当院近くではもう河津桜咲き始めましたが、田舎ではまだ紅梅が真っ盛りです。そのまわりでは、人気のイチゴ狩り。「とちおとめ」です。それを忘れて、「あまおう」の大きなイチゴを持って帰ってひんしゅくかったバカモーン娘でした(冷や汗・・)
ご注意です! 溶連菌が流行っています
近所の内科さんにこのところお子さんが飛び込んでいると思ったら、インフルエンザもさることながら、溶連菌が流行っています。
溶連菌→溶血性連鎖球菌。赤血球を溶かすと言う意味ですね。
お子さんはまず8度くらいの高熱・のど、舌にいちご状のブツブツが出来ます。
咳や鼻水はあまりないようですが。
気づいたら時間おかずに受診して、確定診断受けて下さい。抗生剤で対応可能なようですが、治ったと思っても今一度医療機関で確認ください。
稀なケースかもしれませんが、この溶連菌が「劇症型」になると俗にいう、”人食いバクテリア”といわれ、大人が短時間にどんどん進行するようで、かかった大人の30%が死亡するとか。(ビックリです!)
きっかけは、足の指などに2~3ミリのポツポツ(血豆のような)が現れ、それに気づけばまだ対応可能なようです。
気づかずにいると、血豆が4~5ミリのポツポツになり、短時間でもっと大きくなり、やがて患部が臭うようになって壊死が進むとか!コワイですね。この状況に気づかず、対応遅れた方が、自分の部屋が臭っておかしいと思ったときには、足首が腐っていた!と車イスに座って話されていました。異変を感じたら、大きな病院へ急いで下さいとのこと。小さな傷口・血豆くらいなどと思わず、すぐ大きな病院へと警鐘ならしていました。
自分のまわりにいないと、特別なことと思いがちですが、まだまだ不思議な感染症が増えていますのでお知らせしました。足の指あたりにごく小さいプツプツなんて、見落としますよね。怖がるより知っておけば、早期の対応もできる・・とあえて書かせていただきました。
やはり感染症予防には、一にも二にも、「手洗い・うがい」が何より重要ですが、手洗いの仕方も丁寧にしないといけませんね。マスクで飛沫感染を防ぐのも大事だそうです。
それとやりがちですが、しょっちゅう目とか口の周りとか、鼻とか触っているのも、こういう時代になってくると、それぞれが注意しないとなりませんね。
水道山
郷里の自宅近くにある低い山と言うより「古墳のような小さな山」です。昔から何故か”水道山”といっています。てっぺんに古い石の建物があり、ちょっとミステリアス。きっと何か物語があるんでしょうね。ブラタモリでも来て、タモリさんなら、水道ですから水の流れとか、土地の低さ・高さなどから謎解きして下さるかも・・。周りになーんにもないので、空が広いこと!!
夕方の靖国神社
至福の時!
近所の河津桜
見事な胡蝶蘭が届きました!
歯の形は
ご存じでしたか?上の真ん中の前歯をひっくり返すと、その方のお顔の形にそっくりだということ。言い古されたことですが、テレビで写真で検証していて、改めてビックリ!でした。
酒田のよ!
オオ!ぼてぢゅう!
