とはいっても、皆様にケアを提供する歯科衛生士の話です。
5年前から年一回アメリカから、歯周病専門医・中山先生のご指導受けていますと、いつ
も姿勢・ポジショニングの指摘受けます。歯科衛生士の仕事は、お口の中の歯の根元につ
いた大変硬い歯石を相手にするので、姿勢・力のコントロールが大事なのです。
就業中の歯科衛生士さん、仕事中に手のにぶりを感じたことはありませんか?日常的な
疲労感から、手指に腫れなどを感じたことはありませんか?歯科衛生士さんは、手根管
症候群(CTS)になりやすいのです。その予防のためにも、患者さんのチェアの位置は適
切ですか?上腕や手首はニュートラルポジションですか?スツールに深く腰かけ背筋を
伸ばしましょう。両膝を開き下半身を安定させましょう。手首を締め付けないグローブを
使いましょう。仕事の前中後に、ちょっとしたストレッチをしましょう。又グー・チョキ・
パーのような、手話のように手や指をこまめに動かすハンドエクササイズが、意外と役に
立ちます。歯科衛生士さんは、皆様のお口の健康になくてはならない方ですので、ご自分
の体、特に手や指を大事になさって、どうぞ長くお仕事続けられますように。