潮田益子さん

8月も28日、一昨日くらいから、朝夕の風が幾分涼やかになってきました。混声合唱のように鳴いていたセミも、パタッと鳴きやんで・・。自然界ってすごいですね。病気療養中の指揮者の小澤征二さんが久しぶりにサイトウキネンオーケストラの棒を振ったとのニュース、うれしく拝見しました。このオーケストラの重要なヴァイオリン・潮田益子さんがこの5月亡くなられ、小澤さんのお気持いかばかりかと、ファンなりに案じておりました。今回潮田さんを追悼なさったとの報道に、小澤さんはじめ、オーケストラの皆さまの思いを深く感じました。潮田さんといえば、美しい上にその凛となさった立ち姿と演奏。ヴァイオリン奏者としてそれはそれはステキな方でした。折りしも、随分昔のヴァイオリニスト「諏訪根自子」さんのご本も紹介され、こんなすばらしい方々がいらしたことを少しでも知っていただけたらと思います。演奏だけでなく、舞台上で醸し出す圧倒的な存在感と品。しみじみ聴き入ったものです。
日本各地で豪雨による被害が出て大変な方々も居られます。お見舞い申し上げます。、昨今の気象の変動には驚かされますが、いつ何時自分達の地域にもあるやもしれぬと思えば、音楽を聴ける時間がある幸せに感謝しないといけません。澄んできた月明かりを見ながら、往年のヴァイオリニスト・諏訪根自子さん・奏でる音楽も姿も日本人として素敵だった潮田益子さんを偲び、CD聴こうと思います。奏でる音楽とその方の佇まい。すばらしい方々がたくさん居られます。
暑さの間は活けられなかった生花ですが、昨日待合室に「木苺」の枝を飾りました。瑞々しい葉っぱが少しでも暑さ疲れの皆さまをホッとさせてくれれば幸いです。 佐藤

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