本当は鶏そぼろを作って、混ぜご飯にする予定が、手綱寿司風ご飯になりました。結局食べるときは混ざっちゃいますが、ふたあけた時はちょっと楽しいです。
ほうれん草はだし醤油で絞り、ニンジン・干し椎茸は甘めに煮ました。下のご飯は生姜酢で酢飯にしてあります。どうってことないお弁当ですが楽しめました。
健康応援ブログ
「AI vs 教科書が読めない子供達」発刊されたのは2018年ですが一年以上たってもロングセラーのようです。待合室にも置いてありますが結構読まれています。
数学者である著者の新井紀子さんは、AIの実力を確かめるためにAIに東大受験を課します。しかし数年の挑戦にも関わらず、偏差値は57に止まり、合格しなかった由。AIは暗記物や計算は大得意な反面、「意味」や「曖昧さ」が処理できないという致命的な欠点があり、それらを必要とする英語や国語の読解では得点が出来なかったようです。
そんな欠点があるAIが、なぜ偏差値57も取れてしまうのかと調査の結果、現在の受験生(のみならず日本社会全体)の「読解力の低下」にあるとの結論に至ったそうです。昨今散見されるネット上の論争も、読解力のなさからそうなってしまうと見受けられるというのが新井紀子さんの見解です。
この読解力ということに関しては、先日他の番組で、AIにはできない読み解く力の欠如が言われていて、読み解く力=単に「読むのではない!」と強調して言っていました。なんかモワ~ッとわかるのではなく(雰囲気で何となく読むのでなく)読み解く力をつけて欲しいと今のお子さんや若い方にメッセージでした。
読解力の低下の問題というより、姿勢の問題という見方もあるようです。未知の対象に虚心に向き合わず、何らかの前提をもって、あるいは先入観に引きずられて対したときに、相手の姿は必ず歪む、それを仏教で「虚妄」というそうです。
「虚妄」は丁寧の対極にあり、自分の勝手と都合が作り出すものだそうです。雑に自分勝手な読解で、見える世界を歪めながら生きていないか、振り返ってもいいかもしれません。でないとその座はAIにたやすく奪われてしまいそうです。
チコちゃん!
こんなに急激に有名になり、老若男女知ってる番組も久しぶりではないでしょうか?
「ボーッと生きてんじゃね~よ」のきつい言い方も、巷では笑い話に出てくるほどお馴染みで知れ渡っています。キャリアのあるNHKの女性アナウンサーの、あのあったかい声がなんとも番組をいい雰囲気にまとめて下さっていますね。
見逃すこともありますが、毎回「エ~ッ!」とびっくりするばかりの答え。いい刺激になっています。最近友人同士でも、ちょっと会話につまづいたりすると「チコちゃんに叱られるよ」と言われる始末。皆さんのまわりでもそうではありませんか?
私的には、カラスのキョエちゃんが好き。
最初からいいキャラクターだなと思ってみてましたが、なかなかですね。「岡村のバカァ。でも好き~」には思わず笑っちゃいます。こんな風に「バカァ」って言えて、笑い飛ばせる世の中がいいですね。
そう思って思い出すのは、毒蝮三太夫さん。
よく移動中の車で聞いたりしてましたが、「ババア」とか「くたばっちまえよ」なんて乱暴な言葉を言ってますが、悪意がないですよね。そういわれて喜んだり、言い返したりしてくる相手にだけ言ってるわけで、いつもナイスフォロー!
本当に病気の重い人にそんな言い方するわけありません。
「あんたの見方だよ」と伝わる相手にだけ言ってらっしゃるんだと思います。笑顔で言ってるから受ける側もつい笑っちゃうんでしょうね。つまりからかってるわけですね。
からかうって、毒蝮さん流に言えば「相手に愛情なければ、おせっかいもやかないだろうし、かまおうともしないはず。存在を無視するだけだろうから」と。
カラスのキョエちゃんの「岡村のバカぁ~、でも好き~」に毎回笑いながら、ほっこりしている私です。世の中がこんな風にのりしろもって過ごせるといいなぁ。
ポリ・ファーマシー!
多剤投与が言われて久しい昨今ですが、最近では、テレビでも放送されるようになりました。
随分前このブログにも書きましたが、この地区の薬剤師さんからも、一昨年の三師会でこのポリファーマシー問題が指摘されました。発表された薬剤師さんからは、特に高齢者の多剤の問題が提起され、ご説明や指導が難しい現場の状況も報告されました。
今回テレビで見たスゴイかかりつけ薬剤師は、「スーパーかかりつけ薬剤師」で、拝見してビックリでした。100人近く患者さんを地域でサポートしているそうです。
➀お薬に限らず、病気のことも気軽に相談に乗ってくれる
②脈はかってくれたり親身に話を聞いてくれる
➂24時間対応(とのことですが・・)と評判です。
60円から100円の手数料かかるそうでした。患者さんと対面下さった上で、必要なら医療機関につないでくれ、介護の相談にものって下さるので、ご高齢者が安心しきったご様子でした。
当院そばのドラッグストアの薬剤師さんもなかなか、特に高齢者に親切で、何度も何度もの同じ問いにも、根気よく聞いて「何なら主治医の先生に、お薬相談してみましょうか」などと対応されています。又お薬手帳忘れたり、実物を持ってきて相談の方にも、調べて口で言うだけでなく、紙に書いて「これはこう、こちらはこう・・」とまあ親切に対応されていてビックリしました。のみ方聞いてもわからない、忘れちゃう・・なんて方にも、いつも根気よく教えて差し上げている様子に出くわしますと、偉いなぁ~、根気のいることだなぁと感心します。
誰もがスーパーかかりつけ薬剤師にはなれなくとも、ちょっと気にしてあげる、面倒がらずに説明し直してみる、こんなことかもしれませんね。薬剤でなくとも当院でも心がけなくては・・。
ご高齢者も、話すと、又聞いてくれると不安が消えるということでしょう。
それにしても、たーくさんお薬出すお医者さんの多いこと!