乳ガン専門医から
年一回指定された乳ガンの精密検査と診察に行ってきました。検査なのに行くまで気の重いことと言ったら!それでも都内に住んでいる35の時から、良い先生に恵まれつつ今日まで来ました。
芸能人や有名人の乳がん報道に外来は沢山の患者さんでした。幸い私は今回もパスでしたが、主治医である女医先生と骨粗鬆症の薬の話などしながら、当院の取り組みHPに情報載せたことを、連携有りがたいわぁ!と仰って下さり、添付の図も使って宜しいと下さいました。
私も初めて知りましたが「炎症性乳ガン」と言うもので、突然同心円描いたように赤くなり、皮膚は夏ミカンのようになるそうで片方だけだそうです。こんな時は直ぐ受診してほしい、放って置かずにね。是非そちらのHPで広めて下さればとラフスケッチ下さいました。
ガン検診は行くまで気が重いけれど、後で後悔は残念なので、毎日のお風呂上がりの自己チェックと専門医による定期検診受けましょう。丁度blogに”雪原で白兎を探すようなもの”というマンモやエコーの読影の難しさを書かせていただいた直後だけに、女医さんの
きっぱりした言葉はとても有り難く思いました。早ければやれること沢山あるのよ!の助言には女性の大切な乳房失わせたくないと言うあったかいお気持ちを感じました。
皆さんも乳ガン検診受けましょう。今は女医さんも沢山おられます。乳がん検診怖いより、受けないでいるほうが怖いです。案ずるより産むが易し。ぜひ受けましょう。
阪神大震災から21 年目の真実
あの大震災から早くも21年目とは。どんなに時間が経っても当事者の皆様には癒えることない日々でらっしゃいましょう。心からお見舞い申し上げ、平安な毎日お過ごしになられることをお祈りするばかりです。
テレビの放送で、感震ブレーカーの存在を知りました。通電火災が多かったとの検証でも、普及率6%と知りました。私も全く知らず、今後首都直下地震が言われる中、もし起きたら16000人の死者想定といわれると、早速に調べて手配しようと思います。ここまでわかってるなら国がなんとかすべきでしょう、地震大国なのですから。国のお金の使い道って優先順位有ると思うのだけれど。あの日の悲しみを繰り返さぬ為に、大切な人を失わないために、命の一歩を踏み出しましょう!と伝えていました。その通りですよね。
美しい死
資料整理していたら、大事なコピーが見つかりました。当時いつもバックにしのばせていたのですが、歯科予防の集まり・熊谷崇先生(日吉歯科診療所)主催の会に出向いた折、熊谷先生がこの同じ記事をスクリーンに大写しにされ、同じ思いでいらしたことが嬉しかったのを覚えています。今でも十分通ずる良い記事なので、ご紹介いたします。
「美しい死であったと感じました」ガンでなくなった先輩学者の病理解剖に立ち会ったとき感想を求められ、思わず口をついて出た言葉だったという。「なぜ美しいと表現したのか。自問自答しました」こんな切りだしで始まった森亘日本医学会長(元東大学長)の話は味わいがあった。先日、東京で催された日本医師会創立50周年記念大会での「美しい死。品位ある医療の、一つの結果」と題する特別講演である。
森さんは病理学が専門。「優に千を超える」解剖の体験をもとに「必要にして十分な治療を施された遺体には、それらが見事に反映し、それなりの美しさが感じられる」という。
なぜか。「その疾患の結末としてべく起こるべくして起こった変化の集まりであり、大きな修飾は感じられない」からで、「節度ある医療であり、品位ある医療である」。
逆に「脳死状態に陥った後も長く心拍動、呼吸を保ち、脳や脊髄が融解しつくすまでに至った患者の病理解剖所見は、美しいとは映らない」とも。
「節度ある医療は、知識、教養、品位を併せ持った医師によって初めて下しうる。今日の医師にはこうした高度の素質が求められる」と訴えた。
さらに、言外に一部医師の過剰診療を批判して、「医師に与えられている大きな裁量権は、良識を欠く行使の下に置かれるならば、やがて取り上げられてしまう」と警告した。講演は、制度改革や医療界を心配する心情にあふれ、「医師には、医学的力量とともに人間的教養と品位が求められている。このことを、ぜひ後輩たちにおしえてほしい」と結ばれた。演壇を降りた森さんに「感銘を受けました」という声が寄せられていた。
朝日新聞 「窓」論説委員室から 平成9年11月7日号
18年経った今でも、心突き動かされる文章です。
