行定勲監督。セカチュー・GOの・・と言われて久しいですが、ご本人は苦笑いです。昔は
ADだったそうで、そのころの先輩はあの香川照之さん。東大卒の頭のいい方で厳しかっ
たけれど勉強になったとおっしゃっていました。行定さんおっしゃるに「悪いことも映る
のが映画」だから面白いんだけど・・。吉永小百合さんから絶大な支持を頂き「行定流
”女性の乗せ方は?」の質問に 「絶対説得はしないの。ご本人が自分で考えて決心なさ
って前に進めていかれれば・・」と、女優の長澤さんが16歳の時、役作りとはいえ、髪の
毛を剃ったことを聞かれてのお答えでした。「髪剃ってくれ!」と指示はしなかった・・
と。かつらをつけること・CGという選択もあったが・・と。「人の気持ちを想像しながら
仕事を進めます」と。ご希望で忌野清志郎の「イマジン」が流れました。
ダメなときはなぜだめだったか?分析して考えるの。評価を無視せずどう受け止めるか?
じゃないの? ギラギラせず落ち着いたお話ぶりに、映画見に行きたくなりました。自然
体で飾らず、それでいて誠実なお答えぶり。なんてステキな方だろうと思いました。