患者側も「何の薬ですか?」「飲むとどうなりますか?」「飲まないとどうなりますか?」いろいろ聞いて薬飲んだ評価を必ずしてもらい、意味なくズルズルのんだり、勝手に中止したりしないことですね。
ましてや飲まずに捨てるなんて、医療費の無駄遣いです。
とてもよく説明下さる先生も中には居られますが、そのようなお医者さんばかりではないし、ご高齢になると会話に時間もかかり、つい端折って対応するお医者さんも居ます。お医者さんに聞き直せなくて、かかりつけ薬剤師さんに面倒見てもらうなんて本末転倒ですが、それでもお世話くださる薬剤師さんがいる方はラッキーです。
患者さん側も臆せず、ご自分の飲むお薬のこと主治医に質問してください。難しいけれど、やらないと何も変わりません。
ようやくインフルエンザも下火になりつつありますが、まだ油断はできません。
そんな折、面白い番組を見ました。浅草雷門で外人観光客に「咳するときどうするの?」とインタビューしてたのです。ところがです。外人観光客の老若男女の多くが、みんな自分の利き手の肘の内側で、口や鼻を抑えるのです!女性もです。
ビックリした日本のインタビュアーが、「えッ何で?」と聞くと、小さいころからそう教えられていたそうな・・。ヘ~っ!!
アメリカでは、セサミストリートのキャラクター使ったCMで「肘を曲げたところでクシャミしてね」と放送されてるそうです。
WHOで作成のポスターには Sneeze like a vampire!とあるとか・・。
(vampireって、ドラキュラ?)
ちょっとお行儀悪いような気もしますが、理にかなってる「国際的咳エチケット」やってみようと思います。ひじの内側ってめったに触りませんものね。な~るほど。
年齢がバレますが、小さい時田舎では”はなたれ小僧”がいて、よく学生服の袖で鼻水ふいたりするので、いつもピカピカ!?でした。汚な~い!と思ってましたが、実は国際的エチケットだったかもです・・(笑)でも拭いてたのは、袖で!ひじの内側ではなかったですね。言われてみればひじの内側って触りませんね。ガッテン!
ようやく雨・少しの雪が降って久しぶりのお湿りになりましたが、乾燥は相変わらずです。この冬は堪えますね。乾燥・・。保湿剤や加湿器ではとても追いつかないカサカサ度です。若い方に比べ私などは本当に堪えます。美容の大敵!!
ビックリしたのは動物園のゾウ。
新聞記事によると上野動物園のアジアゾウは4頭とも、冬の間保湿処置が欠かせないんだそうです。放っておくとあかぎれやひび割れを起こし、表皮から出血するそう。からだの大きさとは比例した繊細さですね。特に弱いのは、頬・耳・爪・わき腹・尻尾の先あたりだそうで、飼育係は初冬から春先まで毎週、たっぷりのオリーブオイルを「刷毛で」塗るそうです。なめても害はなく、塗る度くすぐったそうなそぶりを見せるとか?ゾウも飼育係のきめ細かいお手入れを喜んでいるのでしょう。このお手入れは30年来続くのだそうで、高温多湿の森や密林から来た動物ゆえ、厳しい日本の冬の乾燥には対応できないんだそうです。
この記事を読んで少し笑っちゃいました。同じこと言ってました。
私もこの仕事して長くなりますが、院長も私も、院内で唇が渇いて皮がむけそうな方や、肌がカサカサしている方には、ずいぶん昔から「安いのでいいからオリーブオイルを塗って下さい。たとえ口に入っても害はありませんよ」とお勧めしていたからです。昔はこんなに、家庭にオリーブオイルが一般的でなかった頃は「サラダオイル」と言ってたのを思い出しましたが、アジアゾウさんと一緒でした・・!
どうぞ皆さんも、朝晩クリームやオイルでこまめにお手入れください私は洗顔後の蒸しタオルを実行しています。目にもいいと眼科主治医も推薦。効果あるといいなぁ。
おっと、栄養不足も響きますので、タンパク質・脂・ビタミンまんべんなく食べて下さいね。冬場のダイエットは危険ですよ。皆様しっかり食べましょう。
途中から見た番組でした。
カッコイイ若者が車いすに乗って何やらイベントに参加中。まわりの方が手を差し伸べているのでわかりました。
彼はALS、段々に進行する中「限界を作らない生き方を示す」ことにチャレンジしようと”with ALS”を立ち上げた武藤さんその人でした。
若くしてALS の診断を受けた時には「なんで僕が・・!」と「命の有限を知った時はショックだった・・」と。
診断受けた後結婚したという奥様の、何と軽やかなお世話のなさりよう。若いカップルのステキな病気との付き合い方に感動すら覚えました。最初は全部担っていた奥様も、最近は週何回かヘルパーさんの手を借りることになさって、ご自分たちなりに、とてもうまく乗り越えてらっしゃるご様子。そうは言っても大変でらっしゃると拝察しました。
今の若い方って、本当にすばらしい。
私なら、めげるなぁ~という状況も、カッコよく乗り切ってらっしゃる。ステキ!と感じるほどご病人らしくならずに、本当に軽やかだなぁ~。こういう言い方しては失礼なのかもしれないけれど、私だったらあんな風には行かず、もっともっとめげていかにも病人って風情になっちゃうだろうな・・。
その武藤さん、患者さんご本人がご自分の今までやってきたことを生かし、何とかALSの方に役立てないか・・と積極的にご活動中。それがそれがまた実用的で感性がすばらしいのです。ですのでそれぞれの分野のプロが、お気持ち同じくして協力なさるのでしょう。
例➀眼鏡メーカーとタイアップ。照明に反応する眼鏡・・の開発
②ALSの患者さん用の洋服の提案・シンプルでかっこいいのです!