そして、熊谷崇先生が新しい歯科の会を立ち上げた時「本来虫歯・歯周病は稀な病気である」とおっしゃったこと。事が起こってから修復処置をするのが歯科ではなく、そうならない為にお口の中のバイオフィルム(原因菌の汚れ)の破壊と除去=取り除いてよい状態にすること が大事であると予防の会を立ち上げたコンセプトに通ずるものがあって、歯科としての新しい取り組みの必要性と共に、なおのこと森先生のお話しに感銘を覚え共感したことでした。古い記事ではございますが、紹介させていただきました。こうして時間が経っても読むたびに、心に重く響き新たな気持ちにさせて頂けます。
祝 おめでとうございます!「113 番元素」
理科学研究所加速器研究センター, 超重元素研究グループの 森田浩介グループディレクターを中心とする研究グループが発見した「113番元素」を、国際機関が新元素であると認定しました。
発見者として新元素の命名権が与えられますが、欧米諸国以外の研究グループに命名権が与えられるのは、初の快挙だそうです。森田ディレクターは理科好きの老若男女が増えて、基礎研究の社会貢献であればとニコニコ顔で述べたそうです。
113番元素とは?亜鉛(原子番号30)を加速させ、ビスマス(原子番号83)に衝突させることにより生成する元素。だそうですが、皆様おわかりになりますか?私はちんぷんかんぷん。 画像は広報わこう2月号からです。
スメハラ
先日日吉歯科の熊谷先生先生の研修に行ってきましたが、まだまだ会合などに行くと「何とも言えない口臭?タバコ臭?ひどいんだよね。よく本人平気でいられるよ・・」と憤慨してらっしゃいました。私達も実際電車に乗ったりして、お隣の男性が”あくび”でもしようものなら、「ウッ」と息止めることがあります。独特の口臭。歯科のメンテナンス受けてるの?と聞きたくなります。
若い方でも顔や髪形に時間とお金かけてるのに、口開くと「エッ」という方も散見します。最近ではこのような、まわりに迷惑かけるようなにおいを発することを「スメハラ」
「スメルハラスメント」というそうです。
定年退職されたお父さんが家にいるようになると、口臭ひどくてイヤだから外出するの・・とおっしゃる奥方の理由は別(単なる言い訳)だと思いますけれど・・。いずれにしても口臭などないように、ホームケアと歯科医院で定期的に受けるプロケアが必須です。スメハラと書いてるだけで臭ってくるようで、筆を止めます!
喫煙者の方は口臭だけでなく、歯を失う速度がすごいのですから、タバコ臭含めた口臭だけでなく、健康損なう最大リスクのタバコから早く逃げ出しましょう。当院は禁煙支援診療室です。ご相談ください。
陸自 中央音楽隊聴いてきました
ブルースのピノ・ノアール
ピノ・グリでご紹介した北海道で挑戦しているブルースガットラブさんの赤です。ココファームから取り寄せようと思っていたら、西武のココファームコーナーに置いてあり、売れてました!皆さんブルースの赤待ってたんですね。
難しいと言われるピノ・ノアールをなかなかすばらしいワインに仕上げたブルースに拍手を送ります。喉を通るときになんともエレガントかつ微妙な響きに似たニュアンス感じます。何と言ったらいいのか。値段張りますが意味あるワインです。2002年ココファームワイナリー収穫祭の時のグラスで頂きました。酔払ってよく持ち帰ってきたグラスです。
今年は北海道にブルース訪ねようと思いますので、きっといいお話が聞けるでしょう。作り手の思いが伝わって来ました。今後も楽しみです。さりげないエチケットは桜の絵です。
三笠公園
和光駅で見つけたポスター。
ロウバイ、漢字かけませんね。地味なお花ですがいい匂いなんですよね。
今いらしている患者さんのお母様・お花のお師匠さんやってらした方が「庭のですが・・」と一枝お持ちになり、診療室がいい匂いに包まれたことをきのうの事のように思い出します。このおばあちゃまは、お帰りの際ドアの外に出られても”もう一度一礼なさって帰られる方”でしたので、それに気づいてこちらもドアの外に出られても、それにお応えして会釈してお見送りすることにしました。そんなことを思い出しました。
地味ですが品のあるロウバイ。その花びらって艶あって透き通る感じ。ポスターのように、林立してたらそれはそれは迫力で素敵でしょうね。行ってみたくなりました。
新しい情報と知識
意見交換
お野菜のピクルス
肉球みたい?
