かわいいラッパ水仙頂きました。陽当たりいい院内は一足先に春!です。メンテナンス終わった患者さん。ユニット起こして差し上げると、「アラッきれいね!いいにおい」と喜ばれて。お持ちくださった方にもお礼申し上げます。 春を有難うございました。
健康応援ブログ
若い女性のジャーナリストですが、時々テレビで拝見することがあり注目しています。フォトジャーナリストとして世界中を回られているようですが、いつも優しい眼差しで、落ち着いた発言をなさいます。
厳しい状況のシリアなどにも出向いたご経験があるようですし、東北の被災地でも活動されているようです。その時だけでなくずっと継続して活動するって、そうあるべきと思いますが大変なご尽力です。
その安田さんが、「恩送り」という言葉をおっしゃいました。
恥ずかしいけれど私は初めて聞いた言葉でした。安田さんおっしゃるには、未だ仮設にいらっしゃる被災地の方が、シリアの難民の方に余ってるものを送る・・とおっしゃるのだそうです。自分達がもっと困難だった時皆さんに助けてもらったからと。
混沌とした今の社会の中で、このように想像力を持って気持ちを届けようとなさる方々がいることを知ってほしい・・とおっしゃっていました.
「恩送り」言葉も美しい響きですが、まごころを感じますね。若い女性がこのようなことを伝えようとしていることに感動しながら、若い方があちこちで、さまざま意味ある活動してらっしゃることに注目し応援しなければ・・と思いました。
お正月、地方の老健にいる義母を訪ねました。お正月らしい玄関入ると、いつもお世話になっている職員のお迎えの笑顔がいつもながら有難く思えました。お正月といえども、職員の方々大変なお仕事だと思います。義母は昼食中で「今日もごちそうなのよ」と嬉しそうでした。終わるまで部屋でまちますよ・・と日当たりのよい個室で待っていました。
好物をいろいろ持っていったので、それぞれ開けては大喜びし、きれいな包装紙もきちんとたたんで取っておく・・と嬉しそうで、義父の遺影にお供えするにも、どのお菓子にしようかと悩んでいる様子も微笑ましく、有難く思って眺めていました。
義母は無類の柑橘類好きで特におみかんに目がありません。手の平が黄色くなるほど食べるの・・と笑っています。日本の冬と言ったら炬燵とミカンですよね。
昨今炬燵と言うのも珍しいでしょうか?
さて、義母がミカン食べるのを見て、「ミカンをたべる」と言う行為そのものがスゴイ
口の動きなんだとつくづく見入ってしまいました。
おもての皮をむき、房を取り、白い筋のようなのを取ってひと房を持って口に運ぶ、口に入れたら上下の歯を合わせ、中味を口に入れ唇でしごいて房だけを出す。この行為が出来て初めてミカンが頂けるんですね。素晴らしい口の動きです!
90歳になる義母の口元をみて、ミカン食べられるのって,スゴイことなんだ!と痛感しました。ナイフを使わず気軽にいただける日本のミカン。それにもまして「歯があってこそ」頂けるミカン。「甘いわねえ」と次々とミカンを口に運ぶ義母をみて、召し上がれて喜んで下さってよかったぁ!と思ったことでした。私達が帰った後もきっと召し上がっているに違いない。手の平が黄色くなるまで・・と帰りの車の中でなんだか嬉しい私達でした。好きなものが食べられるのって、一番の幸せではないでしょうか?「極楽極楽」と言って見送ってくれた義母に手を振りながら、「食べられてこその今の健康」とお世話下さる方々に感謝するばかりです。
だんだん寒くなってきました。
この時期になると、食べたくなるのがくず湯。
今では、近所の和菓子屋さんでも何処でも”固形のくず湯”を売っています。柚子風味・抹茶味・はてはチョコレート味・コラーゲン入りなんて言うのもあります。これら高級なくず湯ですが、私には本当の美味しさは違うなぁ・・と思ってしまうのです。
私の87になる母が小さい頃作ってくれたくず湯。何ともきれいで美味しくて、その味は絶品。母の作るくす湯は、本くずでなく「片栗粉」でした。計量スプーンではかるでもなく母のカンで、マグカップにあっという間に片栗粉とお砂糖を入れ作ってしまうので、
いつも「えーッ!どれだけ入れたの?」と聞くと、「食べて覚えなさい!と意地悪く言うのでしたが、あとで「大体片栗粉この位にお砂糖この位。先に少しのお水で混ぜておいて、あとは熱湯を少しずつ少しずつ入れるのよ。マヨネーズ作る時と一緒よ」と教えてくれるのでした。
何度言われたようにしても同じに出来なくて、くず湯でおなか一杯になったこともあります。それでも母のほのかな甘みの透き通ったとろりとした味は、私のベロが覚えていてだんだん同じものがつくれるようになりました。
無類の牛乳好きの私は、牛乳でくず湯も作ります。これはとろみの具合いをうまく作れば
おかわりしたいくらいの美味しさ。フレンチのデザートに匹敵するかも・・です。益子焼の分厚いカップに入れれば見るからにあったまりそうでしょう?