ご自身の経験から、洋服のボタンは→マグネットに
ジャケットの袖にICカードがすぐ出せるポケット(一人で外出
時カードが取り出せず往生したご経験から・・)
➂ラジオのDJ しゃべるのも大変だけれど、事実を伝え・・今の自分がしゃべれる状
況をそのまま伝える
今後TSL(意志・欲求が伝えられない最終段階)になる前に、今出来ることを精いっぱいやる!と強い決意を仰っていました。なんとも前向きでカッコイイ武藤さんです。
又、慶応大学と共同で、「脳波による意志疎通」の可能性を追求されていて、今まで目の動きが最終的に残ると言われていたけれど、それも厳しくなった時に「脳波による意思疎通」に期待がかかっていて共同研究中です。こうして大変な毎日の中にも、ご自分だけでなく同じALSの患者さんに、どうしたら恩恵があるか・・日々実践されている積極的な生き方に目を見張りながら、尊敬とそのお気持ちのすごさに共感しつつ応援したくなりました。
限界を作らない生き方。
口で言うのは簡単ですが、強い気持ちが必要です。
でもやろうと思う気持ちが、前に進む原動力になるのでしょう。
少しでも真似たいと思いました。
昨日のニュースに、エッと思ったのは私だけではないと思います。
思いがけない病名の発表に、なんだか、あちこちワサワサしています・・。18歳ですのに公表しなければならないなんて、それだけでも大変なストレスでしょうに・・。
Jリーガーで、ご自身も罹患するも、辛い闘病乗り越え再びサッカーに復帰の選手が、
あたたかいメッセージを述べていました。
それはそれは涙出そうな、ご経験者ならではの、心からの応援支援のメッセージです。
かつて骨髄移植を受け今では世界中で活躍の渡辺謙さんも、「医学を信じ・自分を信じて焦らず前向きに」と。元気になられて目覚ましいご活躍の先輩から・・。
18歳の池江璃花子さん、以前にこんなことを仰っていたと書いてありました。
「人が出来ることは
自分も出来ると思うんです」と。
ご自分の使命を一番感じてらっしゃるのは、璃花子さんでしょう。医学を信じ、ご自分を信じて、どうぞあせらず治療に専念されてください。
東ちづるさんの「静かに応援します」の言葉が、深くやさしくて心に沁みました。
日本中が応援団ですよ。みんなみんな!
満面の笑みを拝見できる日を待っています。
言わずと知れた岩波ホール支配人でらっしゃる岩波律子さんの、今日に至る紹介が新聞に載っていました。岩波ホールと言えば「高野悦子さん」だと思っていた私は、律子さんの大学院生からの人生の物語に魅了され、又気持ちいいくらいの、きっぱりした女性像をお持ちで、新春スペシャルの記事を読みふけりました。
その中に、映画やさんですから当たり前でしょうけれど、「一本の映画で、自分が本当に生まれ変わったように感じる人は少なくありません」と書いてありました。
また、私達はスマホ一つで情報を得られるし、牛や豚を処分して簡単に肉を食べている。でもそのスマホを切って映画館の暗闇に身を沈め、たくさんの他の観客と一緒に息をひそめると、全く異なった感じ方があるものです。自分の暮らしは、何の上に載っているのか、自分の思考や腕の力をちゃんと使っているか。情報に飼いならされていないか。若い方も、言葉にできなくとも深く心を揺さぶられるかもしれません・・と。
そして、理解できる情報だけで行動するのが、今の人の当たり前。けれどその心地よさの毎日に、少し背伸びした体験を試してみると、ホコリをかぶっていた日常が現れたようになるものです・・と。
知らない国の暮らし。思いがけない考え方、命懸けで生きる人たち。そして守り抜いている文化や不思議な習慣など、世界にはあまりにも多様で驚くような現実が息づいています。ぜひ映画から、新しい視野を広げていって下さいとも。
おおらかな笑顔の岩波律子さんのお写真とともに、この記事は何度も何度も読み返しましたので、ご存知かと思いますがご紹介しました。
先日、居住するマンションの設備チェックがありました。時間を都合して担当者を待ちました。いざ!見えたのはでっぷりしたオジサン。
ベランダも含め外仕事だからでしょうか? スーツの上に厚いジャケット着込んで必殺仕事人の風情、見ると唇がドドメ色!キャ~ッ喫煙者だ!と即わかりました。
「設備部の〇〇です」と言った瞬間、プワ~とすごい口臭です。
息止めて居るわけにいかず、「インフルエンザ流行っているので、マスク取ってきます」と大慌てでマスクをしました。
いや~この口臭で日ごろデスクワークもしてたら、隣の席の方や近くの社員さん参るでしょうね!?
歯科医院で定期メンテナンスしてないのかしら・・?馴染みの歯医者は治すだけでなく定期的にメンテナンスの必要性を言ってないのかしら?
禁煙支援してないのかしら?
完全に進んだ歯周病だと思いましたし、唇の色・歯茎の色見て、喫煙によるたばこ臭も加わってのひどい口臭と感じました タバコによる口腔内への影響・リスクを話し、口腔内写真撮って、ご本人に説明し協力しましょう!と言えば、皆さんその気になるはず。歯科医院サイドも「タバコ」のこと言うと来なくなっちゃうから・・と及び腰なのも問題です。お口の中に悪影響ですと伝えないことが、患者さんを助けないでいるのです。
ご家族や同僚の方ぜひ「おからだの調子悪いんじゃありませんか?少し口臭がおありですよ・・」とやんわり仰ってみたらいかがでしょうか?
