「厚労省は3月6日新たな減塩目標を公表しました。「高血圧を引き起こす要因」と賢い減塩を勧めています。
今まで 男性 11・1g→ 8g
女性 9・4g→ 7g が目標とのことです。
食塩の摂取量ワースト一位は 中国 次が日本
日本は特に”みそ””醤油”文化の国ですので、つい摂りすぎるのでしょう。しかしながら
循環器疾患(心臓病や脳卒中・・)の他腎結石・骨粗鬆まで塩分が関係しているそうです
血圧は加齢によって上がることが多いですが、食塩摂取量が多いほどこの上がり方が強く
なります。諸外国から見ても日本人の摂取量が多いのは日本人固有の食生活にありますが
実は、外食や加工品からの摂取量も大きな割合を占めているのです。「減塩」=美味し
くないと思われがちですが、最近若い方もスチーム料理・蒸す調理法を取り入れる方も多
く関心が高まっています。又食塩摂取は胃がんの発症とも関係しているので、「今」始め
てほしい減塩です。新潟県では「にいがた減塩ルネッサンス運動」と名つけて県民の
摂取量を10年で2g減らす目標掲げ、今好きなだけとって将来我慢するか、少しずつ楽
しむか考えようと提案しています。WHOでは健康的に食べられる量として一日5gを推
奨。日本人の摂取量から見ると達成は難しいようですが、「今の頑張りが将来の健康に繫
がる。時間軸で考えてほしい」と専門家は伝えています。かといっていきなりすべての料
理の味を薄くするのでなく、わかるかわからないかと言う程度から始めるといいようです
す。突然味が変わると家族も戸惑います。すべての料理の味をいっぺんに変える「全部
型」でなく、多様な味付けの中から薄味でも飽きない食卓。素材の味を意識した食事を
勧めています。ちなみに我が家では、この季節、新キャベツや新玉ねぎが柔らかく瑞々し
いので、ざく切りにしてフライパンにいれ、ヒタヒタのお水とオリーブオイル少々で
蓋して沸騰させ、湯切りしたらそのままお皿に盛って、レモンやお酢または少量の塩コ
ショウだけで頂いたりします。旬の野菜は甘くやわらかくびっくりする量が頂けます。
その時々、オリーブオイルの代わりに、豚ばら肉・ベーコン等あり合わせと彩を考えるの
も楽しいです。キャベツを白菜に変えたり、セロリの葉っぱをあとから加えたり、お好み
でありです。そしてこのような火の通った野菜を先に食べ始めると、血糖の上昇も緩やか
です。減塩は「お塩」を何が何でも減らそうでなく、食材の塩分含有量を知って、上手に
利用し、やさいや加工品の組み合わせと素材の味を意識すれば、結構楽しいものです。
私も大好きで食べ過ぎるきらいのあるのが、練り物。ちくわやさつま揚げなどです。ちく
わを一本ビールのお供に食べたしにゃ、2gくらいの塩分取ってしまいます。食事
は楽しんで、かしこく減塩したいものです。
「あなたはあなたの食べたもので出来ている」 まさしくその通りです。 頑張ろ!
★参考までに 塩分の多い(と思ってないことが多い)食品の代表を
食パン一枚 約0・8g
お味噌汁一杯・ちくわ一本 約1・8g
塩鮭 一切れ 約2・5g
親子丼 一人前 約3・0g
きつね蕎麦(おつゆも含む) 一人前 約4・5g
ラーメン一人前(おつゆも含む) 約5g
又みんなの大好き肉じゃがですが、煮汁100gでは一人前の食塩摂取量 約2・2g
煮汁200gでは 々 約1・7g