折々のことば 3374

同じ場所で太く長く生きて行こうと思ったら、
「最高の二番手」になるべきだ。
                    堺正章

仕事が「ゆるやかに下り坂」になる時期が誰にでもある。不安でも、己を知る良い機会だと歌手・俳優は言う。彼が取ったのは「二番手」というポジション。トップを競わなければ、「ガツガツ」した焦燥感から解放されるし、自分がまだ通過点にいると思い努力し続けられると。誰もが一位を目指す社会より、一級品の二番手が多い社会の方が堅牢だ。 ”最高の二番手”から。

この折々読んで堺正章さんの「星三つです!」のノリを知ってる私の世代、「ゴタイゴ♪」知ってる私の世代、マチャアキと呼んでる我々の世代は合点!だと思う。最近たまにテレビで拝見すると、いとも軽やかに品のいい笑いをとってあとくされがない・・。それにいつもなんともしゃれた格好してらっしゃる。さすがオールドカーのコレクターだと妙に納得
ご家庭でもいろいろあったのに、いとも軽やかに良い関係作っていらして、拝見したりお話伺うとさりげなく気持ちがいい・・

先日は最近はやりの街歩きの番組・銀座編だった、なんと!「ケネディハウス」に立ち寄られた。私にとって、ワイルドワンズは青春の思い出そのもので、随分前大学時代の楽しい仲間と「ケネディハウス」に集まり、ワイルドワンズで「思い出の渚」合唱したものだった、その時リーダー加瀬さんが皆ががんになったから「ワイルドガンズ」なのよと妙な冗談おっしゃったのを思い出す。その後彼は急逝、グループはどうしてるんだろうと思っていたら、堺正章さんの街歩きでワイルドワンズと再会場面に出くわした。加瀬さんいなくて三人でどうしてるんだろうの危惧は一瞬で吹き飛んだ!なんと加瀬さんのご子息がグループに加わってて4人で頑張ってる!泣きそうになりました。

そこで凄いのがマチャアキ・堺正章さん。
顔をくちゃくちゃにして、加瀬さんの息子さん加わってることを喜び、飛び込みで、キー合わせもせず一緒にがんがん歌って踊って?喜びを表わされた
この人(マチャアキ)って本当のエンターテナーだと思ったばかりだったから、この折々のことばを目にして、彼は歳を重ねて現在進行中なんだ、しかもカッコよく進行中!楽しみ楽しみ・・となんだか嬉しかったでした

マチャアキは、どなたとの会話のやり取りでも、決して人に嫌な思いさせないお気遣いとやさしさでいつも感心しきりです。二番手の一級品、星三つです!