ぶり返しの暑さだったりもして、カレンダーを忘れていました。久しぶりの道を通れば、沢山の水引き草とホトトギス。仲良く秋らしくいい塩梅に咲いてました。秋真っ盛りです。
健康応援ブログ
三陸沖地震から時間経ってもまだまだご不自由な方々も多い中、天皇皇后両陛下はいつも心寄せられておられると、テレビで拝見しました。海沿いにあって以前宿泊なされたホテルが全壊し、当時の社長さんも亡くなりましたが、生前ホテル玄関脇に咲いていた「はまぎく」の種を陛下に差し上げてあったそうです。
両陛下はその種を御所に植えて”はまぎく”を愛でておられ、その事を知ったホテルの現社長さんが、再びの両陛下のご行啓に新しく建て直したホテルでお迎えでき、ホテル名を三陸花ホテル「はまぎく」と命名したことを皇后様が気づかれお声かけて下さったと、感激してらっしゃいました。この5年が報われた思いです・・と。皇后さまは「ご無事でよかった。よく助かって下さいましたね」とお言葉を下さったそうです。
お歳召されても両陛下のご記憶力、相手へのお心配りは素晴らしいものと感動致します。偶々いつもの花屋を通りががったら、小さな”ハマギク”の鉢があり、両陛下のお優しいお気持ちにあやかりたく求めました。震災を忘れず被災地に心寄せ、今の自分に感謝する。
毎朝ベランダの”ハマギク”を眺め両陛下のように、他者に心寄せられるよう有りたいと思います。
今年は台風の接近や上陸がやたらと多かったですね。お盆休み終盤からわずか2週間のうちに台風が4つもきて、特に東北や北海道など大きな被害がありました。また、全国的に太陽に見放された日が多く、日照時間も記録的な低さだったようです。くり返す灰色の空に気も滅入り、予期せぬ体調不良に悩んだ人も多かったのではないでしょうか?天気と身体は、切っても切れない関係だと実感します。
古代中国の思想では、季節と四つの方角が関連付けれら、冬は北、春は東、夏は南、秋は西だそうです。同じアジアの日本ですから、季節ごとに多くなる風向きを思い浮かべると納得します。
自然と人体とは互いに密接な関係という考えで、中医学ではとらえられています。例えば肺は、だんだん空気が乾いてくる秋の気候の影響を受けやすいとされています。残暑と長引く天候不順も加わります。弱っている身体に、色々な要因でストレスがかかると、免疫力が下がり、呼吸器系のトラブルが発生しやすくなります。この時期は気管支ぜんそくが起きやすく、アレルギーなどが原因とはいえ、気温や気圧の変化も大きくかかわってると言われます。
朝晩と日中の気温差によるストレス、寒冷前線の通過や台風の接近等による気圧の変化、より刺激になりやすいようです。「秋は肺」の古くからのいわれは、自然や人間の特徴と関わりをよく見極めているということになりますね。
水分の補充・栄養摂取に心掛け、身体を温める食事をお取りになり、色づく木々に心を癒し、忙しくなる師走まで、体調管理に努めてください。朝一番の白湯も結構良いものです。お試しください。
日本では馴染みのない唾液検査ですが、培養して菌が現れてくると、お口の中の状況と鑑み、やっぱり!と合点いく事も多く、必要な検査だなぁと思います。
内科など受診した際、診断するための採血、いくらかかりますか?とほとんどの方聞かないで受けるのに、歯科の唾液検査が、当たり前にならないのは、私達歯科医院側の案内、説明不足もありましょうが、虫歯・歯周病が細菌の感染症であること。自分の口の中の状況を検査である程度わかること。それに基づいてケアの優先すべきものもあること。削って詰めるのはそれからでもいいこと、が伝わってないからです。
唾液検査がすべてではありませんし、培養する程度のものでと精度をとやかく言う人もありますが、やるとやらないでは違います。事実を知ると納得します。検査に伴って生活習慣見直すきっけにもなり、このことがお口のケアにとても役立ちます。
口は、単独の部位でなく大切な身体の入り口であり、身体全体を反映することだってあります。今こそ、唾液が重要です。
いつぞやクリニックブログに再掲載した「雪野原で白うさぎを見つけるようなもの」は、専門的には
