桜の樹がすっかり新芽となって、きれいな若緑が又楽しませてくれています。
3月4日ブログ「プロフェッショナル」で書いた長井鞠子さんの本が出ました。穏やかな
堂々たるおしゃれなおばさまの写真に魅せられ買いました。頬杖の写真が実にステキな
カバーです。TVで拝見して、すっかりお仕事の姿勢に魅了されました。又日本語のひだ
を、言葉を発する方の心・ニュアンスを、懸命に同時通訳しようとなさる姿勢に打たれま
した。この中で、人間は社会的な存在であるかぎり、一人では生きていけません。まして
やこれからグローバルな世界で渡り合うためには、心は熱く、頭は冷たく、言葉を武器に
するべきでしょう。せっかく発言するなら、人の心を動かす言葉を発したいものですと
あとがきで語っておられます。先入観と固定観念だけから判断せずに、人間だけが持つ
「言葉の世界」にこだわっていきたい、「言葉は残る」ということですとおっしゃる若々
しくエレガントな長井さんの眼差しは、中曽根さん・小泉さん・ホーキング博士はじめ国内
外の著名人の同時通訳を生業とする長井さんならではの、大切なメッセージと受け止めま
した。ステキなご本です。ぜひ本屋さんで探してみてください。