くず湯は片栗粉に限る! 素朴ですが美味しいですよ。ぜひお試しください。それこそ
とろみと甘味の具合いは、あなたの塩梅で。香りのものなど入れない方がシンプルで
単純なほど美味しいと思います。
久しぶりに阿川弘之さんの本をひっぱり出して、ウトウトしていたら、やはりあの佐和子さんのお父さまだけあってすこぶる面白い。三浦朱門との対談でも永らえたお二人の会話が最高です。
この頃奥様とともに耳が遠くなって・・とのこと。「スニーカー」が「墨烏賊」に聞こえたり「世の中」が「最中」に聞こえたり、「まだ九時だわ」が「また栗饅頭だわ」に聞こえたり(笑)でみんな食べ物と間違える・・。
・あまりにひどいので聴力検査したら正常値と言われたが、「奥方のいうことに返事しない」というのでやむなく補聴器つけて電源切ってるんだよ(笑)
・人にもよるらしいけれど、必要な言葉は聴きとれなくて、雑音ばかり大きく入ってしまうんだってさ。
・あれは脳を訓練すると脳が雑音を消して、必要な音だけ拾うようになるんだそうだよ。
・ああそうかい(笑)どういう風に訓練するのかね?
・つけっぱなしで生活していると自然に聞こえるようになる。目の場合、夫婦でスーパーに行って、僕は駐車に手間取って、遅れて店に入る。店の中に若くてきれいな女性がいると、パッと彼女だけ見えて他が見えなくなる(笑)自分の奥さんはどこにいるか見えないし、どんな服着ていたか全然思い出せない。古女房は正に空気。無色透明。それでまた、なぜ気がつかないんだって怒られるんだけどね。だから補聴器も慣れれば、雑音が聞こえなくなって大事な音だけ聞こえるというようになるというのは本当だと思う。
・ほんとかねえ。
・僕の場合、訓練で雑音だけ聞こえて恐ろしい配偶者の声は聞こえなくなった・・。
おやおや・・。
ほんわか笑ってるうちにうたた寝してしまいました。達人たちの会話はスゴイ。本の題名は{言葉と礼節」です。
先ほどメンテナンス終わられた患者さん。三年前舌癌と診断され手術を受けられました。メンテナンス担当の歯科衛生士が、粘膜の微変に気づき、院長と慎重に対応した結果でした。
オペ直前もオペ後も、耳鼻科の主治医先生が口の中のフォロー無しなので、当院で
慎重かつ念入りにフォローしてきました。とはいえオペなさったのは大学病院ですので
あくまでも出来る範囲ですが・・。耳鼻科と歯科との連携の難しさは今も昔も変わりません。これでは患者さんが気の毒です。途中もどかしいと思うところもありましたが、主治医にもよるのでしょう・・。この患者さんの主治医先生は、「オペしたところだけにしか関心のない方」のようで当院がしっかりサポートしようとスタッフで話してここまで来ました。
オペ後は沁みたり違和感多く、通常の洗浄もスケーリングも難しく、ただただお話し伺って寄り添い、少しでも口から召し上がれるように、「出来ることしか出来ない」日々でした。その中で再発・転移におびえる心落ち着かない日々もありましたが、それでもいらしてお話し下さる患者さんに、こちらは多くを学ばせていただきました。良かれと思う衛生士の処置が受け入れて下さらなかったり、ご不満をおっしゃる日もありましたが、それもこれも”ガンになった”という事実と悲しい孤独な思いが、十分にサポートされていなかったからと、今思えば理解できますが、その時には、患者さんの心の思いが十分に理解できていませんでした。臨床心理的に言えば、「怒り」に近い感情がおありだったと思います。
今日メンテナンス終わって、随分晴れやかなお顔でしたので、お声掛けしたところ
「唾液が出るようになったの!」と何度も何度もおっしゃるのです。「あのね、お口の中こうしてきれいにして頂き、食事もだんだんよく噛める食事に戻ってきて、そうするとね唾液って出てくれるのね!」とおっしゃいました。
「唾液が出るとね、よく噛むでしょ。味もわかるようになってきて、口の中もさっぱりするのよ」と教科書に書いてある”唾液”の効能をぜーんぶ言って下さいました。
私もこれを聞いて、嬉しかったです。
三年経ったのねえ・・とおっしゃる患者さんに、「よかったわあ、よく頑張られましたもの」と申しあげて喜び合いました。当院の力は微々たるもので、全て患者さんが現状をぶつけて下さり、教えて下さった結果です。
そして何より、普段寡黙なご主人が良くなさって、そばにいらした結果です。奥様と別に「どうしたらいいでしょう・・」と食事や、ご本人の心の不安について相談に見えたこともありました。そのご主人のお気持ちに感じ入って、何度かお悩みを聞くだけでしたが
、ヒョンな一言やアドバイスをとても喜んでくださったこともありました。
今日メンテナンス終わられて、晴れやかなお顔で「唾液が出て来たの」とおっしゃって下さった患者さんの嬉しそうなお顔を励みに、これからも個々の状況に対応できるよう
スタッフ全員で学び、その方が日々おいしく召し上がれることが使命と認識して、精進してまいりたいと強く思いました。
ご自分で食べられていれば、力も希望も湧きますね。
患者さんに教えて頂きながら、得たことはまた他の患者さんにもつなげて、お役にたてれば幸いです。共に頑張りましょう。、
