鶴を折る

お盆休みを前に、広島・長崎からの追悼番組が各局で流れています。ことのほか若い方からの声もあふれ、関心よんでいるのではないでしょうか?みんなで考えるチャンスかもしれません。先日長崎の平和記念式典に伴う番組を見ました。

原爆乙女・・などという紹介された元看護婦さんの笹森恵子さんのお話しには、息詰まりました。ご本人もお辛さを超えて、広く正しく事実を伝えなければという使命と言うより突き動かされるお気持ちが、画面から伝わって、思わずこうべを垂れました。

式典では、地元の女子高生が、大嶋ミチルさん作曲の「鶴を折る?」(テロップ見逃しました・・)と言う心打つ合唱曲を披露しました。会場にはトルーマン大統領の孫・ダニエルさんという方がおられ、「貞子ちゃんの折鶴と言うエピゾード」があるようですが、それにちなみ、折鶴の誓いは「心の終戦です」とおっしゃって猛暑の中式典に参加されていました。

歴史の中で起こったことに、今一度目を開き心寄せ、理解に努め、歩み寄れることはないかと模索する動きが絶えません。「どういう教育を受けたら、あんなこと言うようになるのだろう・・」と議員としての資質以前の問題と思しき発言をする年端のいかない非礼な議員もいます。このようなまさに法治国家を軽視する言動は初めてではないでしょうか?

深々と頭をお下げになる両陛下の御慰問のお姿拝見するにつけ、私は何が出来るか・・と考えます。

ブログに政治的なことは書くまいと心に誓ってスタートしましたが、このところの国を動かす人たちの余りの下品さに、つい思いを書いてしまいました。脈々とつながる中で存在する自分。知らずに・知ろうとせずに今まで来たことを恥じながら、自分と言う存在をあらためて考える今年の夏となりました。女子高生たちの清らかな歌声が耳に残っています
付和雷同することなく、意思表示していきたいと思います。

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