You are what you eat !
あなたは、あなたの食べたもので出来ている。
すばらしいインパクトのあるCMです。
あちこちにコマーシャルして欲しいです!
食べることって大事。
食べることって楽しい。
食べられることって幸せ。
当院はいくつになられても、ご自分のお口から召し上がれることを
応援致します。
ようやく帰れます!
雪囲い
寒鱈祭り!
日吉歯科に行ってきました
お正月松開けて間もなく、早朝の飛行機で山形県酒田市の日吉歯科に研修に行ってきました。何年か前、冬出向いたときは大荒れのお天気で、羽田にひっ返すかも?と言われ随分遅れて到着したこともありました。
今回は順調な離着陸で、全国から50人程が集まり、朝8時半から熊谷先生の研修受けてきました。いつも時代の先を読み、どうしたら皆様の口腔の健康に役立つ歯科医療になるか。常に考えて私達を導き励ましお力貸して下さって、頭が下がる思いです。日吉歯科のスタッフさんも全面協力体制で感謝するばかり。私達も日々精進し、患者さんに利益をもたらす本来の歯科と言うものを、手綱緩めずに実行して参りたいと心に誓いました。毎日が学び。皆様の口腔のお役にたつべく頑張ります。
雪下ろし・酒田にて
日吉歯科で研修の為泊まったホテル。朝6時スタッフと励まし合って起き窓の外見たら、まぁ大変雪積もってる!駐車場のお客様の車は生クリーム被ったみたいです。
すると一人の男の方が、雪下ろし様スコップ持って、1台ずつ淡々と雪払っている様子に、じーんとしてしまいました。雪国では当たり前なんでしょうか?感激しました。その後私達は朝ごはんに向かいましたが、地元の野菜や美味しいものふんだんに使って、優しい味の数々の朝食にいつもながら感心しました。
部屋に戻ると駐車場の車はすっかり雪も払われてすぐ出掛けられる状態になっていました。雪下ろしのサービスといい、心からのおもてなしを感じるホテルです。朝食後日吉歯科まで乗ったタクシーさんも、これもいつもながらですがご親切で温かく、酒田市民のおもてなしをいつも感じます。私たちも患者さん対応に見習いたいものです。気持ちの良い一日のスタートになりました。
若がえりまんじゅう
なんでもっと早く言ってくれなかったの!
長年メンテナンスにお通いの方が、「母が亡くなりました。長いことありがとうございました」と。86になられたお母様は、ご主人を見送って7年。しばらくはメンテナンスにおいでになっていたものの、家に閉じこもりがちになってましたが、ご長女はじめお子さんお孫さんのお力で静かに暮してらしたようです。
連れ合いのご主人は、たばこに起因する病気で、7年前他臓器に転移して亡くなりました。最後のご来院の折、もう病気も告知されておりましたが「なんでもっと早くタバコのこと言ってくれなかったの!」とおっしゃられたことを昨日のことのように思い出しました。 最初の肺の病気が見つかる前から歯茎の状態が良くなく、たばこの害が懸念されたので申し上げましたが、こちらの力不足もあり聞く耳を持って頂けませんでした。肺の病気が見つかった時も、依存が強く受診終わってドアを出てすぐ、タバコに火をつける有様でしたので、ND(ニコチン・ディペンダンス)だったと思われますが、当時歯科医院でたばこの害を言うところは極めてまれでしたので、自分の勉強不足もあってそれ以上進みませんでした。
今日その奥様の急逝を聞き、胸膜炎と伺って「水が溜まって苦しかったのではないですか?」とお聞きしましたが、「我慢してたようです」とおっしゃるお身内に、ただお悔やみ申し上げるだけでした。