開業して33年。ホンダさんや無限の方々に支えられ楽しませて頂きながらといっても過言ではありません。当地に世界のホンダがあります。
ホンダ独特の風土あるいはバックグラウンドとして、本田宗一郎さんの時代から空に夢を抱いてきたことも大きな後押しになっていると思います(中略) 飛行機、そして小型ジェット機に行くと言うのは、ある意味では自然でもあり、ようやくそこに行き着いたというのが実感です。21世紀の遠くない時期に、必ず小型ジェット機の時代が来ると思っています・・ とホンダエアクラフト社長・藤野道格氏は述べておられます。
この本は開発リーダーが語る30年の全奇跡のノンフィクションです!ぜひご一読下さい。
暖かいお正月のお昼。青山のイタリアンレストランで恒例の小さなコンサート。応援する佐野成宏さんとピアノは大好きな佐藤正浩さん。昨年ドンカルロ(フランス版指揮なさった)で大成功。こちらのレストランにはイタリアのあのFIZIORI と言うピアノがあります。名器ストラディバリウスと同じ赤トウヒの響板を内臓し40人の熟練した職人が3年がかりで造りあげる最高品質な上、世界で一台の縞黒檀(虎模様)のピアノは、何とも柔らかくよく響く音で、以前お弾きになったブーニン氏等から絶賛されています。この日も屋根からブーゲンビリアの花が垂れオリーブの街路樹から、お正月とは思えないまったりした陽射しが差し込む中、FIZIORIの柔らかいピアノに佐野さんの伸びやかなテノールがよくのって、それはそれは至福の時でした。
ヘンデル、ドニゼッティ、トスティのお馴染みの曲に、Carusoと言う何とも魅力的な歌を聴かせて頂き佐野さんの違う魅力を発見でした。隣のお席の88になられるコアなファンのおばあさまが、オシャレなさって手の指でテンポとりながら楽しんでおられ、又フルコースもしっかり召し上がってワインも楽しまれるご様子にこちらまで幸せな気持ちになったことでした。
マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!歌う、食べる、愛する。食べられる幸せ。歌う幸せ。歌を聴かせていただける幸せ。愛し愛される幸せ。皆さんそう思われた一日だったと思います。 こちらのお店は リヴァデリ エトゥルスキ オーガニックレストラン認証です。
お仕事しながら、趣味でサックス吹いてる患者さん。趣味を通り越して、青山のブルーノートで演奏したりもしてらっしゃいます。元々はクラシック好きで、ブラームスの一番、指揮者によってまーったくちがうよね!と仰ったのが始まりで、CD交換させていただいたりしています。
秋頃私の秘蔵。チックコリアとボビーマクファーレンのピアノ コンチェルト持ってない!とおっしゃるので、全くジャンルの違うソプラノのスミジョーのCDと二枚お貸ししたら、とても喜んで下さり、代わりにこちらのCD貸して下さいました。聴いたことないので楽しみたのしみ。自分のチョイスでない初めての音楽はワクワクします。これで師走を乗りきれます!どんな歌手なんでしょう🎵
本日配達の1月15日号週刊朝日に良い記事がありましたので、ご紹介いたします。
お答えは、日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷武先生。
昨年スタッフともども、MCI 認知症のの講座で勉強させて頂いた菊谷先生です。
A 注意点は主に食事時間が長くなっていないか?体重が減っていないかです。毎日
顔を合わせているご家族には、これらの変化を見過ごしがちです。
高齢者の場合、インフルエンザや肺炎・骨折・一過性の脳梗塞・歯の不具合といった
直接は摂食嚥下障害につながらないような不調が重なり、本人も気づかないうちに摂食嚥下機能が低下することがあります。
すると、食べられなくなり、全身の状態も衰え、摂食嚥下機能がさらに低下するという
負のスパイラルに陥っていきます。食事時間や体重の変化などを注視し、早めにリハビリを始めましょう。(菊谷歯科医師)
今のように摂食嚥下が注目される前、聖隷三方ヶ原病院の藤島先生でしたか?飲み込みにくい患者さんには、お食事前に簡単な準備運動するといいですよ!と教えて頂いたことがあります
それはお食事前に
・肩を上げ下げして、今から「ゴックン」しますよ!を知らせる
・お口を大きくパクパクして食べ物がお口に入る準備をする
★お口やお顔周りの筋肉に信号を送るんですね。
それと同時に、呼吸と嚥下(飲み込むこと)の訓練として、お茶(又はお茶ぜりー)を
口に含んでゴックンしたら、「ハッ」と咳するように息を吐く。
→こうして実際の「食べる行為」につなげます。
もう一つ大事なのは、姿勢です。
車いすの方も含めて、足がブラブラで食べぬように、ピアノの”足台”みたいなのに足をつけて召し上がると、姿勢が良くなります。又背中にビーズクッション(又は丸めたタオル)あてるだけでも姿勢が整います。
口から食べることが何より幸せなことです。
あきらめずに「安全に」トライください。
月影のいたらぬ里はなけれども
ながむる人のこころにぞすむ
今日の日めくりに書いてありつくづくそうだなぁと思いました。
今年も前を向いて明るくまいりましょう!
