生理学と言う馴染みない学問からの受賞ですが、ニュースで聞けば聞くほど私達の身近でご貢献頂いている切っても切れない分野なんですね。
又、そのお人柄がすばらしい。
きりりとしながらも、あったかさあふれるお話しぶり。
「人の真似をしないこと」
「人の役に立つことをする事」
「失敗したっていいじゃない。次がありますよ」と心強いエール。
今後大村教授の研究のご発見により、心筋梗塞やがんにも有効性がわかってきているとか・・。
東大でご一緒している教授が、「プリペアードマインド」持ってる人に神様は微笑むんですよと尊敬を持っておっしゃっておられました。
又、他のコメンテーターは、「チャンスは備えあるものに訪れる」と言うパスツールの言葉を引用してその栄誉を称えてらっしゃいました。
それにしても、今までの受賞などで頂いたものを地元に還元され、小さい時にお世話になったおじいちゃんおばあちゃんに温泉をプレゼントしたり、お手持ちの絵画を寄付して美術館作り、市民が楽しめるようにしたり、そのお人柄に圧倒されます。ブレない研究者としての大村先生と、ノブリス・オブリージュにもにた皆さまへ還元したい・・と言うお気持ちのあらわれに、そのさりげなさに、テレビに向かって大きな拍手をお送りしたいと思います。
身近にいらっしゃる研究者も学生も、学問とは関係のない市民もが、こんなに皆揃って気楽にノーベル賞受賞を祝う風景に、ただただその幸せ感に驚くばかりでした。ノーベル賞がこのように市民レベルに身近に感じられるということも、大村教授の大きなご功績ではないでしょうか?そのさりげないお人柄に静かな感動を覚えます。