たばこの害は全身です。肺や胃だけでなくあらゆる病気の原因です。今お口の中の細菌が全身の病気に悪さすると言われますが、タバコは口から吸うのですから、一番の被害はお口の中なのです。これからも当院は禁煙支援をすすめ、近所の内科医院さんも引き続き協力連携下っています。長く通われた高齢者の急逝の報に、連れ合いの亡き患者さんの声を思い出しましたので書かせていただきました。
28日カンブリア宮殿で熊谷崇先生が話されると思いますが、今歯科は、皆さまの「生涯にわたる健康支援」が使命と感じています。
ですので「禁煙の必要性」も、「歯を失わないための歯科受診」も、早く!広く!伝えなけれならないことと痛感しています。
いいくに 鎌倉幕府だったけれど・・
皆様ご存じでしたか?日本史がかわっていたことを・・。
テレビで知りびっくりしました。
1192年の鎌倉幕府,必死に覚えたけれど、なーんと1185年(いいはこ)なんですって!!1192年は征夷大将軍に任命されたのがで、変更。
ついでによく見る(画像がなくてすみません)神護寺所蔵の有名な源頼朝の絵は、なんと
足利忠義かもしれないそうです・・。
もっと強烈にびっくりしたのは、フランシスコザビエルの絵。覚えてらっしゃいますか
髪の毛剃髪したような・・。あれも亡くなって70年経った後絵師が想像で描いたそうで
本当はこうだったらしいというザビエル像がTVに出てました。頭頂部に髪の毛あるものでした。中学校時代?ザビエルのような頭髪の学校の先生を「ザビエル」と呼んでいた不届きものの自分達、反省です。
これじゃ若い人でないと予備校の講師は無理ですね・・?
本郷おでん呑喜
どんがら鍋
日吉歯科診療所・熊谷崇先生カンブリア宮殿に初登場されます
当院所属する、オーラルフィジシアンの代表・熊谷崇先生が、1月28日カンブリア宮殿に登場されます。昨年10月のプロフェッショナルでは大きな反響があり、先日再放送なりました。
痛 くなってから、詰め物取れてからなど、ことが起こってからの歯科受診でなく、そうならない為の、お口の中を、歯を歯茎を守るための歯科受診が本来の歯医者 の利用の仕方と言うことを再度お知らせなさるようです。口の中の細菌が悪さして身体の病気を引き起こしていることが明らかな昨今、今一度、私達歯科の現場 からのメッセージをお聞きになってください。歯科の本来の役割を知って頂き、熊谷先生の診療室からのレポートが皆様の全身の健康維持にお役に立てれば何よ りと思います。遅い時間ですが、是非ご覧ください。

かわいい水仙頂きました。
誕生日はうれしいもの(*^。^*)
安田菜津紀さん
若い女性のジャーナリストですが、時々テレビで拝見することがあり注目しています。フォトジャーナリストとして世界中を回られているようですが、いつも優しい眼差しで、落ち着いた発言をなさいます。
厳しい状況のシリアなどにも出向いたご経験があるようですし、東北の被災地でも活動されているようです。その時だけでなくずっと継続して活動するって、そうあるべきと思いますが大変なご尽力です。
その安田さんが、「恩送り」という言葉をおっしゃいました。
恥ずかしいけれど私は初めて聞いた言葉でした。安田さんおっしゃるには、未だ仮設にいらっしゃる被災地の方が、シリアの難民の方に余ってるものを送る・・とおっしゃるのだそうです。自分達がもっと困難だった時皆さんに助けてもらったからと。
混沌とした今の社会の中で、このように想像力を持って気持ちを届けようとなさる方々がいることを知ってほしい・・とおっしゃっていました.
「恩送り」言葉も美しい響きですが、まごころを感じますね。若い女性がこのようなことを伝えようとしていることに感動しながら、若い方があちこちで、さまざま意味ある活動してらっしゃることに注目し応援しなければ・・と思いました。
ミカンを食べる・・この単純な行為!
