臨床の詩学

人と心が通い合う。そんな言葉を書いたり、言ったりするのは簡単ですが、けっこう情緒的で、あやふやな状態ではないのでしょうか?だから良いのかもしれませんが、著者の精神医療の現場ではそうもいかず、患者さんと日々相対しながら、考えざるを得ないそうです。著者は産婦人科医から精神科医に転じた方で、臨床経験から書き起こされたので、日常のコミュニケーションや他者理解にも通底する風景があると新聞に紹介されていました。

臨床の現場で、コミュニケーションが成立していなかったように見えながら、何気なく発した「言葉」で心の交流がおこる瞬間が書かれているようです。

例えば入院を拒否する患者さんに、あなたは「苦戦中」だから「援軍」になりたいという一言で、素直になられた例。そんな言葉の多くは、ごく、ありふれた言葉だった、それはなぜか?と多くの文学作品や詩の言葉と対比させながら著者は語っているようです。

ありふれた「言葉」が持つ力。
「言葉」の力とは、なんと不思議なものでしょう・・と紹介されて目に留まり読みたくなりました。春日武彦さん著です。

日野原先生おっしゃるように「医のアート」ではないでしょうか?日々来院される患者さんにどう寄り添っていくか。課題は尽きませんが、先達や今その場で右往左往しながらも頑張ってらっしゃる方々に耳を傾け、努力していきたいと思います。それぞれが皆さんの声を聴こうと寄り添えば、自ずと会話が弾むことでしょう。そうありたいと思います。

 

小泉進次郎さんの演説の考察

ヘーッ!です。

親譲りとはいえ、演説のうまさはピカ一の小泉進次郎さん。
今回の選挙でも、アップになるたび、イケメンだからでなく、その鋭い感覚に圧倒されました。言葉は鋭いけれどあったかい。自虐ネタがあったかと思うと、目の前の方を虜にする鋭いセンス。人が喜ぶことを知っている人ならではの
話術、感心しておりましたらやはり陰で努力してたんですね。

あるお師匠さんの元で、落語の勉強をしてらしたそうです。
その際、いかにその土地の人々と、どう交わっていくか・・?に腐心されたそうで、どうしたら聞いてもらえるか?いくら思いを伝えようとしても聞いてもらえないほど辛いものはないと悩まれて・・。

そこで師匠の寄席にも通い、あることに気づいたそうです。
それは・・

「言葉にも、体温と体重をのせること」
このことに気づいて、言いたいことが伝わるようになってきたそうです。

お教えしたお師匠さんがおっしゃるには、感性のものだし、いいセンスを持ってらっしゃるけれど、その思いと努力はすごい!とべた褒めでした。

ある日、地方からの帰りに「お土産~」と当地のお弁当を沢山両手に下げて訪問してきたと。お土産と思ったら買えなくて丁度お弁当があったから・・と。こんな気持ちが男の方をも、グッとさせてしまうののでしょうね!

「言葉に体温と体重をのせる」
こちらの思いが相手に伝わるように。
このことは私達にも、大きな示唆をくれました。
小泉議員の支持者でもなんでもありませんし、ブログに政治的なことは控えたいと思っていますが、学ぶべきこと大な若者だと思いました。

 

 

患者さんの芸術作品

以前よりプチ・ポアン(刺繍)をなさっているとお聞きしていたメンテナンス患者さん。いらっしゃる度何気ないオシャレが素敵な方です。

メンテナンス終えて担当者に、ご趣味の事話され関心示していると・・帰宅されてから作品お持ち下さいました。丁度昼休み。スタッフ全員拝見してビックリ!緻密な細かいレースの作品。”タティング・レース”と言うそうで、先生のご指導でなされてらっしゃるので、こちらの作品でしたら?と写メさせて下さいました。

アップは先端に編み込んだ小さいビーズ。ご覧になれるでしょうか?ほんとに小さいんですよ。
午後の診療予約に早めに到着された男性患者さんもご一緒に拝見されビックリ!
「この小さいビーズはどうやってつけたのですか?」「計算して編み込んであります」のお答えに「いやスゴいわぁ!」と感嘆の声を上げられました。

スタッフ全員ため息しきり。こんな細かい作業なさるんだから、きっと夢中になって作られてるに違いない。歯の噛み合わせや歯茎もよくみて差し上げなければと!と衛生士の言葉。ホントですね。患者さんのいろんなお話し伺わせて頂くことは、メンテナンスする上で、とても有意義です。それにしても素晴らしい!目の保養させていただきました。
有難うございました。

うわさ以上!

