大好きなこの言葉が、最近注目されています。
「オ・ノ・マ・ト・ぺ」!!
日本語では擬声語・擬態語というのでしょうか?そうそう、食事する際の
ポリポリ・サクサク・ガリガリ・・のような言葉です。
これが今医療でも、注目されています。
最近は、ひどい痛みを訴える急患の患者さんも少なくなってきましたが、お電話頂き「痛いんですけれど・・」とおっしゃる時に、「どんな痛みですか?」とお聞きすると、「なにかジーンとした」とか「ズッキンズッキンと波打つような、特にお布団に入ると・・」「痛みは全くないんだけれど、ぐーんと重いような、歯が浮いたような、でも2~3日すると治っちゃうの」などとてもリアルお答えが返ってきます。それにより速やかに判断して来院を促します。虫歯の痛みか、歯周病による症状か大体判断できます。急性症状か、繰り返してらっしゃる症状かも想像できます。
このように「じんじん」「ピリピリ」「ズキズキ」「ドッキンドッキン」など「オノマトペ」で伝えることにより、」痛みの種類が想像でき、来院いただいて直接伺うと、こうした情報から、痛みの原因が探れ、更にデジタルレントゲン・口腔内写真。歯周病検査などのその方の情報収集すれば、原因が特定できていきます。原因が特定できれば
治療も素早く的確に無駄なく行えます。また、慢性的な痛みに受診せず安易に薬を買って飲んでるうちに、初期症状がわからなくなっている方もあるので、薬は自分で判断せず、受診して処方頂いてからのみ、飲み始めてからの変化を医師に伝え、検証することが大切です。このように患者さんの「体感」がとても大事だと当院では考えております。特に痛みは生活の質を低下させ、気分と肉体の衰えを招きます。我慢なさらず、「オノマトペ」を活用して医療者に伝え、十分なコミュニケーションをお取りになってください。「答えは患者さんの中にある」当院はこのことを大切にしたいと思います。