新型コロナウイルスにより、自粛などと言う期間を経て、更に猛暑を乗り越え、またもや感染拡大。生活パターンの変更余儀なくされ、いまいち気分がすぐれない、やる気が起きない、眠れないなどの不調を感じている方が多いようです。
この不調は、うつの初期症状かもしれないと、テレビでお馴染み、順天堂大学の小林弘幸先生が、ご説明と手軽にできる改善方法を述べてられるのでご紹介します。
うつ病は一般的に、大きなストレスに直面してから2~3カ月以上経てから発症するそうです。”幸せホルモン”と言われる「セロトニン」が低下することによって起こるが、脳にはある程度のセロトニンの貯金があるので、すぐには枯渇しない。しかし長引くコロナ感染症の不安や心配が続くことで、脳が耐え切れずに「病気」として現れる可能性があるということです。
セロトニンは、トリプトファンという体内で合成できないタンパク質から作られ、このトリプトファンは、アーモンド・カシューナッツ・くるみ・小豆・インゲン豆・大豆などに多く、一日に必要なトリプトファンを摂取するには、ナッツ類を10粒、豆類を30粒ほど召し上がることが必要だと仰っています。なかなか大変ですが、ちょっとずつでもやりたいですね。
また、セロトニンが作られて脳に取り込まれるには、ビタミンB6と炭水化物が必要となり、特にバナナ・キウイフルーツ・イチジクのようなトリプトファン・ビタミンB6・炭水化物がバランスよく含まれているフルーツを毎日どれか取り入れるように提案されています。バナナなら身近に利用できますね。
さらに、セロトニンは太陽の光を浴びることで合成が高まるので、朝起きたら窓を開けて朝日を浴びることも大切だそうです。
そうは言っても、なかなか友人とワイワイおしゃべりも出来ず、家族との食事でも出来るだけおしゃべりしないで!との注意が大切な、コロナ感染予防の今日この頃。
生身のコミュニケーション不足が、何とも不安といら立ちを増しますね。
時には、紅葉する、落葉する樹々に目を留め、流れる雲に目を留め、テレビに中継される各地の季節感あふれる画像に目を留めて、「ワァ~キレイ・・!」とつぶやいてみませんか?
私は、以前ここにも書いた、アルフォンス・デーケン先生の言葉、「にもかかわらず笑う」を実践中。さらにテレビに向かってひとりでブツブツ言ってます。家族には迷惑そうですが・・。
そういえば、昔加藤タキさんのお母さまの講演を聞きましたら、テレビで国会議員が下らない発言すると「このバカもん!」とティッシュ丸めてテレビ画面に投げるのよ・・と仰って痛快極まりなかったです。
いろんな発散の仕方がありますね。
コロナまだまだ収まりそうになく、不安は募りますが、どうぞどうぞ一人で悩まず、周りの方に溢してください。
大なり小なりみんな不安でいっぱいです。
愚痴や不安を溢しあって、もう少しもう少し踏ん張ってみませんか?
銀杏が色づき始めました・・。