喫煙者など注意 加齢も要因

先日「持病の重症化リスクどれぐらい?」と言う記事に、看過できない説明がありました。

よく基礎疾患基礎疾患と言われますが、何のことでしょう?
厚労省の「診療の手引き」は今回のコロナの重症化しやすい基礎疾患として次をあげています。 
  ・がん
  ・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  ・慢性腎臓病放つ
  ・2型糖尿病
  ・高血圧
  ・肥満(BMIが30以上)
  ・喫煙         これらをあげています。加えて米疾病対策センタ-(CDC)
              は昨年12月、リストにダウン症を加えました。

例えばこのCOPDは、重症化リスクが何と!5・7倍になるという報告があるようです。COPDの原因の90%はタバコ・喫煙です。国立国際医療研究センターの呼吸器内科の放生雅章診療科長は、「当院で亡くなった人は喫煙者が多い。悪い生活習慣で重症化する病気と言える」と述べています。

このCOPDは以前より、このコラムなどで取り上げていますが、喫煙者のほとんどが罹っていると言われる、COPDの人数=喫煙者の人数の怖い病態です。

コロナに限らず、喫煙していて影響のない疾患(病気)はないので、周りの方もやさしく声をかけて、禁煙に向かえるよう力を貸してあげましょう。

禁煙出来ないのは、意志が弱いのでなく生活習慣になっちゃってるだけの話です。吸ってる方も、「やめたい」「やめよう、お金かかるし、体に良くないし」ときっとわかってるはずです。禁煙を応援しましょう!