「デンス・ブレスト」と呼ぶそうです。
「デンス」は高濃度・密集したという意味だそうで、「乳腺濃度の高い人は、マンモグラフィーの検査だけでなく、エコー(超音波検査)もぜひ受けて欲しい!とのことです。
マンモで何もなくとも、エコーを是非と呼びかけています。
この「デンス・ブレスト」日本人はたったの1%しか知られてないそうです。
自治体では、まだまだこのような理解はないそうで、埼玉所沢の健診では、最近マンモで何もなくとも専門医が再読影し、必要ならエコー(超音波)検査を取り入れるようにしたと画期的な取り組みが紹介されました。
「乳腺症なので、様子を見ましょう・・と良く言われるよね!」と番組のコメンテーターもご自分の経験を述べ、マンモだけで”超音波検査してない”から、すぐにでも予約しようと
口々に言っておられました。
番組では ”マンモで何もなくても、是非エコー(超音波検査)を!” と伝えています。
酒田のチームミーティングで泊まるホテルの朝ごはんは中々です。地元の新米始めつや姫も別にあり、ゆで野菜もカラフルだし、そばの実とか、もって菊のおひたしとか、酒田ならではが味わえます。
今年始めて登場したのは「イナゴ」の佃煮。事務局の方が「旨いですよ。食堂のおばさんがそこで捕まえてるんだから!?」と冗談言うので皆で食べてみたら、きれいでホントに美味しかったです。それに味しめて、スーパーに行ったら普通に売っていたので喜んで買って帰ったら・・。
一般用には足も手も?ついてて(笑)イナゴのまんまでした!ホテルのは足などとって綺麗に下ごしらえしてあったんですね。でもせっかくなので長ーい足ついたイナゴの佃煮頂きました。カルシウムバッチリ!酒田の人は身体にいいもの、”歯にもいいもの”食べてるなぁと感心しきりでした。
酒田へミーティングに出向いた日の夕食が毎年楽しみです。
この日もまずお刺身の盛合せ食べましたが、スタッフに魚に詳しい者がいて、盛合せのチョイスが最高でした。特に胆と一緒に食べた「カワハギの薄づくり」がメチャ美味しくてお代わりしました。更にサンマも頼んだらこんな素敵に作ってくれ、わがままいって骨センベイと頭も素揚げにしてもらいかぶりつきました。いかを特別に漬けた丼物も最高!
カザエビのから揚げとか・・旬を堪能。
当院スタッフは食べること大好き人間ばかりですので、現地の食材に毎年ながら魅了されます。お魚堪能したあと、松茸の土瓶蒸しを一人一人タップリ頂き、山の秋も満喫しました。こんな楽しみがあるので海外からの演者招いたご講演など、結構な量の勉強にも耐えられます。ノートも必死にとりましたよ。
渡ってきた白鳥が鳥海山バックに飛ぶ姿にも癒されました。酒田はいいなぁ。
プロフェッショナル・カンブリア宮殿に出演し、全国にお口のメンテナンスの大切さを
伝えた、熊谷崇先生率いるオーラルフィジシアンのチームミーティング。10月15・16日の二日間、山形の酒田市で一年に一度の集まりに参加してきました。
1日目はスウェーデンからいらしたヤン先生。インプラント周囲炎から始まって、現在のスエーデンでの歯周病の取り組み及び治療について分かりやすく、とてもスタンダードなお話しを丸一日して下さいました。久しぶり丸一日英語漬けでしたが、おなじみの岩上さんの名通訳でとても分かりやすかったです。日々の診療にたくさんのヒントを頂きました。貴重な講演を聞くチャンスをありがとうございました。
神子島
2日めは、福利厚生に歯科検診を取り入れ始めている各企業の方々からのお話しで、多くのCEOはじめ、進んでいるところでは、既に”CHO”(社員の健康担当)がいらっしゃるそうで、企業側の、進んだ健康への取り組みを伺いました。「健康経営」ということで企業内で歯科検診の啓蒙活動をしていたりと、今後の健康保険の破たんのリスクを示唆した対応に驚きでした。私たち歯科医院も頑張らなきゃ!と思いました。
小室
「風に吹かれて」フォーク世代は絶対ソラで歌えるはず・・。
なんともな~の心地よいメロディ。ステキだったあの時代。
なんと言ってもそこここに、ステキな人がいっぱい居ました!
