30代の男性。転職中に初めてお口のメンテナンスに目覚め、ご理解下さって当院にきちんと通われていました。通院中に、思うところあったとのことで、”義手・義足を作る専門学校”に入学され、同時にお口への関心も高まって、初診の初期症状はほぼ消失し、「要するに自分のお口の中に手間暇かけて手入れもせず、こうしてプロのお手入れにも通わず、歯医者は何かあったら行くところじゃなかったんですね!」と学習されました。その上で特殊技術習得の為学校へ入られました。それだけでもすごいのに、先日いらしたときにおっしゃったこと!「入歯(義歯)って大切な歯を失ったあとのリハビリですよね、どうして歯を失うことは大変な事!と思わないんでしょうか?腕や足と同じですよね。どうして歯だけは粗末にされるんでしょう」とおっしゃったのです。当院に来院され、このようなかかり方(メンテナンス)を知って、義手の学校に入って初めて気がついた!と言ってくださり、このような患者さんが「歯の大切さ・歯科医院の利用の仕方がかわったこと」を種蒔き下さるのだとつくづくありがたく思ったことでした。どうぞ専門学校でしっかり勉強して、ご不自由な方々のお役に立つ技術者になって下さい。メンテナンスも続けて下さいね。ご理解下さって嬉しいひと時でした。 受付 佐藤