鴨汁蕎麦が大好物な私。珍しく鴨肉買ってあり焼こうと思っていたけど、これ見て予定変更!美味しいと言う噂を確かめようと、鴨汁蕎麦を作りました。もちろん葱をたくさん投入して!旨い!インスタントとは思えぬお出汁。少し甘めかなぁ?と思うも上等でした。蕎麦もなかなか。鴨肉を足したから?でなくインスタントでこれだけのお味。うちのストックに仲間入りです。

最新・認知症予防のお話

先日、元気で長生きにはお肉のたんぱく質が必要とお伝えしましたが、ゴミになるたんぱく質もあります。

認知症で問題になるのは「脳にたまるゴミ」
➀この正体はタンパク質のたまったもの=アミロイドβだそうです。
しかし、このアミロイドβが作られないようにすればよく、もし作られても
”捨てればいい”ということです。この”ゴミ出し力”が認知症予防に必要と。
考えるだけで頭いっぱいですね(笑)

②なぜこのゴミ出し力に差が出るのでしょう?
脳の血管の拍動の低下だそうですが、わかりやすく言えば動脈硬化が危険因子でしょうか。そのほか運動不足も引き金になります。要するにぐーたらぐーたらしないことだそうで(笑)ゴミ出し力が低下すると、アミロイドβたまるんですね。

➂ゴミ出し力をアップする方法(ネズミの実験レベルだそうですが・・)
・レスベラトロール(赤ワインの成分)ブドウの皮・ピーナッツの薄皮にあるポリフェノールの一種で有効らしいです。

具体的には毎日・10から15個の薄皮付きピーナツ
     ・一日に10分のウォーキング  こんなことでアミロイドβが出ていくそうです。早い方は一週間くらいで効果もあるとか・・

➃全身の老化を止める!? (老化研究の第一人者・佐野先生)

 ・悪玉たんぱく質 ・オステオポンチンが過剰に出るとまずいそうで、
          このオステオポンチンは骨を作り細菌を殺す役目だそう
          で、体内の炎症に必要なものですが、過剰に出るとダメ
 脳や骨の老化はこのオステオポンチンが原因ともいわれているようです。

いわゆる100寿者は、調べると体の炎症が少ないので、炎症少ないほど長生きと言えるかもしれない・・と佐野先生はおっしゃいます。
免疫細胞が異常をきたさないとよいのですが、メタボの方は内臓脂肪に問題あるので、オステオポンチン高めだそうです。全身の老化を進めるオステオポンチンですから油断できません。

さて、薄皮付きのピーナツカリカリと、10分でいいのですから、ウォーキング始めましょうか? それにしてもこのオステオポンチン。この名前に、たけしさんが大喜びでした!      

クリスマス飾り。新しい仲間です。

新らしく登場のサンタです。衛生士さんの個室の花台に席が決まりました。アチコチにクリスマス仲間が沢山いて仲間が増えました。、結構珍しいものばかりですから、ご来院になったらご覧くださいね。

 

 

 

かくれ脱水!ご注意下さい。

急に寒くなって、着込んだ患者さんや背中を丸めて歩く方も増えてきました。本当に寒いですね。皆さんは大丈夫ですか?

実家の父を見ましても(寒い地方ですが)ビックリするほど部屋を暑くしていて母が頭がくらくらするというほどです。言っても本人「ちっとも暑くないよ」と知らんふり。
こちらも知らんふりして、室温下げたり、加湿器つけたりして調整におおわらわします。

実はこの季節、父のように室温上げて何にも感じず気づいたら脱水!なんて言う高齢者が増えています。高齢者でなくとも起こりうるのです。
父の場合は、しょっちゅうお番茶を飲んでるのが(意識して母が飲ませている)効いてるのか、幸い脱水起こしてはおりませんが・・。

先日内田裕也さんが”脱水”で救急車!のニュースはまさに「かくれ脱水」でした。慣れないホテルで室温調整がうまくいかず、脱水起こしたようです。

かくれ脱水になると、血液が濃くなるので、脳梗塞・心筋梗塞起こしたり
他の病気の誘因となります。
それよりなにより、ご本人が「暑い」と感じないのですから、周りが気をつけるしかありません。単に
脱水と言っても「命の危険」をも伴いますので、侮れません。

どうぞ皆様、高齢者に限らず、室温にはくれぐれも細心の注意をして、同時に水分をチョコチョコとって、事故を起こさぬよう気をつけて下さい。

水分摂取の際も、高齢者は飲み込みが難しい場合も多いので、ゆっくりと、そして姿勢を整えてから飲んで頂いてください。いきなり飲んで、むせって気管に入って事故を起こさぬよう、くれぐれもご注意ください。介護やお世話の方も大変ですが、一瞬の油断が命取りとなります。ご留意ください。

 

栗きちさん!