あの格好・あの歩き方、あのバックの持ち方、あの立ち方。すべてグッとくる人が
いっぱい居ました。音楽もおんなじ、歌う歌そのものがグッと来たり、その立ち居振る舞いがグッときたり。歌詞が「今そうなんだよ。僕たち思ってること・・」だったりしたものです。その一人がボブ・ディランでした。
ボブ・ディランは歌詞がステキだった。詩人だと思う。
そのディランが、ノーベル文学賞に輝いた。
こんな素敵なことはありません。
しばらく「風に吹かれて」始めディランの歌がテレビで流れるでしょう。嬉しい!!
PS 村上さんのファンの方ごめんなさい。村上さんも更に近づいているはずですね!
イヤー!参りましたね! ピコ太郎!
先週見るともなく、キッチンでお料理してたら、なんともな・・?の音楽。
地味っていえば地味だけど、妙に心に残る単純な音楽。
それに、全身をシフォンのヒョウ柄。なんじゃこれ!と思いながら
「アプペン🎵」と口ずさんしまった私。
”ぐでたま”より大人っぽいぞー!(笑)と思ってしまいました。
こりゃ世界中に一瞬で拡散するわけだなぁ!と確信しつつ、「パイナペン🎵」とまたまた口ずさんでいました。恐るべし。PPAP!
秋の夜長、読みたい本ばっかりでつい夜ふかし。こっそりテレビつければ、何ともすばらしいオケやってるではありませんか?
見たことある指揮者。そうズービン・メータ。鋭い眼に掘りの深いお顔の指揮者です。客席がアップになると、どうも普通のコンサートではないご様子。メータの80歳の記念コンサートでした。もう80歳になられたんだ!と見れば、とてもそうは思えない若々しい指揮ぶり。若々しい音を編み出されてステキでした。イスラエルフィルも和やかな雰囲気で演奏しており、ハッピーバースデイ!で締めくくられました。
ムンバイの沢山の聴衆の熱い拍手の中、独特のお花のレイをかけたメータ。とっても嬉しそうにしてらして、それにも増す聴衆の皆様の誇らしそうなお顔が印象的でした。客席の皆様、お国柄でしょうかカラフルなお洋服にアクセサリー。音楽をこよなく愛し、メーターを誇りに思っていらっしゃる空気に満ちて、画面から伝わってきました。音楽ってリラックスして楽しむものですね。
巷で豊洲問題やオリンピック問題が賑やかなのとは裏腹に、違う、良い意味で、脚光浴びてらっしゃるノーベル賞候補とも言われる生命科学者がおられます。
全く新しいがん治療薬・「オプジーボ」の生みの親、本庶佑先生です。今回は幸運にもうまくいきました・・と謙虚におっしゃる1942年生まれのステキな学者さんです。
分子生物学者でおられ、難しくて私には良くわかりませんが、インタビュー記事などを読むと非常におおらかな方で、あれほどの方でらっしゃるのに、とっても普通(失礼ないいかたですが)なところが、とても素晴らしいと感じます。
特にこの点です。
「狙ってできない ブレークスルー(飛躍的な進展)。たくさん種まきを」
素人は ”常識にとらわれずにすみます” とおっしゃって・・。
ブレークスルーはデザイン出来ません。つまりねらってできるものではないんです。
どこをどうやったらいいか、誰にもわからない。「ここ掘れワンワン」という訳にはいかないんです。ですから大切なのは、そういうチャンスをなるべく多く作ることですと。そして、若い人たちの情熱とエネルギーが幸運を呼び込むような環境つくりが大切とも、述べて居られます。
ノーベル賞の 候補に挙がる凄い方が、こんな平易な言葉でお話し下さる贅沢な時代。
なんでも、毎日の積み重ねだなぁ~それと好奇心だなぁと凡人はただただ思うのです。
先ほど上顎義歯出来上がった患者さん。お帰りの際の言葉です。
16年ほど前、現役でお仕事されてる時が初診。それ以来お忙しい時も、バイクで駆けつけ
