涙を流したらすっきりした、そう感じたことがある人は多いのではないでしょうか?涙がストレスを軽くすることは、科学的な裏付けもあるようです。なかでも感動や共感で流れる「感涙」がいいらしい・・。
最近は、積極的に涙を流す「涙活」を取り入れてる会社や学校もあるそうで、それはどうなんだろうと私は思うけれど・・。これに参加した方の一人は「無理やり泣くというのはわざとらしいと思っていたが、ストレスを無くすための前向きな行動だとわかった」と、又「泣けるツボは人それぞれ、人生経験が投影される」と仰っています。
先日ヒューマニエンスにも出てらした、東邦大学名誉教授・脳生理学の有田秀穂先生は「感動・共感で流れるなみだが大事、脳の動きと関係がある」とおっしゃいます。
有田先生によると、心の琴線に触れて感動したり共感したりすると、まず大脳の前頭前野が強く興奮する。信号が送られ、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられる。「交感神経」から。リラックスしている時や寝ている時の「副交感神経」に切り替わるんだそう。
こうした一連の仕組みによって、涙が流れる→それまでのストレスで一杯だった脳の状態が、すっきりとリセットされるんだそう。
泣けるツボも、親子愛・動物愛・友情・スポーツなど様々なジャンルが考える・・。
コロナ禍で外出もはばかられ、ストレスもたまりがちだった・・。
22日世界一になった日本の野球・侍チームだが、ここに至るまで、各国強豪との接戦で、日本チームの活躍に涙ぐんだり、うれし涙だったりした。野球が好きとか嫌いに関係なく、一生懸命挑戦し、励ましあう姿に涙腺緩んだ方も多いと思う。何より楽しんでる様子にこちらまで夢中になって!
ヒューマニエンスで、女性MCの方が「他番組だけど、子供のおつかいの番組、あれ泣けますよね」と言ったとたん、わかるわかる・・と、ちっちゃな子が買い物袋を引きづりながら、買うものを忘れないようにブツブツ言いながら歩く姿の映像が蘇って、涙目で聞きました。
人体の仕組みって本当におもしろいですね