七月の終わり、眠れなくてつけた深夜のテレビ。
いきなり、若い人が動物の頭骨に触れてるので、ビックリして目が点に!
視覚障害の若い方々に、「触る授業」を実行なさっている教室の紹介でした。まぁでも、深夜ですからビックリでした。引きつけられるように見てしまいました。
「触る大切さ」を信念もって教える女性の先生によると、
植物でも動物でも、触って気づいて、考えて。見えないからこそわかることがある!と言うのです。確かに、大きな動物の歯を触って、犬歯が上の方まで長いのは、○○だからではないか・・?等と推理をし、それはその動物の食べるものから、生きてる自然環境まで読み解くすばらしい授業でした。
ご指導なさる先生は、「手のひらに好奇心をのせてさわってね」と子供たちがワクワクするような言葉かけをなさいます。
この活動が伝わって、上野動物園が協力し、小動物から大きな動物までの頭骨を勉強のために提供する場を設けました。ワクワクドキドキしながら、丁寧に触りながら推理する、子供たちの口からあふれる想像力に唖然としました。特に、頭骨触り、顎の骨や歯を触っただけでその生息環境・食べ物などを想像し、「カバ」を言い当てた時には本当に驚きました。
目の見えない人が直接触れることによって、情報収集が出来、そのことこそがどれほど大切か?番組は伝えていました。
ポストコロナで、いろいろ制限ある中で、人間の気配・気配り「触る大切さ」を伝える、いや伝わる良い番組でした。
人々が普通に起きている時間に、再放送を望みます。多くの人に見て頂きたい番組でした。