お正月、地方の老健にいる義母を訪ねました。お正月らしい玄関入ると、いつもお世話になっている職員のお迎えの笑顔がいつもながら有難く思えました。お正月といえども、職員の方々大変なお仕事だと思います。義母は昼食中で「今日もごちそうなのよ」と嬉しそうでした。終わるまで部屋でまちますよ・・と日当たりのよい個室で待っていました。
好物をいろいろ持っていったので、それぞれ開けては大喜びし、きれいな包装紙もきちんとたたんで取っておく・・と嬉しそうで、義父の遺影にお供えするにも、どのお菓子にしようかと悩んでいる様子も微笑ましく、有難く思って眺めていました。
義母は無類の柑橘類好きで特におみかんに目がありません。手の平が黄色くなるほど食べるの・・と笑っています。日本の冬と言ったら炬燵とミカンですよね。
昨今炬燵と言うのも珍しいでしょうか?
さて、義母がミカン食べるのを見て、「ミカンをたべる」と言う行為そのものがスゴイ
口の動きなんだとつくづく見入ってしまいました。
おもての皮をむき、房を取り、白い筋のようなのを取ってひと房を持って口に運ぶ、口に入れたら上下の歯を合わせ、中味を口に入れ唇でしごいて房だけを出す。この行為が出来て初めてミカンが頂けるんですね。素晴らしい口の動きです!
90歳になる義母の口元をみて、ミカン食べられるのって,スゴイことなんだ!と痛感しました。ナイフを使わず気軽にいただける日本のミカン。それにもまして「歯があってこそ」頂けるミカン。「甘いわねえ」と次々とミカンを口に運ぶ義母をみて、召し上がれて喜んで下さってよかったぁ!と思ったことでした。私達が帰った後もきっと召し上がっているに違いない。手の平が黄色くなるまで・・と帰りの車の中でなんだか嬉しい私達でした。好きなものが食べられるのって、一番の幸せではないでしょうか?「極楽極楽」と言って見送ってくれた義母に手を振りながら、「食べられてこその今の健康」とお世話下さる方々に感謝するばかりです。
母のくず湯
だんだん寒くなってきました。
この時期になると、食べたくなるのがくず湯。
今では、近所の和菓子屋さんでも何処でも”固形のくず湯”を売っています。柚子風味・抹茶味・はてはチョコレート味・コラーゲン入りなんて言うのもあります。これら高級なくず湯ですが、私には本当の美味しさは違うなぁ・・と思ってしまうのです。
私の87になる母が小さい頃作ってくれたくず湯。何ともきれいで美味しくて、その味は絶品。母の作るくす湯は、本くずでなく「片栗粉」でした。計量スプーンではかるでもなく母のカンで、マグカップにあっという間に片栗粉とお砂糖を入れ作ってしまうので、
いつも「えーッ!どれだけ入れたの?」と聞くと、「食べて覚えなさい!と意地悪く言うのでしたが、あとで「大体片栗粉この位にお砂糖この位。先に少しのお水で混ぜておいて、あとは熱湯を少しずつ少しずつ入れるのよ。マヨネーズ作る時と一緒よ」と教えてくれるのでした。
何度言われたようにしても同じに出来なくて、くず湯でおなか一杯になったこともあります。それでも母のほのかな甘みの透き通ったとろりとした味は、私のベロが覚えていてだんだん同じものがつくれるようになりました。
無類の牛乳好きの私は、牛乳でくず湯も作ります。これはとろみの具合いをうまく作れば
おかわりしたいくらいの美味しさ。フレンチのデザートに匹敵するかも・・です。益子焼の分厚いカップに入れれば見るからにあったまりそうでしょう?
くず湯は片栗粉に限る! 素朴ですが美味しいですよ。ぜひお試しください。それこそ
とろみと甘味の具合いは、あなたの塩梅で。香りのものなど入れない方がシンプルで
単純なほど美味しいと思います。
雑音と必要な音
久しぶりに阿川弘之さんの本をひっぱり出して、ウトウトしていたら、やはりあの佐和子さんのお父さまだけあってすこぶる面白い。三浦朱門との対談でも永らえたお二人の会話が最高です。
この頃奥様とともに耳が遠くなって・・とのこと。「スニーカー」が「墨烏賊」に聞こえたり「世の中」が「最中」に聞こえたり、「まだ九時だわ」が「また栗饅頭だわ」に聞こえたり(笑)でみんな食べ物と間違える・・。
・あまりにひどいので聴力検査したら正常値と言われたが、「奥方のいうことに返事しない」というのでやむなく補聴器つけて電源切ってるんだよ(笑)
・人にもよるらしいけれど、必要な言葉は聴きとれなくて、雑音ばかり大きく入ってしまうんだってさ。
・あれは脳を訓練すると脳が雑音を消して、必要な音だけ拾うようになるんだそうだよ。
・ああそうかい(笑)どういう風に訓練するのかね?
