先日MITの伊東譲二さんの番組見ていたら、「サルガド」の文字が。何年前かブログ
でご案内した記憶がありますが、機会があったらどこかで「サルガド」の写真見つけて
ごらんになってください。ブラジル人・サルガドの目に映るエチオピア・マリの難民の
表情はとてつもなく清く、崇高ささえ感じます。私達が知りうる状況下においてです。
授乳中の母親の為に設置された「セーブ・ザ・チルドレン基金」が運営する栄養センター
での写真。配給を待つ女性の写真。ミグ戦闘機からの機関銃攻撃を避けるため、夜通し歩
いてキャンプに到着し、朝もやの中大木の元に座り込む難民の集団の写真には、思わず息
をのみます。言葉による説明が必要ない写真です。いろいろなことを考えさせられる写真
です。どうか、一人でも多くの方のお目に留まりますように。生きるということと、死ぬ
ということをサルガドが撮る。ジャーナリストであり芸術家である稀有なカメラマン・サ
ルガド。今この時期だからこそ、サルガドの写真集をひっぱり出して、ページをめくりた
くなったのでした。