11月も半ば急に寒くなりました。我が家の栗きちも今年は終わりかぁと言っていたら、田舎に帰る道の駅で大きな栗を発見!こんな時期に味どうかしら?と不安になりつつ買いました。大粒で茹でるのも大変でしたが大当たり!の美味しさ。栗きち君は黙々とペティナイフで皮剥いちゃお口にポン!と今年最後の栗を楽しんでいました。

 キープオンゴーイング 日野原先生

立冬を過ぎお歳暮やクリスマスの案内が見られるようになりました。

通勤中ももうこんなに色鮮やかに。子供たちが落ち葉の上をキャキャー言って走り回っていました。降り積もる落ち葉の上に、さらにひらひら上から銀杏の葉が舞ってきて・・。ふと日野原先生のお顔が浮かびました。7月に亡くなられてから、どうしてらっしゃるんでしょう・・?と不思議な感覚になりました。

お元気な頃、葉っぱのフレディの舞台に上がられたことなど思い出されます。先生がおっしゃったことの数々、どれ程意味があり大事なことか、今になってさらに痛感する日々。にも増して、ご教示頂いたことをお伝えしてまいりましたが、当院の患者さんがよーく覚えてらして、あちこちで小さな花が咲き、受け継いで下さりそうです。

告別式で頂いたにこやかな先生の白衣姿のお写真に、「キープオンゴーイング」の言葉を添えて待合室に飾っておりますが、皆さまご覧くださってニコッとされます。

感謝の気持ちで、キープオンゴーイング。
前進また前進を
私達は続けなくちゃならない。
皆さんの思いと私の思いを合わせて
この旅を続けていこうではありませんか。
行きましょう。
キープオンゴーイング。

あなたの希望を分かち合うために
あなたの時間を使うことが愛です。
一歩を踏み出せば 見えてくる景色が変わる。
行動こそが不安を打ち消してくれる

最後の言葉として新聞に掲載された最期のメッセージ。
出来ることを続けていこう!皆様にお伝えしていこう!と思ったその時
又、ひらりと銀杏の葉っぱが舞い降りました・・。

知らなかったの私だけ~( 笑)。

大好きな青じそ。
昔は夏場しかなかったけど今では通年。主菜にはならないけど10枚くらいで百円位と高い!
たまに袋にガサッと入って安いと喜んで買ってどうしたら長持ちさせて使いきるか?悩んでいたら、冷凍できると。なぁーんだ(笑)。
皆さんはご存知でしたか?

そう言えばおろし生姜も柚子の皮も可能だから思いつかない私がありゃ!?でした。早速千切りと小さい角切りにして冷凍。ホッ! フレッシュな数枚を今日はシラスご飯にしようと決めました。

そのシラスも黒潮の影響で品薄らしい。高齢の父にも重宝だし、小さいお子さんお持ちのママにも困るだろうなぁ?と青じそから思いは心配に広がりました。青じその香り、爽やかな香りは口にすれば脳にも刺激になります。先日ブログに書いた「ラーメンにこしょう」が脳にもとても有効!の東北大佐々木先生おっしゃるように、召し上がるものの香り、匂いは、美味しいなぁと思うと同時に脳にもいくわけで、しいては認知症予防に有効かもしれません。

歯科の仕事は食べる部品としてだけでなく、生きるための入り口。ゲートとしてさまざまな関心・取り組み・連携・ご案内が必須となりました。生活の医療が歯科だと心得る時代になりました。皆様も有効な情報ご存知でしたら、是非ご紹介下さい。

あっコンビーフと一緒!