いきなり「息臭い!」も言えませんし・・。
こんな時お孫さんでもいると「じーじお口臭いよ」なんて言ってくれたら、ころりと歯医者さんに行こうかな?なんてなるんですけれどね。それから小さい子が「じーじ、タバコはやめて!」なんていってくれて、何10年吸っていたタバコをパタッと止めたなんて話も聞きます。
まっ、ともかく息止めて・・!我慢の設備点検でした。
電車で隣の方が欠伸したとたん口臭だったり!するのと一緒で、近距離の口臭は本当に辛い!ものです。
口臭は病気のサインだったりもします。
喫煙はいいことは一つもない健康へのリスクです。口臭はタバコだけが原因ではありませんが、お口の手入れが充分でないと、又コンディションによってもいわゆる臭いになります。
最近はこんなひどい口臭の方少なくなったと思っていた矢先、久しぶりアッパーカット食らいました・・!ヤレヤレでした・・。
バレンタインデーが近づいて、新聞・雑誌・テレビ等など、チョコレート協奏曲状態の日本です。何でも最近はルビーチョコレートなるものが出てきて、バレンタインでもあちこちで名前を見かけます。
先日は夜NHKの「今日の料理」で、何やらキャーキャー騒々しいので見たら、あの有名なピエール・マルコリーニさんでした。チョコレート作りながら、まるでお笑い芸人のようで、なんだかな~でした・・。
あの高級チョコレート作るマルコリーニってこう言う方だったんだ!と思ったら興ざめ・・。ある意味親しみやすくていいのかもしれませんが、日本をマーケットとしか見てないように感じました。あんな風に番組で騒々しくなさらなくてもよいのに・・残念でした。
相反して、朝の番組に、何やら静かな紳士が・・。
伊勢丹の入り口にある高級チョコレート・ジャン・ポール・エヴァン その人でした。
通訳が実にお上手だったせいもありますが、実践下さる柚子のガナッシュにしても、家庭で頂くショコラ・ショのご案内にしても、静かで、清潔で、几帳面なお仕事で、実においしそう。ともかく丁寧な作り方の実践と説明で、チョコレートを大事に扱っておられました。
ガナッシュの出来上がり近くで、包丁を温めながら切り分け、切ったらカカオパウダーの中に入れていく所作も何も、とにかく丁寧できれい!
小さなテーブルにセットされたチョコレートの脇に添えられたお花。赤や黄色でなく、ジェニパーのような青黒い実の小枝。なんともシックで素敵でした。
「エレガントに仕事する」と仰る物静かなエヴァンさん。あのロブションが、ショラティエとして認めてくれていたそうで、大変大きな教えを受けたと静かに述べておられました。
行列してでも、ジャン・ポール・エヴァンのチョコレート買いに行きたくなりました。
何気につけたテレビ。スタジオの鮮やかでゴージャスなお花に見とれていたら、ゲストは日比野克彦さん。今日のテーマは?と見てたら次から次へと、美しく懐かしい絵画が。そうマティスでした。
日比野克彦さんのコメントがホントに「そう、そう・・」と言う感じで見入ってしまいました。晩年はベッド上で切り絵の創作にいそしんだようで、その色の美しさ・豊かさ・自由さに見惚れました。噂に聞くブァンスの教会は日比野さん言うように、何としてでも行きたい!と思わせる格別のマティスのステンドグラスです。本当に美しい。画面からも十分伝わりましたがやはり本物を見たいですね。
以前から愛用のブックマーク。マティスのブルー・ヌード。引っ張り出してみました。マティスは生前こう言ったそうです。「肉体を癒す、よい肘掛け椅子のような絵を描きたい」簡単に描いた様に見える絵が、推敲に推敲を重ね、色も然り気無く計算されたものである・・と色の専門家からの説明もありました。
紹介されたどの絵も、いいなぁ~、豊かなきもちになるなぁ~でした。
春になったら展覧会や美術展、足運ぼうと思います。忙しい忙しい・・と三岸節子の展覧会が最後の私。これからちょっとの隙間ぬって、絵を見に行きたいものです。
インフルエンザの流行が止まりません!
昨日は気温19度、今日は10度以下・・と目まぐるしく変わる気温差にからだがついていけない実情ですが、それにも勝るインフルエンザの猛威です。
子供たちの中には、二度罹患する子もいて、本当に気の毒になります。お母さんお父さんも会社を休んだり、自分のからだも守ったり大変です。
中にはインフルA型の1と3に罹った上、B型にかかる方もあるとか・・。いやはや大変です。
当院も先週から、待合室の本・雑誌・絵本等しばらく封鎖しました。本屋並みにそろえてあるので、皆様楽しみにして下さっていましたが、インフル予防には代えられません。
ところでマスク!
予防のためとはいえ、先日呼吸器内科の先生のお話が意外でしたので、ご存じとは思いますが緊急お知らせします。
☆マスクする意味は、自分の顔を触らないため!!(チコちゃんみたいですね・・)
(もちろんくしゃみや飛沫を広げないという意味もありますが)
というのも、人は知らず知らず自分の鼻や口元、目とかしょっちゅう触っているんだそうで、その手であちこち触ることによる感染拡大を指摘してらっしゃいました。そう聞いて電車で周りの方を見ると、ホントホント!左手にスマホを持ち、右手で顔や鼻、目、ひいては唾つけながらスマホしたり、雑誌読んでる人のナント多いことか!!
ですので、この時期ですから、皆様マスクをして、「うつさない・うつらない」を実践しましょう。
ちなみに、多くの患者さんに接するドクターは、自分が罹っては元も子もないので、日本茶(お煎茶)をチョビチョビ飲みして予防するとか。
喉の奥にウイルスをおかず、胃に落とし込んで胃酸で退治するためと仰いました。
どちらも簡単に出来ることですね、実践してみましょう。
うがい・手洗いももちろん忘れずに。
しっかり食べて栄養も取って頑張りましょう!
昔から馴染みの魚屋兼食堂「魚佐」を久しぶり訪ねました。
小さいお店なので、名前を書いて順番待ち、待つ間浜辺におりて、穏やかな冬の森戸海岸を満喫しました。お天気よくて名島も裕次郎灯台もよくみえ、富士山は勿論、江ノ島や茅ヶ崎の方まではっきり見えました。地元の子供はなんと!半袖が多いのにびっくり!