あけましておめでとうございます。12月で開業33年目に入りました。皆様のご理解ご協力そしてご支援のおかげ様です。ありがとうございます。
寿命の限りご自分のお口で食べて頂く事は簡単なようで大変なことです。当医院では、 年齢の各ステージで、召し上がるという日常の当たり前のことに注目して、歯科としてどうお役に立てるか原点にたち戻り、「人としての暮らしホスピタル」として今後もサポートに努めたいと思います。
まだまだ若い方にも、明日の我が事として、ご自分の身体はご自分で守ると言う、ごく当たり前の原点に立ち、お元気で楽しい毎日が気持ちのよいお口の健康から始まると、ご理解いただければ嬉しいことです。ですので数多ある情報を吟味して皆様のお役に立ちますよう勉強を続けます。歯をいい状態に残す事は大変ですが、出来ない相談ではありません。”痛くなってから” ”詰め物が取れてから”など、ご不自由を感じてから飛び込む歯科医院でなく。「お口の中を維持し気持ちよく保つための歯科医院」=暮らしホスピタルとして中央歯科をご利用ください。
「生きることって食べること」
そう思えば、定期メンテナンスでお口の中を整えることは、人としての暮らしを支える「当たり前のよい習慣」です。お口の中を整えると全身の健康維持に貢献することがわかっています。
お子さまからご年配の方まで、当院は皆様の尊厳ある毎日の暮らしを応援させていただき、さまざまお役に立ってまいりたいと思っています。今年もすでに7月・10月と研修予定。日々新しい情報にも触れ吟味して皆様にご案内申し上げます。
また昨年10月NHKプロフェッショナルに初登場した、当院属するオーラルフィジシアン代表・熊谷崇先生(山形県・酒田市)が、来る1月21日(もしくは28日)カンブリア宮殿に出演されます。定期メンテナンスはじめ歯科医院の利用の仕方をご提案申し上げると思いますので、お時間あれば是非ご覧ください。
どうぞ小さなお悩みも何なりとご相談下さい。今年も皆様がおいしく召し上がり、大いに笑ってお元気に楽しく過ごされますように願っております。
2015(平成27年)も本日で終わります。今年も皆さまご来院ありがとうございました。研修などで日程変更いただいたりご協力ありがとうございました。
おかげ様で12月1日に開業33年目に入りました。大学の口腔外科に非常勤で努めながら昭和57年に開業させて頂いた日がつい先日のように思い出されます。
この間、多くの患者さん・ご支援くださるメーカー・業者の皆さん・技工士さんはじめ当院のスタッフ。そしてご近所の皆様には数え切れぬご支援賜りました。ありがとうございます。
1998年から山形県酒田市の熊谷崇先生率いる「オーラルフィジシァン」に属し勉強させて頂いております。熊谷先生は昨年10月NHKプロフェッショナルに初登場され既に再放送もありましたので、ご存じかと思います。
従来の削って詰めてが優先される歯科の治療と違って、まず原因を説明共有し・虫歯・歯周病の成り立ちを患者さんご本人に知って頂き、予防するということは実際どういうことかをご理解いただいて、共にお口の健康維持に向かいましょう!と言うアプローチです。
「行ったらすぐ削って直してくれた」「今日で終わったから、又痛くなったら来ますね」ではないのです。
「こういうことだったのですね!理屈がわかりました」今年も、初めていらした多くの患者さんから気づいていただけ、直したら終わり!直すだけが歯医者・・ではないとご理解いただけ、「では、どうしたらよいのか?」「どうすれば歯を失わずに防げるのか」質問下さり、関心持って”ご自分のこととして”考えて下さるようになった方が多くいらっしゃることは、望外の喜びです。
残念乍らまだまだ、このような考えも広まらず、広まっても実践されないのが現状ですが海外では「スタンダード」だそうです。年一回スタッフと酒田に研修(オーラルフィジシアン・チームミーティング)に行き、国内外の今旬の先生方から、トピックスを聞き、又必要とあらば周辺医療の勉強会にも出向く。そして日々の診療にどう役立てるかが、私達歯科医院の責務です。これからも中央歯科は留まらずに、ドクターもスタッフも勉強してまいります。まだまだ力不足を感じるからこそ日々勉強です。そして「一番の先生は、ご来院下さる患者さんである」ことを肝に命じて、これからも前に進んで参ります。本年もありがとうございました。添付画像はこの秋衛生士仲間と旅行に行った際のスタッフが撮ったものです。このようなニュアンスのある写真が撮れるようになったことは、少なからず患者さん方に寄り添えるんじゃないかと嬉しく思います。ご期待ください。