栗キチ待望の季節。小布施を訪ね買ってきた栗羊羮。

箱開けるとアレッこんなんだったっけ?先日ブログにアップしたコンビーフと同じ缶。開けるのがまた快感なんだなぁ(笑)。
お見事!って言いたいくらいきれいに開いた缶の中には、栗と砂糖と寒天だけの極上羊羮が。幸せだなぁ~のしみじみした美味しさ!
一保堂のお抹茶を略例で入れて楽しみました。秋ですね。

 

秋波を送る

秋波  岩波国語辞典によると→「媚びを表す目つき。色目」

    「もともと、秋の澄み切った波の意で、美人の目もとの感じを形容したことから」とあります。

    成語林では、女性のひそかに誘うような視線を「秋波」と表現した
    漢詩が紹介されているそうです。

今回新聞に繁茂にこの言葉が躍っていたので、注目してしまいました。このように女性が色目を使って異性の関心を引く表現のはずなのに、先月の選挙に伴う動きを伝える記事、裏事情を伝える記事では、なぜか?「秋波」の送り手が殆んど男性政治家や政党で、これは立候補の打診や選挙協力の模索と言った、いわば「片思い」段階の言動を呼んでいるのかもと思った・・とある新聞に書かれています。
こうした使い方は、遅くとも明治半ばには見られたそうです。

一方で女性政治家が男性に対して「秋波を送った」と書いてあった原稿には「接近を図った」などと言い換えてもらったこともこの新聞社ではあったそうです。純粋に政治的な話なのか、女を武器にして色目を使ったのか?あらぬ誤解を招きかねないからだと記されています・・。面白いですね。

政治部デスクに聞くと「秋波を送る」というのは一種の「永田町用語」。今回も様々な駆け引きを「秋波」と呼んでいたそうです。

これも女性の総理候補が長らくいなかったこともあり、本来の意味を意識することはなかったとのこと。日本では女性議員の少なさが海外から指摘されて久しいです。

相手の気を引こうと躍起になるなる様子を、女性のこのような色っぽい言葉に例えるのも男社会のせいなのかもしれませんね。

私が無知だったのか縁がなかったにか?「秋波」という言葉と、政治の世界で誤用というか普通に使われていたなんて、ものを知らないということはおそろしいと痛感しました。日本語でもまだまだ知らない言葉が沢山あります。
恥ずかしい次第です・・。

天然の入浴剤です

この季節我が家の行事というか?必ず登場は、ミカンの皮を干すことです。変かなぁ。
こうして干し上がったら布袋にいれて、バスタブに入れお風呂を楽しみます。ミカンの香りと体があったまり、スベスベします。

実家でやっていたので結婚してすぐ、ベランダに干していたら、ある日後輩の先生方がご飯食べに見え「ベランダに干してあるミカンの皮食べるんですか?」と聞かれ大笑いしました。当時本当に薄給だったからでしょうか(笑)。

お風呂に入れる!と答えますと「どちらのご出身ですか?すごい田舎!?」と聞かれ又大笑いしたのもいい思い出です。

手間もかからないので、是非天然の入浴剤お試しください。あったまりますよ!ただしミカンは一回一回捨ててくださいね。布袋もよく洗ってください。
ちなみにこの布袋は郷里のお土産店で買いました。本来はゆず湯用?私はこの袋旅行に行くときに、ストッキングや下着入れにし、お洗濯ものを入れて旅先で洗ったりするにも重宝しています。結構かわいい柄があります。

 

 

 

サルガド

図録より抜粋

先生から待合室に出してある少し前の写真集。中学生の息子にどうかな?と貸してくださいました。当時先生はこの展覧会を知って、最終日に並んでご覧になったそうで、衝撃的だったとのこと。皆さんが写真の前でじーっと立ち止まるので、なかなか列が進まなかったと伺いました。かなり重い内容の写真ばかり。見せて頂いた息子が何を感じたか?どのような感想持ったか興味深いです。ご案内下さらなければ、サルガド・ちっとも知らないでいました。有難うございました。

当院患者さんのグラフィックデザイナーの方・写真家の方はもちろん、何人かはご存じで当時の展覧会にもいらしたようでした。又サルガドの展覧会があった折には是非この目で見たいと思う写真の数々でした。

青色が見えにくくなるそうです

何気に見た健康番組。

年取ると「青色が見えにくくなるのですよ。ですからお年寄りのいるお家ではガスの炎が確認できず・・」との脳科学者のお話にビックリでした。

水晶体が黄色く濁り、青色を見分ける力が衰えるそうです。

体の機能もそれぞれ部品と思えば、経年変化・劣化も起きて当然!と思って
「気をつけるに越したことない!」とスタッフとも話しました。

うちはだからIHにしました・・と言うスタッフも、きっと同居の親と気になることがあって先んじてそうしたのでしょう。みんな大変なんだけど、それぞれ情報交換して助け合って、いい情報は伝えあおうね・・と笑いました。

