元聖路加国際病院・小児科部長の細谷亮太先生は、子どもに対する姿勢とお気持ちの大きさに圧倒され、又ごくごく自然に子供をとらえて、丈夫な子供に育ってほしいというお気持ちにあふれていらっしゃるので、ついお書きになったものに目がいってしまいます。
この新聞記事も ★「食う寝る遊ぶ」が出来れば平気★ と副題がついています。そして
健康とは、何でしょうか?私が子供の頃、日本はまだ貧しく子供はみんな、鼻水を垂らして遊んでいましたが、今のお父さん、お母さんの中には、「鼻水が出たら医者に診てもらわないといけない」と、子どもを病院に連れてくる人がいます。
でも、”食う、寝る、遊ぶが出来ていたら人間は大丈夫です”。食欲がちゃんとあり、すやすや寝られて、機嫌よく遊び、熱もなければ、病気ではないんですよ。
小児科の外来は、危ない場所です。インフルエンザの子供や、水疱瘡の子供がいる可能性もあったり、お父さんお母さんの安心のためだけに、危ない場所にこどもを連れて行くのはやめておいた方が良いのです。ただし子供が幼いうちは特に、小児科の専門医をかかりつけにして置き、いろいろ相談できる関係つくりをしておくと安心です。医者を次々と変える「ドクター―ショッピング」はお勧めできないので、お医者さんが医学的なことはもちろん親よりよく知ってるわけですが、よい関係をつくって、子どもの症状の急変に相談できるようにしておくことが大切です。医者の判断だけに限らず、「どうもおかしい」「ただ事じゃない」と気づけることが、とても大切です。
と上手なかかり方を提案していました。
大事に至ったらどうしようと親だったら思うのは当然ですが、この細谷さんのお話し伺うと,本来人間って強いものなんですね。ただし「食う・寝る・遊ぶ」が出来てれば平気と
いう細谷先生の言葉を頭に置いて・・ですが。
子供を思えばこその細谷先生のお考え、参考になればとご紹介いたしました。