・つけっぱなしで生活していると自然に聞こえるようになる。目の場合、夫婦でスーパーに行って、僕は駐車に手間取って、遅れて店に入る。店の中に若くてきれいな女性がいると、パッと彼女だけ見えて他が見えなくなる(笑)自分の奥さんはどこにいるか見えないし、どんな服着ていたか全然思い出せない。古女房は正に空気。無色透明。それでまた、なぜ気がつかないんだって怒られるんだけどね。だから補聴器も慣れれば、雑音が聞こえなくなって大事な音だけ聞こえるというようになるというのは本当だと思う。
・ほんとかねえ。
・僕の場合、訓練で雑音だけ聞こえて恐ろしい配偶者の声は聞こえなくなった・・。
おやおや・・。
ほんわか笑ってるうちにうたた寝してしまいました。達人たちの会話はスゴイ。本の題名は{言葉と礼節」です。
唾液が出るようになってきました
先ほどメンテナンス終わられた患者さん。三年前舌癌と診断され手術を受けられました。メンテナンス担当の歯科衛生士が、粘膜の微変に気づき、院長と慎重に対応した結果でした。
オペ直前もオペ後も、耳鼻科の主治医先生が口の中のフォロー無しなので、当院で
慎重かつ念入りにフォローしてきました。とはいえオペなさったのは大学病院ですので
あくまでも出来る範囲ですが・・。耳鼻科と歯科との連携の難しさは今も昔も変わりません。これでは患者さんが気の毒です。途中もどかしいと思うところもありましたが、主治医にもよるのでしょう・・。この患者さんの主治医先生は、「オペしたところだけにしか関心のない方」のようで当院がしっかりサポートしようとスタッフで話してここまで来ました。
オペ後は沁みたり違和感多く、通常の洗浄もスケーリングも難しく、ただただお話し伺って寄り添い、少しでも口から召し上がれるように、「出来ることしか出来ない」日々でした。その中で再発・転移におびえる心落ち着かない日々もありましたが、それでもいらしてお話し下さる患者さんに、こちらは多くを学ばせていただきました。良かれと思う衛生士の処置が受け入れて下さらなかったり、ご不満をおっしゃる日もありましたが、それもこれも”ガンになった”という事実と悲しい孤独な思いが、十分にサポートされていなかったからと、今思えば理解できますが、その時には、患者さんの心の思いが十分に理解できていませんでした。臨床心理的に言えば、「怒り」に近い感情がおありだったと思います。
今日メンテナンス終わって、随分晴れやかなお顔でしたので、お声掛けしたところ
「唾液が出るようになったの!」と何度も何度もおっしゃるのです。「あのね、お口の中こうしてきれいにして頂き、食事もだんだんよく噛める食事に戻ってきて、そうするとね唾液って出てくれるのね!」とおっしゃいました。
「唾液が出るとね、よく噛むでしょ。味もわかるようになってきて、口の中もさっぱりするのよ」と教科書に書いてある”唾液”の効能をぜーんぶ言って下さいました。
私もこれを聞いて、嬉しかったです。
三年経ったのねえ・・とおっしゃる患者さんに、「よかったわあ、よく頑張られましたもの」と申しあげて喜び合いました。当院の力は微々たるもので、全て患者さんが現状をぶつけて下さり、教えて下さった結果です。
そして何より、普段寡黙なご主人が良くなさって、そばにいらした結果です。奥様と別に「どうしたらいいでしょう・・」と食事や、ご本人の心の不安について相談に見えたこともありました。そのご主人のお気持ちに感じ入って、何度かお悩みを聞くだけでしたが
、ヒョンな一言やアドバイスをとても喜んでくださったこともありました。
今日メンテナンス終わられて、晴れやかなお顔で「唾液が出て来たの」とおっしゃって下さった患者さんの嬉しそうなお顔を励みに、これからも個々の状況に対応できるよう