皆様寒くなります。暖房にストーブというご家庭もあるでしょう。事故起こさないように気をつけましょう。

しっかり栄養 ②

食欲がないから、お昼はうどんで済ませよう。食事の支度が面倒だから、菓子パンだけでいいか・・。そんな患者さんの声を時々耳にします。

でも単品だけの食事では、栄養が不足してしまいます。
特に65歳以上になると食べる量が減り、かむ力や飲み込む力が衰え、消化吸収力も落ちます。そのため、低栄養に陥りやすいと言われます。

栄養が不足したり偏ったりすると、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなり、病気が治りにくくなります。高齢者の場合、筋力の衰えにつながるほか、老化を早め、認知機能低下のリスクも増えます。

管理栄養士のアドバイスによると、「バランスよく栄養取るには、一日三食きちんと食べること。主食・主菜・副菜がそろった食事にすることが大切」と言います。決まった時間に食事をすることで、自律神経が整い、体のリズムも作れます。

昼食をうどんにする時でも、肉や野菜をちょい足しして、単品でも必要な栄養素がそろった献立にする。そんなひと工夫が低栄養を防ぐコツです。

シニア世代が積極的に取りたい栄養素は
タンパク質(肉・魚・卵・豆腐)
ビタミン(野菜・果物)
カルシウム(乳製品・小魚・緑黄色野菜)
食物繊維(野菜・キノコ)

冷蔵庫の中を見てみて下さい。ちょこっとある食材が、有効だったりします。又先日ブログでも紹介した、お店で売ってる「焼き鳥一串」「唐揚げ二つ三つ」がタンパク質の足しになったりします。

最近はサラダでもカボチャのマッシュ等あります。又ネギや玉ねぎは保存も楽ですので、ネギはちょっと刻んでカップ麺に。玉ねぎは薄切りにしておうどんに煮込んでもいいと思います。油揚げ(うす揚げ)は一枚只のっけるだけでも意外と美味しいです。優れものは卵。割ればいいのですから・・。
見た目がカラフルだと、栄養も豊富だと言われますね。
ちょい足しで、栄養取りましょう。とにかく食べましょう。食べて元気!元気!

しっかり栄養 ①

栄養不足を防ぐポイントの一つが、タンパク質を十分に取ることです。
臓器や筋肉、骨格等体を構成する主成分です。不足すると血管がもろくなり、免疫力や筋力、思考力の低下を招きます。

お肉は、部位によりたんぱく質の量が違うようで、多く含むのは、鶏肉ならささみ肉・胸肉。豚肉や牛肉ならもも肉やひれ肉だそうです。脂身の少ないお肉の方が、タンパク質を多く含み消化も良いようです。

脂身の少ないお肉は上手に加熱しないと硬くなり、美味しくなくなります。工夫して
美味しく召し上がって下さい。

例えばいつかご紹介した、鶏肉をコンソメで煮る・・。豚ひれを斜め薄切りにしてピカタにして焼く・・など。工夫次第で美味しく栄養価も損なわずにいただけます。お試しください。

花びら茸です

またまたデパ地下、茨城展やってました。超地味!!
何だかなぁ・・と通りすぎようとしたら、アラッ花びら茸。

以前友人と川場の道の駅で見つけ、栽培農家さんまで紹介してもらって車をぶっ飛ばし(笑)訪ねたら、バター炒めして試食させていただいて以来、すっかりファンになったのでした。

その花びら茸が産地直送でありました。早速買って先ずはお吸い物、そしてバター炒め。香りも最高・シャキシャキ感も堪能しました。

それにしても、茨城の方、売るの下手だなぁ。
カセットフ―でもおいて、バターの香りプンプンさせて試食させれば、きっと皆さん買われるのに~と思いながら、品のいい(消極的な)販売にもったいない・・と思いながら
帰ってきました。
いいものはもっとアピールしなきゃね!?

何でもそうだわ・・。
私たちが志もってお伝えしている、お口の中の予防・虫歯・歯周病の予防。そのためのメンテナンス受診。これだって最初は「えーっ!!」て言われたけれど、今では常識になりつつあるのです(・・と信じたい)

自信をもっていいものは薦めましょう!

