以前にも一度書きました患者さんのユニークなお話です。昨日もメンテナンスにいらし
て「アーさっぱりしたわ!」とおっしゃって帰られました。70を過ぎてらっしゃるのに
薄いピンク色の歯茎・しっかりして硬そうなたくさんの歯・つやつやした歯の表面。このよ
うになっていれば口臭など微塵もありません。大きなお口開けて大笑いなさっても、何の
違和感もなければかえってステキです。「こうして何か月にいっぺん、きれいにしていた
だくと日ごろの手入れの足りないところもきれいになって、本当に気持ちがいいわ!やっ
ぱり、歯ブラシとフロスよね。」と嬉しそうにおっしゃいました。この方こそ、当院で歯
科衛生士がデンタルフロスを初めて紹介した時、「アッこれこれ、映画プリティウーマン
で、ほら、リチャードギアの。映画の中で、ひものような物を口に入れてごしごしやって
るの、何だろうとずーっと思ってたの。これだったんですね!デンタルフロス。それで
アメリカの人ってみんな歯がきれいなのね!」とおっしゃって受付で大盛り上がりでした
こんな風に映画などで面白いところに気づいていらっしゃるんですね。びっくりしました
どんなきっかけでも、良い習慣を取り入れたほうが勝ち!です。そういえばアメリカの
コマーシャルに「Floss or Die」なんて言う強烈なものもあるとか?特に 歯周病菌が
相当悪さをすることがわかってきたので、ベトベト・ヌルヌルしたお口の汚れは歯ブラシ
だけでなくぜひデンタルフロスを習慣になさって、歯周病のリスクを軽減ください。
いろんなデンタルフロスが出回っていますが、汚れがよく取れてスムースに使えるものが
あります。その方の歯の状況に合わないフロスは、かえって詰め物をチップしたり傷つけ
たりしますので、ご相談ください。歯ブラシもフロスもお選びになって、害がなく効果的
なものをお使いください。皆様のお口の健康に助けとなるものが豊富に出てきましたが「
その方に合ったもの」というのが大切です。私にいいからあの人にも・・はありません。
歯ブラシ・フッ素・デンタルフロス等その方の状況に合わせて選びましょう。又身体状況が
変わればお手入れもおのずと変わります。その位お口のお手入って、こまめに対応してこ
そと思っております。ご自分の歯と歯茎大切になさってください。