よいお年をお迎えくださいませ。
ロンドンの患者さんからクリスマス風景と珍しい車の写真が届きました。(院長が無類のクルマ好きと知って)何ともカッコいい車たちですが、走っているのも見たいですね。日本でも先日、クラッシックカーレースがあったことはブログでお伝えしました。この車の持ち主たちは、日々大事に大事にメンテナンスしてるんでしょうね。そういえば随分前トヨタの新聞広告が「歯のお手入れと同じように、車にもメンテナンスが必要です」というのがあったっけ!どちらも大切なものは、長く使いたいですから、お手入れが肝心ですね。車も歯もメンテナンスしよう!ただ長持ちでなく、よい状態で長持ちさせましょう。
車も歯もよい・健康な状態の時からメンテナンス致しましょう。ロンドンからすばらしくカッコいい車のお写真に便乗させていただきました。ありがとうございました。
師走も押し迫った朝。ユンディ・りのショパンを聴きました。
ショパンコンクールに18歳で優勝した2000年。初々しかった少年は、ステキな青年になって相変わらずの雰囲気でした。当時中村紘子さんが大絶賛したのを覚えています。
ショパンが祖国を思って書いたポロネーズを聴きましたが、ショパンの思いを伝えるがごとくの豊かな音色でした。甘いマスクばかり言われますが、リのショパンはとびぬけてショパンです。
10年前サントリーで聴いた時も、思わず泣いた「雨だれ」。ショパンの心の声ですと言われるとうり、この日も思わず心震えて泣いてしまいました。ユンディ・リのショパンは聴くと本当にわけもなく泣いてしまいます。
最後に遺作の「ノクターン20番」でした。戦場のメリークリスマスでも使われた曲でおなじみの方も多いと思います。お笑い番組と大食いイベント番組の多い師走に、気忙しいからこそ救われるひとときでした。
あんまりびっくりしたので!ご存知かと思いますがご紹介します。
川崎市在住の88歳の女性が、介護資格を取得のニュース。約一か月間講座に通い合格なさったそうです。これから介護の現場で働くおつもりとのことです。
講義でも一番熱心にメモを取り、笑いをおとりになるジョークもおっしゃって、受講生たちの飲み会にもご参加とか・・。授業は皆勤だったそうです。糖尿病や心臓病の持病があるので、「勉強しておけば、介護される時に、”相手も楽なはず”」と思い立ってのことだそうです。この発想がまず、スゴーイ。
一緒に学ぶ同級生の若者?も 「高齢者のリアルな体験が聞けて、とても勉強になる」「88歳でも介護サービスを提供する側になれるということに気が付いた」と。
75年ぶりの学校は「教わることをなかなか覚えられないのは困るけれど、新しいことを知ることができて面白い」と88歳の弁。今後は、実際に介護施設で働くことを考えているとのことです。ご本人は「タオルをたたむことくらいしかできない」と控えにおっしゃっているようですが、先生側は「食事の介助や慶弔ボランティアも十分お出来になる」と太鼓判のようで、厚労省の担当者も「聞いたことがない」と驚いているようです。
104歳になられた日野原先生も常に仰っておられるのは、「常に何事にも興味をもち、新しいことを創めていれば若々しくいられる」をこの方は実践され、元気と勇気をいただけるすばらしい記事でした。シーツ交換の手早さには周りがびっくりしたようです。
新聞に載った写真には、介護される側でなくサービス提供側の88歳を取り囲む若い人達の尊敬を持った笑顔がたくさん写っておりました。お仲間にも励みになるんですね。
後に続くお元気な高齢者に「エール」になったんではないでしょうか。ぐだぐだ言ってられないなぁと私も大いに刺激いただきました。ありがとうございます。
11月に寒い日があったかと思ったら、雪も降らない12月となり、イチョウの樹も黄色くなっていいいんだか?わかんないよーみたいな晩秋でした。でも樹々は紅葉し落葉して師走となり、樹々も次の芽吹きに備えています。
