突然の雨・雷・竜巻・・と被災の方々には心よりお見舞い申し上げます。竜巻の片づけしようと思ったら大雨で・・とインタビューに答える方々、お察しいたします。
まだ残暑もありますが、今年はことのほか暑さ厳しくて、7月の内にへとへとだったのではないでしょうか?そういう私も汗ダラダラの中、必死に食べて乗り切りました、朝夕の風が少しヒヤリとしてくる頃、増えてくるのが口内炎の患者さんです。これって本当にお口の中不愉快になりますね。
口内炎はストレス・お疲れや栄養バランスが少し崩れた時、いわゆる免疫力が落ちた時など出来やすく、またヘルペスウイルスやお口のカンジタ菌が原因の時もあります。またつめた金属が合わなくなってどこかに当たっている場合もあり、うっかり噛んでしまったところが口内炎になんてこともあります。女性はホルモンバランスが崩れたり、貧血気味だったり、なんとなく不調などと言うときも出来やすいようです。
口内炎に対応する薬はザラザラした塗り薬でしたが、昨今つるっと違和感なく使える塗り薬も
あり当院ではお出ししています。それより何より速攻あるのはビタミン摂取です。特にビタミンBは有効ですが、唾液(つば)の少ない方、ウイルス感染の口内炎にはあまり効果がありません。いつも守ってくれている唾液(つば)は、口の中を細菌から守り粘膜を保護し炎症を鎮めます。またむし歯から歯を守ります。そして食事の際私達が、ゴックンできるのも唾液のおかげなのです。ですから口内炎できて食べにくいと思いますが、たんぱく質もビタミン類もたっぷりの柔かいおじや・リゾット・煮込みうどん・鍋物・スープなどカラフルな食材から栄養とって、ゆっくりよく噛んで唾液を出してください。噛むのは別に硬いものの必要ないのです。ゆっくりよくかんでください。
よくご質問の、口内炎で出来てる時のお手入れですが、口内炎は避けて、他をやさしく磨いてください。泡の少ないジェルタイプの歯磨き粉が楽ですが、ノンペースト(何もつけない)でもこの時期は仕方ありません、またノンアルコールのうがい薬もやさしくお口の中をゆすぐのにいいかと思います。いずれにしても口内炎が治ったら、いつものように柔かめの歯ブラシで磨き、仕上げはフッ素を忘れずお使い下さい。
もし口内炎が1週間以上治らない、または口内炎の形が変ってきたりしたら、口腔外科か耳鼻科を速やかに受診下さい。口内炎でないこともあります。
季節の変わり目は、疲れもあり、変わり目に体が追いつかないこともあって、ストレスフルです。
色の鮮やかな野菜・果物、ビタミンCの多い豚肉なども積極的に取って、お散歩などしてよい空気を吸ってお元気を取り戻し、さわやかな秋の到来を楽しみましょう。 佐藤