猛暑です。電車に乗っても歩いていても、ペットボトルお持ちの方が多く皆さん脱水しな
い様に気をつけているのが見て取れます。でも中には、桃のジュースとか、甘い甘い炭酸
お飲みの方も見受けられ、お疲れで甘味が欲しいのでしょうが、歯医者としては気にな
ります。先日朝早く病院に行くため乗った電車では、若いカップルが、おいしそうな果物
ジュースやヨーグルトドリンク、はてさてレーズンの入ったポケットサイズのクッキーな
どを食べ始めました。仲のいいことはほほえましいのですが、お見受けするに20代後半
といった感じ。今日だけでいつもは家で食べてからなんでしょうが、通勤電車で朝ごはん
はちょっとね!と思いました。電車でお化粧することは脳科学の分野からご意見もあり
あまり感じよいものではありませんが、通勤電車でも食べたりするのはスマートでは
ありません。お茶がよくてなんでジュースや食べ物はダメなんだ!というこえが聞こえ
そうですが、歯医者としては、やはり甘みのないものをお勧めしたいと思います。歯が溶
けるからです。お口の中では脱灰(歯が溶ける)と再石灰化(溶けたものがもどる)が
いつも流動的に繰り返されていますが、やはりそれは歯の面がきれいになっていればこ
その話です。甘い飲み物、とろみのあるジュース・ポカリのようなものを飲みっぱなしは
歯の表面溶かしているだけです。もったいないです。うす甘い飲み物は本当に美味しく
一時癒されますが、飲みっぱなしは歯にはよくありません。歯だけでなくしょっちゅう
うす甘いもの飲んでいると、十分すぎる糖分接種となり、お腹が空かないので、きちんと
した食事をとることがなくなり、糖分過多で栄養失調のような状況になりかねません。
また冷たいものばかり飲んでいると、消化器も疲れてしまいます。暑いからこそしっかり
食事らしいものをとって暑さを乗り切ってください。ゆめゆめ甘い飲み物に誘惑されませ
んように。