チビ大根

田舎を行き来すると楽しみなのは道の駅。
高速混んでいると両親の食事待たせて寄るわけにもいきませんが、何とか時間作りたくなります。

都内や近所では見つけられない魅力的なものがあるからです。今回のそれは、間引いた大根の赤ちゃん!なんとも可愛く新鮮。葉っぱもたっぷり!

きれいに整えてサッと湯通ししておすましに放とうかなぁ?合いの手は黄色い卵豆腐?
それともサッとオリーブオイルでソテーしてお肉の付け合わせ?
浅漬け?ウキウキする食材です。70円でした(笑)。

カサゴ

久しぶり休日に高島屋へ。
こちらのデパ地下には中島水産が入っており、中々威勢のいいおじさんがいて、リーゾナブルで美味しいお魚があります。

たまたま覗いたら大好物のカサゴ!しかも一夜干し。程よい大きさなのに身が厚い。最高のめっけもんです。カサゴらしい背鰭の鋭さ。指ケガしないように気をつけないと・・。

そういえば当院長は大のカサゴ好き!です。葉山に行くとカサゴの唐揚げが楽しみと。今回のカサゴは横須賀産でした。葉山と近いからきっとこの季節あがってるのでしょうか?

変なこと言いますが、お魚を食べるにしても、お口・とりわけ歯やベロ(舌)お口周りの筋肉があってこそ!骨から身を外したり、お行儀悪いですが背ビレの鋭さに気をつけながら、その際をしゃぶって味わうのも、歯があってこそ!ベロや唇やいろんな動きが美味しく食べるという行為を支えています。

美味しく食べる!って何気にしてますが、いろんな部分部分が動いてくれてるんですよね。これから美味しくなるミカンを袋からチュッとたべるにも、お口が健康に動いてこそ!

お口のケアと、お口周りの筋肉がちゃーんと働いてくれるように、にこにこ暮らしましょう。おしゃべり・カラオケもいいですね!

インフルエンザワクチンの不足?

今年は夏のあとすごく寒い日があったり、そのあと暑い日もあったりと、季節はどこへ行ったのかしら?でした。そのせいでしょうか?九月末からインフルエンザ?の声が聞こえ、「嘘でしょう?まだ九月の末よ」と言っていたら、本当に患者さんからもご家族がインフルエンザ・・と言う声が出始めていました。

どうも早い流行なうえ、ワクチンが足りないと耳にしておりましたが、先日テレビでその理由をやっており、「今年はより効果のあるワクチンと思って
取り組んでいたが、製造が遅れた」とのことでした。

いま世界中でワクチンは
  A香港型
  2009 新型
  B型 2種     の計 4種だそうで、今のワクチンはこの4種を混ぜて作る。ところがA香港型は処理段階で効果が低くなるので、新たに見つかったウイルスでワクチン作る予定が、大量生産してウイルスがうまく増やせず、30%も不足となり、メーカーがA香港型に戻したので遅れた・・と言う説明でした。

厚労省は
  生後6か月から13歳未満    2回接種

  13歳以上             1回接種の徹底を言っております

いずれにしてもなるべく早く予防接種し、出入りの度に、うがい・手洗いを面倒がらずに行って自衛するしかありません。手洗いも石鹸使って20秒と言われています(20秒とはハッピーバースデイを二回歌う時間と)やってみると確かにきれいになりますし安心です。
今さらですが、それに十分な睡眠と栄養です。

うつらない・うつさない で元気に参りましょう。

大満足

移動中のキオスクで目を引き、何気に買ったお寿司の折。

大当たりの美味しさ!
後ろを見れば温泉旅館の仕出し部製・・と。まずすし飯が美味しい上、見た目きれい。
目に美味しく食べて美味しく大満足でした。キオスクも見逃せないわぁ。
ポップな包装紙も笑ってしまいました。和みました。

彩り始めました。

11月に入ったものの、お昼間は文字通りの小春日和。でも近所を走ってみればきれいに彩り始めました。桜の樹も少しずつ.矢羽ススキも美しい。立木の足元の赤い実は何かしら?

