きっと今日仕事終わって寄っても、スーパーから消えてるんだろうなぁと心配なのが、ココナッツオイルです。昨日の健康番組で認知症予防に、大きな効果があると特集されました。今年初めにも雑誌にのって、このところ忘れっぽいと自覚の私は、早速に買いに行ったものの、近所にはなくある駅内の輸入製品の多いスーパーでようやく見つけました。
ココナッツは嫌いではないものの、チョコレートやクッキーに入ってるのが好き!のレベルなので、常温になったオイルの存在は知らずでした。はたして買ってみると白いクリーム状。湯煎するとと透明の液状になります。独特のココナッツのにおいがします。
当時の案内で、朝のコーヒーに小さじ一杯入れるとのことでしたので、やってみましたが「認知症に有効と聞けば積極的に入れるでしょうが、効果出るまで続くか自信ありません。嫌いじゃない私でもにおいは気になります」といった状況です。
そもそもなぜ「ココナッツオイル」かと言うと、認知症は「脳の糖尿病と言われる」そうですが、つまるところアルツハイマー型認知症は、脳のエネルギー不足で、脳内でブドウ糖が利用できない状態とのこと。なので”ケトン体”を与えればいいという理屈です。そのケトン体に「中鎖脂肪酸0・3%のココナッツオイルが有効」との説明でした。ケトン体と言うのは肝臓で脂肪が分解するときにできるものだそうです。ケトン体を増やすのに有効なココナッツオイルの他・炭水化物を減らすことも有効のようです。
ココナッツオイルは一日小さじ3・5杯を目安にとのご案内ですが、初めは小さじ1杯位から試してほしいそうで、下痢をなさる方も中にはあるそうです。それと肝臓悪い方・糖尿の方・腎臓悪い方は主治医と相談くださいとのことでした。でもお医者さんって、薬のことはご存じでも、栄養や食事の事詳しい方あんまりいらっしゃらないですよね。これが大変困ることです。お医者さんに中には、昨今の食事栄養の事鑑み、診療下さる方もおられるかもしれませんが、ほとんどの方は失礼ですが”医者の不養生な方”が多いとお見受けし、「栄養のことは専門でないので・・」とおっしゃる方がほとんどです!?
番組では、コーヒーにも・お味噌汁にも・炒め物にも・酢の物にも・・何にでもココナッツオイルを垂らしてと勧めていましたが、いくら認知症に効くからと、何でもおかずにココナッツオイル入れてたらそれこそ気持ち悪くなるし、日本食独特の旬のお野菜などの香りもどうなんでしょう?とチョコっと疑問に思いました。ココナッツオイルが認知症に有効なのはわかりましたが、これからの季節の山菜・筍・蕗・野蕗・・などの香りは香りで楽しんで、うまくココナッツオイルは取り入れないと、その独特のにおいで、途中でいやになりそうな予感もしました。
先日日本料理の村田さんの和食への思いを書かせて頂きましたが、本来のお料理というものを、大事にしたいと思います。日本料理は本当に完成されたすばらしい料理ですので健康に良いものの取り入れ方も、本来の姿を崩さない方法をとりたいなぁ~と思った私です。無国籍料理と言うのもありですけれど、日本料理の良さも大切にしたいと思う気持ちも大事に、健康に良いものを取り入れていきたいと思います。こうしてる間にもスーパーでは「ココナッツオイル売り切れ!」なんでしょうね(笑)確かに認知症は怖いけれど
食生活のバランスとって、楽しんで食事を頂きたいものですね。