予報どうりの大雪(と言っても雪国の方には笑われてしまいますが)朝から電車をはじめ
混乱しています。こんなお天気の中、おひとりのキャンセルもなく、メンテナンスに
ご来院です。お一人世田谷からの患者さんが「行きたいけれどどうにも・・」というお電話
。残念だわーのお声にお取り直ししました。来院の患者さん方雪用のコート来て長靴はい
て重装備?でご来院です。
この雪の中ご予約通りに来て下さる患者さんに、当院は何をすべきか?問われます。
有難いを通り越し「お役に立たねば」と心から思います。おりしも身内の高齢者が
転んで顔面骨折。オペを受けましたが当然のように口の中にも被害が出てきました。
見ればプラークが歯にも入れ歯にも・・。聞けば不都合あって直す事以外に歯医者には行っ
てないとのこと。入れ歯を作った歯科医院も「何も言わなかったのか!」と腹も立ちまし
たがこれが現実です。前にも書きましたが、メンテナンス受けている方は全体の2%とい
う日本の現状。当院のメンテナンス患者さんには総義歯の方もおられます。入れ歯の方も
お口のお手入れ必要だからです。お口の中を・入れ歯を清潔にし、かみ合わせをチェック
し、食べられるお口に整えておくことが大切で、その必要を歯科医院は患者さんにお伝
えし、お教えしなければなりません。歯医者は修理屋だけではないのです。皆様の大切
な「命」「食」を支える任務があります。プラークコントロールされていない、汚れのた
まったお口の中・入れ歯で緊急入院した身内が情けない顔してベットに横たわる姿・
「前歯を失い、ヒビの入った入れ歯で食事せざるを得ない」患者さんを目の当たりにして
「歯を保つ・お口の中を維持する」ということは「人の尊厳を維持すること」と強く感じ
て病院をあとにしました。看護師さんと打ち合わせして無理のない口腔ケアをお願いし
て・・・。
この大雪の中、メンテナンスに見える「健康感にあふれ。自分の体は自分で守る」と理解
くださった患者さんのお気持ちにお応えする様に、切磋琢磨してお役に立ちたいと心から
思いました。皆さん足元気を付けてお帰り下さいますように。このお天気の中ご来院本当
に有難うございます。当院もお役に立つよう頑張ります。感謝。