もうみなさんご存知のように、ローザンヌバレエコンクールで、日本の男女の高校生
二人が一位・二位を占めました。実に伸び伸びと踊る姿・落ち着いて堂々たるお二人の
バレエにびっくり致しました。インタビューにもちゃんと答えて「バレエ始めた動機
?好きな女の子がやってたから・・」このフレーズも屈託なくていいですね。このロー
ザンヌバレエコンクール、以前より実はひそかにファンで、随分前から観て(聞いて?)
おりました。
ダミ声の厳しいご年配と思われる女性の審査員がいて、そのコメントが痛快で観ていた
(聞いていた)のです。例えばドンキホーテですごいパフォーマンスをする者がいても
「アラアラ、どうしてあそこであんな風に踊るかしら。それにあの衣装・田舎くさくて彼
を台無しにしてるわ!」など辛らつな批評が結構的を得て、人気?でした。最近の審査員
のコメントは以前に比べ大変穏やかです。
なぜこんなに日本人は強いのか?に熊川哲也さんがこう答えています。「勤勉な上、日本
ではコンクールが商業的にしょっちゅう行われ、アピール慣れしている。又海外ではオー
ディション受けて国立のバレエ学校に入って始まるが、日本では「習い事」として気楽に
スタートし皆平等にチャンスがある」とのことでした。習い事として通わせているお母様
は、バレエ始めて粘り強くまた・美しい音楽を聴き心が豊かになるとおっしゃっていまし
た。体格も欧米と引けを取らなくなったと熊川さんも言っています。オリンピックのスノ
ーボードのニュースにも15歳・17歳が話題です。先日の小保方さんに続き、若者の話
題は、ぶり返した寒い中にぽっと咲く梅の花のように、「やるなあ!」とステキな話題で
した。世界の強豪の中でのびのび演技する日本の若者に未来を感じ、豊かな時代の到来を
感じました。 もっと多くの方にチャンスが広がるといいですね。日陰に雪が残る今日こ
の頃、近所の紅梅が満開となりました。これからロイヤルバレエ等に留学して、研鑽積ま
れるのでしょうが、吉田都さんのようなご評価を得て、ますますステキに活躍されますよ
うに。ブラボ!ブラバ!