食べる楽しみをもう一度

先週のプロフェッショナル(NHK)は、訪問管理栄養士の中村育子さんでした。

食は人生を映し出すと、さりげなくさりげなくアプローチして、気付いたら自然に

食べられていた・・という風でしたが、そこまでに周到な準備と検証なさっていました

昨今いわれる、嚥下性肺炎は本当に怖いので、このような管理栄養士だけでなく

摂食嚥下の専門歯科医も携わっていました。中村さんの地道な活動が、寝たきりで

外へ出られなかった方に、「食べるということで人に底知れぬ力を与える」ことを

示しています。しかも強制でなく、本人のやる気を引きだす話術の見事さ。それは

意図してできるものでなく、「何とかして差し上げたい」というお気持ちの表れでした

「口から食べるって、どんなにうれしいかね」とさりげなくにこにこなさる温厚なお顔に

このような方に支えられているんだなあと、老々介護中の私は、頭が下がる思いでした。

接触嚥下の専門、日本歯科の菊谷教授も、「いや素晴らしい。僕たちの知らないことばか

り教えていただいています」と謙虚でした。皆様それぞれに頑張ってらして、私達も

少しでもいただいた知識・知恵をお伝えしようと思います。みんなで種まき種まき・・。

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