スタッフ全員で学び、その方が日々おいしく召し上がれることが使命と認識して、精進してまいりたいと強く思いました。
ご自分で食べられていれば、力も希望も湧きますね。
患者さんに教えて頂きながら、得たことはまた他の患者さんにもつなげて、お役にたてれば幸いです。共に頑張りましょう。、
なんだか嬉しい。
開業して33年。ホンダさんや無限の方々に支えられ楽しませて頂きながらといっても過言ではありません。当地に世界のホンダがあります。
ホンダ独特の風土あるいはバックグラウンドとして、本田宗一郎さんの時代から空に夢を抱いてきたことも大きな後押しになっていると思います(中略) 飛行機、そして小型ジェット機に行くと言うのは、ある意味では自然でもあり、ようやくそこに行き着いたというのが実感です。21世紀の遠くない時期に、必ず小型ジェット機の時代が来ると思っています・・ とホンダエアクラフト社長・藤野道格氏は述べておられます。
この本は開発リーダーが語る30年の全奇跡のノンフィクションです!ぜひご一読下さい。
大福茶 (おおぶくちゃ)
宅配で
おびんづるさま
新春の陽射しの中のコンサート!
暖かいお正月のお昼。青山のイタリアンレストランで恒例の小さなコンサート。応援する佐野成宏さんとピアノは大好きな佐藤正浩さん。昨年ドンカルロ(フランス版指揮なさった)で大成功。こちらのレストランにはイタリアのあのFIZIORI と言うピアノがあります。名器ストラディバリウスと同じ赤トウヒの響板を内臓し40人の熟練した職人が3年がかりで造りあげる最高品質な上、世界で一台の縞黒檀(虎模様)のピアノは、何とも柔らかくよく響く音で、以前お弾きになったブーニン氏等から絶賛されています。この日も屋根からブーゲンビリアの花が垂れオリーブの街路樹から、お正月とは思えないまったりした陽射しが差し込む中、FIZIORIの柔らかいピアノに佐野さんの伸びやかなテノールがよくのって、それはそれは至福の時でした。
ヘンデル、ドニゼッティ、トスティのお馴染みの曲に、Carusoと言う何とも魅力的な歌を聴かせて頂き佐野さんの違う魅力を発見でした。隣のお席の88になられるコアなファンのおばあさまが、オシャレなさって手の指でテンポとりながら楽しんでおられ、又フルコースもしっかり召し上がってワインも楽しまれるご様子にこちらまで幸せな気持ちになったことでした。
マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!歌う、食べる、愛する。食べられる幸せ。歌う幸せ。歌を聴かせていただける幸せ。愛し愛される幸せ。皆さんそう思われた一日だったと思います。 こちらのお店は リヴァデリ エトゥルスキ オーガニックレストラン認証です。
足利学校
ココファーム(ワイナリー)のお正月
音友さん
お仕事しながら、趣味でサックス吹いてる患者さん。趣味を通り越して、青山のブルーノートで演奏したりもしてらっしゃいます。元々はクラシック好きで、ブラームスの一番、指揮者によってまーったくちがうよね!と仰ったのが始まりで、CD交換させていただいたりしています。
秋頃私の秘蔵。チックコリアとボビーマクファーレンのピアノ コンチェルト持ってない!とおっしゃるので、全くジャンルの違うソプラノのスミジョーのCDと二枚お貸ししたら、とても喜んで下さり、代わりにこちらのCD貸して下さいました。聴いたことないので楽しみたのしみ。自分のチョイスでない初めての音楽はワクワクします。これで師走を乗りきれます!どんな歌手なんでしょう🎵