俳優 國村隼さんの作家・田辺聖子さんからの言葉、と言う記事を読みました。有名なカモカのおっちゃんで知られた夫の医師がモデルの、連続テレビ小説で交流を深めたそうです。「田辺さんのご自宅でお酒を飲みながらいろいろなお話しをうかがったが、中でも活字離れを憂えてもらした一言が忘れられないと。
「本を読まへん大人が増えた。そやから“コドモ”みたいな国になってしもたんやわ」と。
田辺の言う“コドモ”とは年少者ではなく、言葉の膨らみを組みとれないとの意味でもある。例えば「忖度」。
相手を推し量るという思いやりの言葉が、昨今は上司らの心情を慮って行動する意味になりがちだ。「言葉が矮小化されていることに何か幼稚なものを感じました」
自身も本の大切さを再認識させられた言葉だったと。「本を通じて言葉や物語、違う価値観に接することで教養と想像力、コミュニケーション能力が養われる。それが大人のたしなみだと思うのです」
ため息つきながら、小さな新聞記事を読みました・・。