今年も何人かの患者さんとのお別れがありました。長い闘病の方々でした。皆さんご自分のお口の中に関心を寄せ、最後までお手入れも続けられましたので、精一杯の体力でご来院の折、今受けている放射線治療・抗ガン治療様々でしたが、ありのままをお話し下さいました。こちらが「これなら!」と思うお手入れのものが、ミスジャッジで、かえってご不自由だったり。「これは合わないだろうな?」と思うものが存外使えて、「気持ちいいわぁ」と喜んでいただけたり、本当に患者さんの声ほど貴重なことはありません。この多くの学びを、他の患者さんに生かさせて頂くことが、旅立っていかれた患者さんへの感謝の気持ちになると信じて、これからも患者さんの声に耳を傾けていきます。
週刊朝日12月25日号 後ろのほうのページに「あらっブルースさんが!」
「日本ワインの食卓」というページです。先日12月6日のブログで 「ピノ・グリ」紹介したワイン醸造家です。
さらに恰幅よくなったブルースさんの写真と、クリスマスに間に追うようなお髭(笑)ピノ・グリでご案内した栃木県足利市のココファームワイナリーを、今日のご評判まで
引っ張っていらした立役者でもあります。
北海道の岩見沢に移住され、森を控えた畑でできるだけ農薬を使わず、亜硝酸塩を控えてワインづくりに励み、このたび「森 2013 白」ソービニヨン・ブランを世に出されるそうです。写真に掲載されたグラスに入ったワインは、とろみがかっているようにもみえ、期待が高まります。白トリュフ・あんず・柑橘・そして蜂蜜のかおりが次々とあふれる・・とあります。生産本数も242本と少ないので、急いで申し込まないと・・。
洒落でしょうか?10Rと書いて「トアールワイナリー」というそうです。春になったらワイン仲間誘って訪ねてみようと思います。ブルースさんにお会いするのも楽しみ。ご活躍を祈ります。ブルースいいワイン出来てよかったですね!
当院の一階は内科さんです。12月初めご近所や小児の患者さん・保育関係の方から「新しいタイプのノロ」のことを耳にするようになりました。
とある日の朝、一階の内科さんに小学生低学年と思われる男の子が母親に連れられて医院に入るところでした。オヤっと見ると、手に見慣れた赤い小瓶、R1ヨーグルト。今評判のヨーグルト私も愛用しています。サプリとは違いますがR1ヨーグルトは絶大な人気です。でも受診途中に歩きながら飲まなくてもねぇ・・。
いわゆる子供向けのッサプリが随分と売られているけれど、子供に対する安全性や有効性が確認されてはおらず、専門家は慎重にと19日付の新聞では警鐘ならしています。2013年の厚労省のネット調査によると、1歳から6歳の乳幼児を持つ母親2063人の内、165人(8%)が子供にサプリを与えたことがあると。
その理由は「食事だけでは栄養が足りないから」「好き嫌いが目立ち始めた」などだったようです。
一方国立健康・栄養研究所によると、子供向けサプリのほとんどは子供への安全性や有効性を確かめる製品試験は行っておらず、科学的根拠が確認されていない。一般的にサプリは成分を過剰摂取しやすく、健康被害のリスクもあると書かれていてお知らせしたいと思いました。
同研究所の情報センター長は「幼少期から足りないものはサプリで補う・・と安易に与えると、大人になっても適切な食習慣が身につかない。必要な栄養素を取るには、いろいろな食材を食べることに尽きる」と。それはわかってるんですよね。でも好き嫌いの多い子どもが多い、お母さんは仕事もって忙しい・・と言う現実もあります・・。
又栄養士協会の方は 「まずは、何故食べないのか原因を知ってほしい。時間をおいたり味付けを変えたり工夫して、食の楽しみを教えていく事が大事」と言っていられます。
そうは言ってもお母さんも仕事してたりの昨今なかなか大変ですよね。ですがCMで流れているように「あなたの身体は今日食べたもので出来ている」の通りです。学校でも給食の方や、地域の方の協力で、子供たちに様々な食材を食べてもらおうと、協力が始まっています。
まず大切なことは、お父さんお母さんが「美味しいね」と、子供たちを巻き込んでおいしそうに食べることかな。手の込んだお料理でなくとも、ジャガイモ茹でただけでもバターのせたり、お塩振っただけでも美味しい。忙しければジャガイモ安い時に皮付きのまま茹でて冷蔵庫に入れておけば、すぐチンして、あるいは切ってフライパンで焼くだけ、トースターで焼くだけでもいい。ツナ缶開けてのせて食べてもいいいし。
