日本では、歯周病のメンテナンス=PMTCと考えている歯科医療従事者が多いと、以前の自分達の反省もこめて中山先生のトレーニングを受けるようになって痛感しました。患者さんのお口の中の状況をつぶさに診て、正しく診断できる目を養い、状況に合わせて適切なスケーラーを選び、スケーラーは常に砥いでおき快適に処置する。同じように自分のスキルも知識も常に磨いておく。
この地道な歯科衛生士さんの仕事が歯周病のスタンダードなメンテナンスとして尊ばれ評価されれば、結果的に患者さん方の歯肉の改善につながり、その喜ぶお顔を見てこちらも嬉しくなるものです。このデリケートで寡黙な仕事を、DRも他のスタッフも理解して共に成長出来れば幸せです。患者さんや社会に喜んでもらおう、快適になってもらおう、そのゴールに向かって、できるだけ力をひきだしあいましょう。仕事の面白さ楽しさは、毎日予定した事をたんたんと終わらせることでなく、面倒な事・難しいことも学びとして自分の引き出しに蓄える余裕と獲得感が大切と思います。努力なさった事はどんな形でも必ず実ると信じています。