久しぶりの魚佐。親父さんはお刺身切ったりに専念。息子さんがお店を切り盛り。以前より顔つきも大人になって、順番待ちしてる時から、車道にはみ出してたり、ご近所に配慮しない行儀悪いお客さんには、然り気無く協力仰ぐ様子に、ずいぶん頼もしくなったなぁと嬉しい訪問でした。
季節のお刺身や、葉山自慢の鯵をフライにしてもらい、ヒラメのづけ丼を堪能しました。さんざんトロを食べさせて貰った父が他界したことを伝えると、「お母様と皆さん、おからだを大切にお過ごしください」と言ってくださり、良いお店と長いお付き合い頂いているなぁと感謝しながら、お店を後にしました。
最近の森戸には小さな蟹一匹居らず、小さい時、森戸川辺りから海岸迄、うじゃうじゃ見かけた蟹を思い出したりしました。
大きなトンビがピーヒョロロと、冬の空を気持ちよさげに旋回してました。少し春めいたら母を連れて来たいものです。
「経営学の神様」と称されるアメリカの経営学者・ピーター・F・ドラッカーが実は日本美術の収集家だったとと新聞で知りました。その水墨画などのコレクション約200点を日本企業が購入し、千葉美術館に寄託。4月13日からの所蔵作品展で一部紹介されるそうです。
ドラッカーは組織の力を引き出す「マネージメント」の重要性や、企業の社会的な責任などを提唱し、日本企業に影響を与え、著書「マネージメント」や「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネージメントを読んだら」もベストセラーになりました。更にアニメや映画化もされました。
その彼が、有名でなくとも自分の感性に従い、面白いと思う水墨画・禅画・文人画を買い集め自宅に飾っていたというのです。「正気を取り戻し、世界への視野を正すために日本の絵をみる」とも語っていたとか。更に水墨画の山水画について、「自分が中に入りこんでしまう。私の経験になり、人生になり、私自身のビジョンになっていく」とも話したと載っています。ドラッカーが組織運営を考える視点を、水墨画と向き合うことで深めていったのではというご意見も載っていました。
「マネージメントの為には、人間の本質を深く理解することが不可欠だと考えていた。絵が描かれた背景や思想に思いをめぐらし、人間についての洞察を深めていた姿が浮かんでくる」とドラッカーが30年以上教壇に立ったアメリカの大学で教鞭摂る、山脇秀樹教授は述べておられます。
この新聞記事を読んで、話は違うかもしれませんが、私達医療職も、目の前にいる患者さんの主訴のみに対応するのではなく、その方の生活環境・今までのヒストリーなど、患者さんの背景・置かれた状況などに思いを寄せ、お聞きすることで、解決につながり良い対応できることも多いなぁ~と感じ入ったことでした。
その道の勉強することはもちろん大事ですが、趣味や友達つき合い・音楽会や美術展・読書など、スポーツも、直接関係ないようでも、いろいろなことに触れ、知ることはすばらしいことです。無駄なことは一つもありません。
「人間についての洞察を深める」
活字になっているこの言葉が心に沁み、ドラッカーの教養の深さを知って、あらためて経営学の神様なんだと思いました。
時々お見舞いに訪れる病院。広いお庭のバラが有名です。この季節は冬のバラが終わったあとで、たまたま植木屋さんが枝を切り上げ次の開花に備えていました。軽トラには名残の、枝切りしたバラが沢山積まれて・・。
その事を看護師さんに話したら、花びらを集めてホスピス病棟の患者さんに、バラ風呂に入っていただくんですよ!と。
皆さんが喜ばれるご様子とバラの香りがフーッと目に浮かびました。細かなところまで、ご配慮溢れる病院です。枝を切る職人さんも大変でしょうけれど、拝見していたらバラの苗の地面に座り込んで剪定しておられました。やりがいを感じられて、地面に座ってまで細かな作業なされるのだと思いました。良い風景を拝見し、その上いいお話しを伺いやさしい気持ちになりました。
朝日新聞で、味覚障害の患者さんのレポートが紹介されていました。
腐ったお味噌汁もわからず召し上がりそうになっていて、お身内の指摘で耳鼻科を受診。専門医の適切な治療で回復に至る過程がレポートされています。
その原因と思われるのが、確定ではありませんが、なんと高血圧と糖尿病の服薬にあるらしい・・と。要するにお薬の副作用です。味覚だけではなく嗅覚もなくなってしまわれたそうです。
以前当院の患者さんでも、ガン治療中食事がとれなくなり、毎日フジッコのお豆さん(煮豆)しか食べられない・・と言う方、化学療法中に主治医の許可を得て、メンテナンスにみえた際、いつものケアに使うペーストのにおいがダメ!とか、味が不味く感じる、気持ちが悪い・・などのご指摘あって、大いに勉強させて頂いたものです。
私達、自分がその身にならないと、ご不自由さがわかりません。何が、どのように、どうダメなのか・・?いつも他人事、自分事にはなっていないのですね。
ですので、実際に患者さんに教えて頂く情報は、大変貴重で、他の患者さんのお役に立つことも多いのです。人により状況は違えども、経験した方からの情報は的を得ていて「こうではありませんか・・?」「この方がよろしいのではないですか・・?」とお聞きする言葉がけをするだけでも、何か違うと思われます。
二人に一人ががんになる時代。歯科の現場でももっともっと学んで、こまやかな対応が望まれます。なぜなら、どんなに病気になっても、高齢になっても、「口から食べる」に勝ることはないからです。
長生きの時代、超高齢社会に、歯科の現場はどうしてお役に立って行ったらいいのでしょうか? 患者さんからの声に耳を傾け、周辺医療を学び、全人的に取り組まねばならないようになってきたと痛感します。これこそ日野原先生がずっと仰っていたことに他なりません。この新聞記事の最後にこうありました。
「美味しさを感じてごはんが食べられるという、当たり前の日常の大切さを
実感しています」
それぞれが情報交換しあって、小さな事でも共有すると、幸せなことがチョビッと増えるような気がしています。患者さんからから頂くちょっとした言葉、ご苦労話、逆に嬉しかったことなど、無駄なことは一つもない開業歯科医院の毎日です。
ずーつと「体育会」と漢字では書くと、思っていました。
慶應義塾大学 體育会庭球部 という表示見てビックリ!