そのままつぶして、ベーコンネギなどくわえて”おやき”にもなるし・・。
人参嫌いのお子さんが沖縄に家族旅行に行って「人参のシリシリ」という炒め物を作るようになった。5歳のお子さんがバクバク食べるようになって、もう何度も作るようになった・・とひょっとしたきっかけでたべれるようになった嬉しいいきさつを新聞で読みました。つい頼りたくなるサプリですが、お子さんにはくれぐれも慎重に。働くお父さん・お母さんの社会のサポートは、食事のことから取り掛かるといいのかもしれませんね。
各地で「子供食堂」の動きが活発になっていることは喜ばしく、お母さん方にどれほど強力な応援団でしょう。
当院でも小児の患者さんの親御さんには、お食事の材料を出来るだけかじって味わうように調理していただく事。食べやすく食べやすくしないでも「美味しい」と子供たちが感じるように頑張って下さい、応援してますよ・・とお話ししています。ちょっとの手間ですがあとは楽になりますよ。
恒例になった佐渡裕さん指揮の一万人の第九(大阪城ホールでのもの)が
明日午後1時55分より、TBSで放送されます。
当院が応援し、2012年和光市でコンサート開かせて頂いた
テノールの佐野成宏さんがソロを務めます。お忙しい師走のお昼間ですが、
お時間ありましたら迫力ある第九をお楽しみください。
かの有名なドクターが言うことにゃ、ぬるめのお風呂に10分ゆ―っくりつかると、体温
ジワ―ッと5度上がって免疫アップですって!
この気忙しい師走。カラスの行水でなく、気持ちもゆったりさせることが大事なのねェ。
「カラスの行水」ってなんやねん!?なんて言われちゃうかしら・・。
雨の日にカラス見て確認ください・・。スンマセン。
当院で随分前からご案内している、「あいうべー体操」
今日もあるテレビで、男性のドクターがこの季節のウイルス退治にちなんで、推奨してました。そうか!ウイルス退治にもいいんだ!と納得。
ご存じのように大きくお口を動かして、「あ・い・う・べー」と目まで大きく開けて顔面の体操です。これやると随分唾液(唾)がでて、お口の環境整えるのによいので患者さんにお勧めしていました。もう何年前からかしら・・。結局唾液出るので、この季節のウイルス退治にいいということですね。
その上大きくお顔の筋肉動かしますので、いろんな!表情しますからお顔もほぐれて、笑顔が豊かになるように思います。疲れてる一年の終わり。「あいうべ―体操」して、にこやかに師走を乗り切りましょう。寒さもヤなことも、顔で笑って心で泣いて。笑ってるうちにヤなこともどこかへ行っちゃいますよ。You Look Great!
私も初めて知った言葉です。「お花見」「お月見」「雪見」のように、ただ枯れた野原を見に行くという「枯野見」
枯野なんて見て楽しいかな?と思うのが普通かもしれません。確かに寒々しいだけのような気がしなくもありません。
先日ある美術館の庭園で見た風になびくススキの群れに、圧倒される美しさを見て、ブログにあげました。外環に乗る前の道でもススキの群れはまるで手ではいたように、大きく揺れたりすると、ドキッとする美しさです。
それだけでも美しいのに、江戸時代の人はその冬枯れの景色に、通り過ぎた季節とこれから再び訪れる季節を想像して楽しんだそうです。
簡素な世界の中に、豊穣な時の移ろいを見出すなんて、四季のある日本ならではのとても高度な美意識ですね。雲一つない青空だったり、渡り鳥やトンビが地上に影落として飛び去るさまの美しさ・・と紹介したデザイナー・堀畑裕之さんは伝えています。
先日ご紹介したススキの群れも、ススキの穂がだいぶ開いたからこそのボリューム。これが未だ開く前のススキだったら、針のような銀色で又違った趣だったでしょう。季節感が薄らいだとは言え、見つければ日本の美しさは沢山あります。あったかくして「枯野見」行ってみましょうか。チョコレートとホッとワインでも持って・・。
金華豚の味噌漬け弁当です。存在感ありすぎですので、半玄米のご飯の上に海苔散らしてドーンと豚肉。小松菜のお浸しに、人参オリーブ茹で、患者さん浅川さんのサツマイモオレンジ煮、隅っこに浅利の佃煮とシバ漬。金華豚は脂身が美味しくて地味だけど美味しいお弁当になりました。四万十川のアオサのおつゆ添えて。簡単ガツン弁当一丁上がり!