日光辺りでは紅葉まっ盛りとニュースが伝えています。
今月97歳を迎える父を何とか一目紅葉見に連れていきたいと思う今日この頃。

足利の国宝鑁阿寺の大銀杏がそろそろ金色になります・・。

花野

 

大花野  一篭にして もたらしぬ 

   この花々の写真は、プロカメラマンである患者さんから頂いた随分前の那須の花ばなです。これを花野と言うそうで、春でなく秋の季語と知りました。又ひとつ勉強になりました。
このカメラマンさんは、ジーッと草むらに潜み、風が止まった瞬間にシャッター押すの・・とチャンスを狙うそうです。
まわりの風景が目に浮かぶ美しいの野の花々です。

中高年の骨折リスク 「西高東低」

2017・10・13付け新聞の記事ですが・・

骨粗しょう症で起こりやすくなる中高年の大腿骨骨折の人口当たりの割合が
西日本で高く、北海道や東北地方で低いという調査結果を、骨粗鬆財団や近畿大などの研究グループがまとめました。

大腿骨骨折した40歳以上の男女の割合を年齢のかたよりを調整した上で都道府県別に比べたデーターです。2015年に大腿骨骨折したのは男性30200人、女性120000人。高齢者ほど多く75歳以上が男性で76%・女性で87%を占めました。

都道府県別に比較すると「西高東低」の傾向だそうですが地域間による偏りの原因ははっきりしないものの、食生活が影響する可能性も言われています。

大腿骨の骨折は日常生活が不自由になり、寝たきりになる可能性を含んでいますので、予防するに越したことありません。

骨密度の検診を受け、カルシウムやビタミンD ビタミンKの摂取、簡単なしかし毎日の運動の習慣等、又フレイル防止のためにタンパク質(肉類)の積極的な摂取も進めています。毎日の生活習慣が、健康に大きく響いてきます。
変えるのはなかなか大変ですが、自分のからだのこと。思い切って見直してみましょう。

コンビーフのあけかた

今更ですが、コンビーフ缶のあけかたを知らない人が居ると聞き、ウソーッと思いながら、コンビーフ食べない人もいるんだろうし・・と冷静になりました。
コンビーフ缶は開けるのがスリリングで好きです。

小さいときからコンビーフ大好き!当時はコンビーフと言えば「リビー」大きな独特な形と黒字に赤の洒落た缶です。最近見ないなぁ。

私はコンビーフをほぐして炊きたてご飯に混ぜ、手塩ならぬ手にお醤油ふって、コンビーフご飯をおにぎりにします。うまいのなんの!是非お試し下さい。キュウリのぬか漬け又は、甘酢漬けでも添えれば最高です。

コンビーフ缶は開けるのが独特で楽しみですが、更に缶を捨てるときもちょっとした気づかいが要ります。手を切りやすいのでね。マンションのゴミ整理下さる方や回収の方が怪我したら大変です。

元々コンビーフとは何ぞや?
塩漬けした牛肉を主原料に、調味料や油脂などを混ぜたものです。実はカロリーが少々高く100gあたりで203kcal、油脂は13g、飽和脂肪酸6・35g、コレステロール68mgです。まっしょっちゅう食べるわけでないのでOKですが・・。
ケーキ類に比べたらどうってことなし!コンビーフ食べた日はお菓子控えめということで・・。

台風一過の青空に金色銀杏

定期検診の病院終わり、見上げれば青空!
風強いものの久しぶりの青空に、金色の銀杏が威風堂々と。暫く落ち着かないお天気でしたが、秋だなぁと感じる一日になりました。
季節感を味わうことの少ない昨今ですが、今年も残すところ2ヶ月を切りました。銀杏の木はこれからさらに黄みを増し、黄金色になりますね。

外苑の並木にも行きたくなりました。

懐かしのロゴスキー

学生時代さんざん食べた、渋谷のロゴスキー。
銀座のメルサに入ったそうで、友人の手配でランチ頂きました。

写真はほんの一部。写真の一枚目はオードブルの盛り合わせ、この量も昔のまんま。あげたてピロシキの美味しさも抜群。壺入りキノコスープのパイ、ボルシチはサワークリームがいい感じ。メインには羊を選び、デザートにキャラメルかかったバニラアイス、懐かしなつかしのロシア紅茶。充実のコースで大満足でした。

かつて磁器上絵付けでこちらの長屋さんとご一緒だったことなど思い出していたら、お店の方から「どこかで見た方?・・」とお声がけ頂きました。昔話して懐かしくてうん10年前にタイムスリップしました。

激戦区の銀座で満員のお客様。変わらないやさしいスタンダードなお味と、清潔な店内、きれいな盛り付け。接客の素晴らしさ!あらためて老舗の底力を感じて、美味しさとホスピタリティに感謝のランチでした。
企業努力が素晴らしく、お店のどなたも自然の笑み。なかなかでした。
また昔の仲間を誘って来たいと思います。

ベロ回ししてますよ・・と患者さん!