體って、骨が豊かという文字なんですね。そうだ体育・運動したら骨が豊かに増強するんだから・・と、骨密度が心配な私の、幼稚で勝手なつぶやきでした。まったくもって恥ずかしい限り。無知でした。
漢字ってやはり面白い。
先週末は気が気ではありませんでしたね。
午後から始まった大坂なおみさんの決勝! 移動中の車でもラジオつけっぱなし。買い物中も一人を車に残し急いで戻れば、スーパーの駐車場に隣接したお店から「ア~ッ!?」の声が漏れ、「エッ何かあった?」と気が気ではありませんでした。
丁度トイレ休憩取られたのか?タオルを頭からかぶり下がる様子・・。「大丈夫かなあ~。なおみちゃんなら大丈夫、気持ちチェンジ出来る、頑張れ!」・・ブツブツ言いながら手を合わせる私でした。
果たして見事な優勝!
そして世界一!全米に続き日本人として初めて!
そのあとの折々見せる、懐かしいほどの日本人らしいしぐさや、佇まい。ビックリするほど謙虚で美しいなおみちゃんです。全米の時にも、ここに書きましたが、益々チャーミングななおみちゃん。天性の強さと言われますが、もひとつ天性のチャーミングさなんでしょう。ご苦労あったと思うのに、それをちっとも感じさせないほっこりしたなおみちゃんのどこに、この凄さがあるのでしょうか。
愛される理由がじわじわ伝わる、この二日間でした。
凄い人なのに、なおみちゃんと呼びたくなる凄い人。
それが大坂なおみちゃんです。
チームに感謝を述べてらしたけれど、きっとチームの皆さんもお世話しがいのある魅力的ななおみちゃんなんだと、どこから見ても伝わってきます。
いい試合、見せて下さりありがとう!
たくさんの「サンキュー」を言いたい私です。
本屋さんから電話。「樹木希林さんの本入りましたよ!」
手にすれば、この笑顔の樹木希林さん。ワァ。
いつかこのblogで「死ぬときくらい好きにさせてよ」の水面に浮かぶ希林さんの画像載せたことがありました。先日は映画の「あん」再放送を見て再び心震わせ、「母・・」の再放送見て涙しました。「おぎやぎ・・」の車の番組で、思いがけず希林さんご出演に出くわし、車にも一家言お持ちなことを知りました。まったくもってカッコイイ希林さんです。希林さん愛車の撮影に、おにぎり持参で自分で運転なさって、趣味良いご普段着でテレビに出られたには、さらに心底ビックリしその自然体の魅力にまいりました。マネージャーもおかず、ご自分で現場に運転して行かれる。不要なものはたかが名刺でも頂かない・・。このきっぱりした生活スタイル。手にした本に答えがあるのでしょう。
稀有で見事で、魅力的な品のある方でした。
大切に読ませていただこうと思います。
いつだったか、ずーいぶん昔の深夜放送で初めて見た時、ずっこけるくらい大笑いしたのを覚えています。何しろ大きな風船の中に男性が入って、スキップしたりジャンプしたり
竹馬のってみたり。ふざけている間に風船割れますが、ものともせず・・。
アッという間にテレビで見なくなって、きっと腰でも痛めたんだろう・・と勝手に思っていたら、どっこい居ましたいました、先日ネットにのっていて相変わらず大活躍。
以前のように風船の中に入って、奇抜な、信じられないパフォーマンスやってのけていました。ひょっとして「ふなっしー?が風船太郎?」と思うような身のこなしです。
もう一度テレビの番組に出ないかなぁ~。
いい年して、馬鹿なこと考えてる私です。何でも地域や学校に出張して、皆さんを大いに笑わせているようです。皆さまも一度見たら、きっとお腹かかえて笑いますよ!
目を見張る活躍で、大坂なおみさんに注目が集まっています。メルボルンで決勝まで行っちゃったのですから・・。前回の全米の勝利を思い出させてくれ、つい期待してしまいます!
しばらく前まで、ダメ!となると、ラケット放り投げたり、コートに寝ころんだりだったり、イケメンコーチが飛んで行っても「出来ない!」などとグズった子供ような時もあったのに、今度はどうしたのでしょう・・すごいメンタリティの進歩です。
涙ぐましい見えない努力があったのでしょうね。自分の弱いところ克服したんですね。
対戦するどの選手も、みんなすごくて! テレビで見てるだけの私達は勝手なこと言っていますが、そりゃ大変なんだと思います。
昨晩の番組では、脳科学者やコメンテーターが、以前に比べて、格段メンタルの強くなった大坂選手を称えて、私達もニッと「口角あげましょう」そうすれば脳が勘違いして、”楽しいかも”と思って気分がアップしますと言っていました。
先日は、口で割りばし噛ませて口角あげるストレッチをやっていました。毎日いろんなことありますが、「口角あげて」大坂選手みたいに前向いて行きましょう。
大坂選手、決勝がんばれ!
朝から晩まで、インフルエンザのニュースを見ない日はないほどの今日この頃です。先日は子供がベランダから落ちインフルの薬によるものだとか・・。若い女性がホームから落ちて死亡のニュースも、インフルエンザにより、ふらつき?があった・・などとコメントされています。具合悪くて受診しても、インフルと判明するまで、ある一定の時間がかかる・・と言うのが混乱の理由です。熱が出るかどうか・・も大事ですが、節々の痛み・だるさなどあったら、熱はなくともインフルの検査を!をと促しています。
当地では学級閉鎖ではなく、学年閉鎖。
当院スタッフの一人は、受験生抱えているので、なお心配しています。
前にも書きましたが、当院では受診前に必ず”うがい・手洗い”をして頂いています。「家を出る前にしてきましたよ!」と仰ってもです。この受診前の「おねがい」が、皆様の意識を高め、お口のケアにもつながっています。つまるところ生活習慣ですね。
そのせいか? その成果!?(駄洒落です・・)
当院の患者さんに、インフルエンザにかかる方少ないように思えます。それは、日ごろから「お口のホームケア」が習慣になってらして、お口の中をきれいにして当たり前だと
思ってくださっているからでしょう。
何か月に一度のメンテナンスの時には、ご自分のお口にあったお口のケア用品(歯ブラシ・フロス・歯間ブラシ・フッ素・キシリトールガム等)を補充なさいますし、体調崩されたり、たまさかご入院などになると、すぐお口の状態が変わられるので気づかれてお電話くださることも多く、「すごいなぁ~」と尊敬致します。お口のケアが習慣化されることによって、全身の状態にも気づきが生まれる。こんなうれしいことはありません。
このところのインフルエンザの放送では、必ずと言っていい程、「お口の中をきれいにすることが予防」と言っています。
又マスクすることも、飛沫感染からの予防だけでなく、ご本人が「顔や鼻をしょっちゅう触らないようにするため」と補足されるようになりました。
たしかに電車などで見ますと、特に男性はよく顔を触っているように見受けられます。インフルエンザは抗生物質が効かないように、唾液・鼻水などの飛沫感染や接触感染ですので、つり革・ドアの取っ手などが言われるのですね、マスクすれば触らないかも?と違う意味でいいかも?とおもいます。
どうぞ皆様も、お口のケアをなさって、このインフルエンザの猛威からご自身を守って下さい。そうそう、十分な睡眠と栄養のある食事も大事ですと書き添えます。
うつらない・うつさない!
