下さった方より「こうしな
いといけないよ」と叱咤下さった先生の方を覚えている”自分に気づきながら、若い参加
者の感想を読みふけり、少しでも早く気づいてこのような歯科の取り組みにシフトして
欲しいと願ったことでした。話は変わりますがフィギュアの浅田真央選手の佐藤コーチが
「天才とは?」と尋ねられて「天才とは努力を惜しまない人」と答えていたのを聞きまし
た。でしたら、普通の・凡人の私達はもっとやるべきこと・努力することがありそうです。
最近は八神純子にぞっこんの熊谷先生ですが、あふれる好奇心と高いアンテナはさすが
です。あとに続く者の為におからだ専一にと願います。たくさんの感謝をこめて。