定期メンテナンスに見えてる男性患者さん。
ケア担当が「痩せられましたか?」とお聞きすると、「アッ、ベロ回し体操してるので、顔痩せしたかな?」と・・。

「すばらしいですね」どのように何回くらいやっているかなど、詳細お聞きして話がはずみました。
早い段階でサリバテスト(唾液検査)をして、噛む食材が少ないこと、したがってお若いのに唾液が少ないこと、過去の詰め物が多く二次う蝕になりやすいリスクがわかったかっらでしょうか?
自宅でのデスクワークで、つい口にするおやつも問題になりました。そのことをちゃんと自覚され、男性ですのにベロ回し体操なさるなど、積極的になられて嬉しかったです。
いつも素敵な方ですが、こんな風に積極的に取り組む姿勢に、男性ながらエライなぁとますますステキにみえました。自分の健康に配慮するなんていいですよね。

かく言う私もなんとかやっていますが、左右10回が結構きついです。でも唾液は出ますので、何とか続けなければと思います。

思わぬ効果。
先日大腸内視鏡検査でしたが、処置後1時間くらい休養室で休んでいた時、前日夜から絶食、下剤1リットル飲むだけでしたので、口の中がカラッカラでした。「お水下さい」も言えず、そうだ!とベロ回し体操左右10回もしたら出るわ出るわ唾液が・・で、わぁ救われた・・でした。カーテン越しにべロ回し体操してるとは、看護師さんも気づかなかったでしょう(笑)

皆様も歩きながら?(こわい)でも、テレビ見ながら?でもなさってみて下さい。すごく唾液出ますので、洋服を汚さないようにお気をつけください。唾液が垂れるほど出ますよ。
唾液は健康の源です。
そしてお口は、全身の健康のゲート!です。

超技巧!

友人は二回も行ったとか!白い皿の上の秋刀魚!信じられないよ・・と。私は前回も見逃したので是非今度こそ行こう!とこの休日行ってきました。用事を済ませ、台風でお天気悪いから人も少ないでしょう・・?と思いきや、たーくさんの人。

みれば美術館巡りを趣味になさる方、美大の学生さん?皆さんお好きそうな方ばかり・・。これはうわさ以上かも・・と中に入れば、「笑っちゃうよねェ」と言いながら作品の前から後ろから斜めから・・ジーッと見ている方ばかり。本当にすごい!のです。
注目するあまり、ガラスに頭ぶつける人もちらほら(笑)

それぞれの分野ですごい工芸家が集まっているのですから、なおさらすごい!
どうやって作ったんだろう・・?
どうしてこうなっちゃったんだろう・・?
何故こうしたかったんだろう・・?
興味は沸くばかり・・。

連れ合いも珍しくいちいち感嘆の声を上げ、もう一回来ようね!と。
何度も行きつ戻りつしながら、途中図録を拝見して作品の詳細を学んだり、椅子で休んでいる美大生の意見を聞いたりしながら、本当に貴重な時間を過ごしました。

最近和風総本家などで日本の職人芸が紹介され、アッと息のむことも多いですが、この展覧会の作家たちは、生きるものへのあったかい気持ちを持ちながらも鋭い鑑識眼で、
周辺とのかかわりを大切に作られているので、見事な技もさることながら、あるメッセージがそれぞれにあって、ガラス越しにそれを紐解くのがたいそう楽しかったです。

表現ってすごい!
日本人ってすごい!の一言です。

これを機会にいろいろな美術展に足を運んで、その作品のできるまでのルーツや素材のこと、作品ができるまでを知るのもすっごく楽しいんだと思いました。

お天気は大したことなかったものの、思い切って出かけてよかったでした。ぜひ皆様にもおすすめ致します。驚異の技術に出会ってください。
場所は日本橋三越の近く、マンダリンホテルの上階・三井の美術館です。大人1300円。半券取っておけば二回目は割引です。
そうそう展覧会場のお部屋が、保存されたままのしつらえで又なんとも素敵でした。