基本的なことをきっちりやって乗り切りましょう!
用事があって久しぶり銀座。ランチに入ったビルの化粧室。何だろうこの張り紙。
トイレで足洗う?祈る?事情わからずビックリ。きっと宗教的な何かなのでは?位しかわかりませんでした。
そうそう思い出しました。葉山の神社の手水の所に、「ここで水着を洗ったり、からだを洗ったりしないで下さい」と張り紙あって、ビックリしたことがありました。外国の方か、日本人かわからないにせよ、又お国によって習慣や理解の差があるので、わかりやすい説明がいるかもしれませんね。。
昨今は理解が広まったとは申せ、ラーメンやおそばを食べるときの「ズルズル」という音も、日本以外の方には相当な違和感だとか。最近は音立ててすすっておそばを食べる外国の方も現れた・・とあるテレビでは伝えていました。昔は銭湯や旅館のお風呂の入り方が、問題になったことがありましたっけ!
オーバーツーリズムも問題になっていますが、このような国による習慣上の問題とかは、知ると同時に細かな説明が必要ですね。それをしないと、習慣や理解の差が、思わぬ行き違いを生じそうです。
曖昧な物言いする日本人には、一番難しい問題だけど、こうして欲しい、こうはしないでほしい、何故なら・・と具体的な表示・説明が必要かもしれません。
95歳の義母・90歳の母を抱えこのシリーズは、とても気になってよく読ませて頂いています。⑤助け合いの町でで、永源寺診療所長・花戸貴司先生は「医療で生活の邪魔をしない」を肝に銘じていると書かれています。
病気になった時、その人の生活を支えるために、医療と介護のバランスが大切だと。介護が必要になった時には、出来るだけ医療を控え、生活を支える介護に重点を置いた方が楽に生活できる。それは決して医療を諦めることではなく、本人の希望をかなえ、より豊かな人生を送るために必要なこと。そんな生活を邪魔しない医療は「最高の医療」であると、確信しているとありました。
私達歯科は、まさに生活者医療。
ご高齢の方が増えてきて・・と言うより、初診から10年・20年と定期メンテナンスにお通いの間に年齢を重ね、どうしても全身の疾病が起こってくる方が出てきます。それでもご自分で暮らせてる内はいいですが、他人のケアが必要になってくると、様相はガラッと変わります。
この記事にある診療所長の言葉は、地域医療に徹しているからこその言葉と、深く心にとめ共感しながら、私達はお一人お一人に何をして差しあげるべきか、何はしない方がかえってよいのか・・、その方お一人お一人、医療と介護のバランスに配慮して、熟考しながらと思います。
学生時代からご厄介になった?ロゴスキー。
学生だったので、ピロシキとボルシチ位しか食べられなかったけれど。何十年ぶりに伺っても相変わらずの美味しさでした。こんなきれいなニシンのサラダは、丁寧にシルクルで作ってあって、見た目もきれいだし、本当に相変わらずの嫌みない美味しさ。家で食べるようなリラックスできる美味しささりげなさでした。
この後のビーツたっぷりのボルシチが実に美味しかったこと。用事があってせわしない食事だったけど、何十年も変わらず守っている味の素晴らしさに頭が下がりました。
時代は変わったようで、メニューにはジョージア風(グルジア風)とあって、このお店の息の長さを感じました。ゆっくり時間作って又来たいお店です。
ホームにいる母を訪ねた際、いつもながらの玄関のウェルカムフラワーに見とれました。花好きの私でも知らないお花がよくあるので、名札をつけたら如何でしょうか?と申し上げたら早速にかわいいカードでご案内があるようになりました。積極的な姿勢がいいですね。だって、お花の名前が書いてあれば、見る気にもなるし、より見ちゃうし。関心が高まるじゃあ~りませんか?
それでもこの菊にはビックリ!七色で花弁が構成され、つい、作り物では?と裏側を見てしまいました。本物でした(笑)名前は「レインボー菊」初めて見ました。
花弁一つひとつ色が違って正にレインボー!新年初のビックリ!でした。お花業界も、すごいことになってるんですね。
おかげさまで義母95歳元気でした。
ただ何度聞いても90歳と言うので最後は「そうね」と相槌打って降参。まぁいいでしょう、よくあることですから・・。冗談いえるだけ元気なのですから有難いことです。
ここ何日雨もなく、乾燥状態が続いています。
寒いのでおっつけ暖房に頼りますから、私達の体は超乾燥状態です!
