昨夜のテレビで、すごいニュースをやっていました。なんと「尿一滴で早期のがんがわかる」というものです。しかもお薬とかレントゲンでなく、”線虫”(アニサキス)の活躍によるものだそうです!にわかに信じがたいことです。今まで早期発見の難しい膵臓がんやGISTにも有効とのこと。これは本当にスゴイことです。まだ発見されたばかりの状況なので、実用化には10年かかると、突き止めた研究者は言っておられました。二人に1人がガンに罹患する時代。少しでも早くと願います。そもそものきっかけがすごく、ある外科医が鯖にあたった患者さんの治療中に、アニサキスが異常に集まっている細胞があり、何故かピンときてその箇所を生検して見たら、がん細胞に食いついていたという発見だったようです。そこから線虫がガン患者さんの尿のにおいを好むことを発見し、共同研究してたどり着き、九大は国際特許を出願し、日立製作所などと健診システムの構築を進めているようです。「ピンとくる」これってとっても大切ですよね。伊万里有田協立病院の外科部長が「ピンときた」おかげで今後沢山の方に恩恵があるに違いありません。すばらしい発見です。人間ドックなどで腫瘍マーカーと言うのがありますが、なかなか初期のものは引っかからない、部位により得手不得手があるとよく言われていましたので、昨夜のこのニュースは大変な朗報です。アニサキスと言えば、よく烏賊のお刺身食べて七転八倒したと、悪玉のように言われていましたがびっくりですね。研究が順調に進むことを心より願い祈っております。「ピンときた先生」快挙でらっしゃいました。朗報です。