メンテナンス続けてきた方です。初診で既に詰め物沢山でしたが、その後上は部分入れ歯にしました。お手入れもきちんとなさり、頑張ってらっしゃるなぁと思った矢先、ガンの発病。確定診断つくまでが長かったので、げっそり痩せ気持ちも落ち込んで、こちらも途方に暮れそうでした。
病名がはっきりし手術に臨むことになり、「終わったらメンテナンスにきますよ!」と仰ったものの、体力も落ち歩行もおぼつかずでお気の毒でした。そんな中「口の中が気持ち悪いけれど、いきたくても歩けない」とご本人からの電話もあり、”お家で出来るお手入れなど話し、待ってますよ!”とお葉書差し上げました。途中奥様がお手入れ用品を買いに見え、ご家族の連携が素晴らしかったです。
しばらく間を置いて「行ってもいいですか?口の中さっぱりさせたい」と再びご本人からお電話頂いた時、それは嬉しかったです。その日衛生士の、体調と病気に配慮したケア受け「アーさっぱりした」とお痩せになったお身体でしたが、ファイトが出てきてらっしゃるようにお見受けしました。抗ガン治療受け乍ら、無理ないケアを再開なさり、「しっかり食べたい」という意欲も出てきて、部分入れ歯を作り直すことになって、今日出来上がりました。
アシストしたスタッフに「今日は天ぷら食べるんだ」とおっしゃって、こちらを労って下さったとのこと。お帰り際「寿命?いや余命?」と笑いながら訂正なさって「余命が延びました!」と喜んでお帰りになりました。慣れるまで新しい義歯は大変かと思いますが、いつでも調整いたしますよ・・と申しあげたら、ニコッとなさいました。多少でもお役に立てたかと、スタッフ一同嬉しい一日となりました。美味しく召し上がれますように総力上げてサポ―トさせて頂きたいと思います。これから食欲の秋ですものね。
またまた日本人がノーベル賞!
しかも医学生理学賞の単独受賞は、29年ぶりとのこと。すごいことなんですって。
東京工業大学 栄誉教授 大隅良典教授。71歳。
名誉教授というのは聞いたことあるけれど、「栄誉教授」というの今回初めてお聞きしました。まさしく栄誉!
きれいな白鬚はやされた大隅教授。またまたお優しい方のようで、奥様に言わせると
結構いたずらなのよとのこと。
「人のやらない事をやることが、研究を支える」と教授はおっしゃって、いつもいつも
お座りになっているというデスク・顕微鏡の周りには、奥様はじめ、影響受けた研究者のお写真。それに教え子からのプレゼントなどが飾られ、普通の凄-い方なんだとテレビは伝えています。
受賞した「オートファジー」の”オート”とは自分の事。”ファジー”は食べる(自食作用)のこと。細胞内のタンパク質を分解してリサイクルみたいなものかなぁ・・と素人の私。いずれにしても今後、がん・パーキンソンなど様々な病気の解明に大いに貢献するようです。スゴイ貢献になるんですね!患者さんに朗報です。
大隅先生と同じ教室の準教授の方が、「四葉のクローバー集められるのが趣味で、見つけると下さるんですよ」と、ふだんのノーベル賞受賞者のご様子を嬉しそうに話されていました。頂いた四葉のクローバー。頂いて押し花にしたのが、本からハラッと出てきたりすると、大隅先生のお顔が浮かんで「よし頑張ろう!」って思っちゃうんですよ・・の言葉に、研究室の大変な毎日の中にも、和んだ雰囲気でらっしゃるんだなぁと感動しました。
大隅先生ノーベル賞受賞 おめでとうございます!!!
追記 昨夕のご夫妻そろっての記者会見で
「科学を人間の文化と思って、社会が支えてほしい」とおっしゃった大隅教授。
受賞のこのような場で、後に続く科学者の卵たちへのエールでもあり、国への
提言と思われる、心温かい科学者としてのお人柄を垣間見ました。