窓口で患者さん方に伺っても、「お茶飲んでますよ」と言いうものの、一日1・5リットル以上飲まないといけないそうですよ・・と申し上げると、だいたい「そんなに?」と仰います。まあお食事の汁もの等水分含めてですが・・。
たとえ水分取っても、年齢とともに”口が乾く=ドライマウス”は否めません。
私は大丈夫よ!と豪語される方のお肌を見ると、かさついていることも多く、ご自分では意識してないかもしれない・・と危惧します。
実際メンテナンスでも治療でもお口を開けて頂くと、診療用のミラーが粘膜にくっつきがちな方や、見るからに乾燥してるなぁ~と言う方も多く、舌(ベロ)見てもドライマウスは明らかにわかります。
以前はなかったことですが、最近ではテレビで「誤嚥」という言葉、「誤嚥性肺炎」という言葉を、耳にしない日はなくなりました。新聞の死亡欄にも「誤嚥性肺炎による」と書かれることもしばしばです。
このように、口・喉が渇いたままですと、”かくれ誤嚥”を起こしがち。それが肺炎に繋がり、怖いですが死に至る場合もあります。
ですので、お食事後だけでなく、寝て起きたら、まずうがい又は空ブラシ(何もつけずにブラッシング)しましょう。ペッと吐いた唾が濁ってるはずです。このように、起きてすぐ召し上がらず、必ず口の汚れを取ってからにしましょう。
誤嚥性肺炎を予防するには、➀水分を取る ②歯の・お口の中の汚れを取る ➂香辛料などをうまく使い唾液を促す ➃顎の下の唾が出るポイント(唾液腺・顎下腺等)を指でマッサージして唾液を促す等々。➄よくしゃべる(ベロを動かす)・笑うなど、ちょっとしたことが喉の渇きを助けます。
このあごの下のマッサージは、数年前から待合室で皆様にお教えしますと「アラッ、ほんとに唾が出るわぁ~」と皆さん仰います。がその後なさってますか・・?
どうぞ日ごろのエクササイズというより、”ながら・・”でいいので、ぜひなさってみて下さい。特に口開けて寝る方(ほとんどの方でしょうが?)は朝起きたら口はバリバリです。私は大丈夫!!と過信なさらず、相手はバイ菌、目に見えない強者ですから、油断大敵です。
面倒くさいと仰らず、ちりも積もれば・・ですので、是非になさってください。
寒さもこの一二か月です。肺炎など起こさないようになさって、元気に乗り切りましょう。
追記・ラーメン・麺類など召し上がる際、コショウ・七味唐辛子などの香辛料振ることは
唾液も出てとても良い!と東北大学佐々木教授により検証されています。但しやり
過ぎはダメです。喉を傷めます。ほどほどに。
昨年このコーナーにご紹介した、帚木蓬生さんのこの本。時々引っ張り出して付箋付けたところなど読み直しています。読み直すと、以前はつけなかった付箋を、新たに付けたくなったり、依然付けた付箋を外したり・・面白いものです。
今回もこの一文が気になりました。
寛容は大きな力は持ちません。しかし寛容がないところでは、必ずや物事を極端に走ら せてしまいます。この寛容を支えているのが、実はネガティブ・ケイパビリティなのです。どうにも解決できない問題を、宙ぶらりんのまま、何とか耐え続けていく力が、寛容の火を絶やさずに守っているのです。
何度でも読み直したい本になりました。
昨年コンサート案内見て、あの秋吉敏子さんが来日されコンサートあることを知ったものの、こちらの事情が許さず涙をのみました。年明けて新聞のテレビ欄に彼女の名前を見つけ、深夜でしたが頑張ってテレビ前に陣取りました。
あの秋吉敏子さんも米寿とか。良きパートナーのご主人は78よ!と笑ってご紹介。サックスとフルートの名手のご主人と、息のあった!なんて言葉ではすまない最高なハーモニーで聴かせてくれました。
若くしてバークリー音楽院で日本女性初めての評価を受け、その生き方がジャズの大御所を動かし、中でも私も大好きなオスカー・ピーターソンとのツーショット見て、あの時代に凄いことだなぁとお人柄と実力に感じ入りました。
凄い人・秋吉敏子さんなのに舞台の上では実にさりげない。デューク・エリントンに捧げて作曲された「ユーロジー(賛歌)」という曲はジャズと雅楽が融合したような大変美しい曲でした。
歳を重ねるごとにこのさりげなさ。何という品の良さでらっしゃいましょう。素晴らしい秋吉敏子さんのピアノから、日本人のゆかしさが溢れて心を打ちました。
歳を重ねると言うことは引き算の美学かもしれません。なんとも豊かな深夜の放送でした。
庶民にはほど遠い話ですが、たまたまBS放送で特集でした。
12メートルもある黒漆のテーブルを作るまでの過程が明かされ、奈良の杉林を一本一本相応しい木を探すご苦労から放送され息のみました。日本の職人さんの思いいれと仕事の凄さを垣間見ました。
かといってどなたも「どうだ!すごいだろ!」ではありません。それどころか?プロの仕事を極めつつ、さりげなく全体がまとまるようにと、それぞれが凄いプロでらっしゃるのに考えて調和を取られていました。漆塗りのプロも12メートルもの板にむらなく仕上げるのは超人的な技術でしょう。
截金の細かい作業。息つかいを止めてなさっているような細かな作業が画面から伝わり、テレビを見ている私も息のむようでした。日本の工芸技術は圧巻です。
お料理担当なさる方も、ゲストの好みだけでなく、お国柄や拘り等々配慮して用意なさる大変さがおありのようでご苦労がしのばれますが、お残しなく召し上がって下さると望外の喜びと仰っておられました。
又花のご担当も、これまたゲストのお国を思い浮かべながら、特に和花専門の業者さんも居られて、随分懐かしい野山の花も画面から鑑賞できました。「かわらなでしこ」等最近は見ませんし、ビックリしたのは「美男かづら」という実物で、これは鬢付け油を取る実だそうで初めて見ました。その他時々花屋で見る小菊で面白い花弁の菊が「まつ毛菊」と知りました。野山を再現するような、まるで野山を歩いているとき、ふと風に揺れるがごとくに、お泊りになる洗面所の一輪挿しにさした草花に、滞在を寛いで頂きたい・・と言うさりげないお気持ちが伺えました。
それぞれのパートの方々がゆかしいお気遣いの元、海外の賓客が日本の心遣いを感じて帰られるようでした。よい番組でした。再放送望まれます。