師走のごった返すデパート。数年前見つけた大人のソフトクリーム(笑) ぜーんぶチョコレート!勿論コーンもチョコ!ここでひと休みして、よし!と頑張れます(笑) 秘密の休憩所でーす。
先日の放送は、歯科の当院にも大変参考になる内容でした。
最終診断は「膿胸」だったのですが、患者さんの主訴がウエストよりの背中の激痛でしたから、まさかこのような診断名とは思いませんでした。それでも指導医の救急医は、運ばれて10分で診断ついていたとのこと!さすがです。
その上救急車で運ばれてストレッチャーから、ベッドに移す際の患者さんの様子をつぶさに見ており、その時に大きなヒントがあったようです。再現ビデオの隅々から、診断に結びつく細かなヒントをたくさん得ており、その救急医としての緻密さに驚きました。その場の研修医にも大きな刺激と勉強になったようです。
膿胸と一緒に感染性心内膜炎の病名が出ましたが、どちらも「お口の中の細菌」が少なからず影響しています。このことが放送で伝わっただけでも大きな意味のある番組でした。
歯ブラシしないことがすべてというわけではありません。喫煙もこの患者さんには大きなリスクファクターです。しかしながら、いま口の中の細菌が多くの炎症性疾患とかかわっていることがわかっています。口の中の細菌が肺炎に大きく関与していることは自明の事実。口の中の細菌だけが原因ではありませんが、この番組でお口の中をきれいにすることの意味を、一人でも多くの方が気づいてくださって、毎日のケアと歯科医院でのプロのケアの重要性をご理解いただければ嬉しいです。
皆さんはご存じでしょうか? パラリンピック・ラグビーの方達。私恥ずかしながらちっとも知らなくて偶々テレビで拝見し、夢中になって応援しちゃいました。
そういえば・・と記憶の奥の方にあったのですが、ずーいぶん前、若者4人が乗った車が樹に激突し炎上!3人も亡くなってお一人も瀕死の重傷と!そのご無事だった方がこの
「池さん」なのです。左足を失い、左腕も感覚はなく・・の中、自分だけ生き残ったことに悩む日々だったようですが、ある日生き残ったからこそ・・という気づきの中、パラリンピックのバスケに挑戦し始めたのだそうです。右腕しか使えないのにあきらめず、右腕を徹底して鍛え、右腕だけでボールを操れるようになられ、その後車いすラグビーに転身されました。
更にコントロールに磨きをかけ、と言っても画面の練習状況を拝見すると、尋常ではない過酷なトレーニングとお見受けしました。こちらから見たら、それは難しいだろう!と思われるようなことでも、「出来ることをひとつづつクリアする」それにはたゆまぬトレーニング!と、ご自分を鼓舞してわざわざ大変なことをご自分に課せているように見えます。そしてその様子を、小学校で体験話として伝える活動をなさり、一緒に事故にあって亡くなった友達が僕の生き様を見ていると。だから試合でメダルとって見せることが自分だけ生き残ったんだから・・と。3人の為に何が出来るか・・と左足を失った池さんが
トレーニングしてるのを見たお婆さんが 「あなたに勇気もらったよ」とおっしゃって下さり、役に立つ自分に気づき、亡き友人の分も生きて証拠を残そうと、メダル目指す決意を固めたそうです。
リオでメダルとりたい!少しだけ残ってる筋肉を少しづつ大きくしていき、失った機能をトレーニングによって生まれ変わらせる。ギリギリまで自分のできる最大限をつくす・・と汗びっしょりになって、あえて坂道で車いす使ってトレーニングしたりの画面拝見していて、思わず「頑張れー」と心の中で叫びながら、カッコいい方だなぁと思いました。結婚されて男の子二人もお家の中でボール追っかけるのを楽しそうにみておられました。
競合オーストラリアに勝つために、一つ一つ戦略も検討しながら、仲間と協力しながら一つ一つクリアしていくご努力には本当に頭が下がりました。正直パラリンピックをよく
拝見していなかったことを後悔し、今後は是非に応援させて頂きたいと思いました。
絶望の淵から困難を一つ一つ乗り越えて来た”池さん”
もともとステキな方なのでしょうが、なさってらっしゃることが更にお顔にあふれて、何ともハンサムな男性です。
池さんとチームの努力が報われて、身体の大きい競合オーストラリアに勝って、リオ・パラリンピックの出場権を獲得されました。
「生きててよかった!」とおっしゃる池さんのお顔には、亡くした仲間へのおもいがあふれ、なおかつ”ヤッタ”という充足感も見られ、でも「僕の場合はですから・・」とあくまで謙虚な池さんでした。
あっち痛いこっち痛い・・を理由にさぼってる自分を恥じ、自分で自分の身体をみてやらずして誰がみるのだ・・と大いに反省でした。再放送あるなら、みんなにみてほしい番組でした。子供たちにもぜひ!番組に夢中になっちゃって本名聞き逃しましたが、「池さん」がぴったりな!素敵な方でした。頑張って下さいね。私も勇気頂きました。