喫煙者の気管支の細胞は、タバコを吸ったことのない人と比べ、遺伝子が平均で5,000個多かったという、トピックスです。
遺伝子変異は発がんに関わり、がん細胞に多いことは知られていたが、正常の細胞も喫煙によってダメージを受けることが裏付けられました。
タバコの煙には約70種類の発がん性物質が含まれ、様々ながんの原因になる。ただ、体内の正常な細胞が、喫煙でどの程度の影響を受けているかは十分検証されていなかった。この研究では、一つの細胞の株ごとに遺伝子を解析しこのような結果を得ました。
その結果、たばこを吸わなくても遺伝子変異は、平均年22個のペースで増えていた。それに上積みする形で、喫煙者の細胞では平均5,300個、やめた人でも2,330個多く変異があることがわかったそうです。
サンガー研の吉田健一・日本学術振興会海外特別研究員(腫瘍生物学)は
「喫煙をやめれば遺伝子が正常な細胞が、回復する可能性がある。ガンのリスクを減らす禁煙の重要性を示してる」と話しています。
喫煙者は、やめられないだけで、理由があって吸ってるわけでないのです。「やめられないのは意志が弱いから・・」などと言わずに、禁煙・断煙出来るように応援しましょう。
今回のコロナウイルス感染も、喫煙が関わっていることが言われております。「感染のリスク」と言われています。この事実を踏まえ、やめられない方を支援する仕組みも、更に必要と痛感しました。
禁煙出来ずにおられる方、電子タバコ・加熱式タバコでしのいでる方、コロナを契機に、思い切って禁煙しましょう!応援致します!