5月18日付読売新聞に「歯を削る機器を7割の歯科医院で使い回し」との記事が掲載されました。大変残念な、又恥ずかしい記事で患者さん方ご不快・ご不安かと思います。
国立感染症研究所・泉福英信室長らの調査によるもので、患者さんごとに必ず交換しているという回答が歯科医院の34%とはまことに情けない残念な結果です。
使用後、高温滅菌処置をした機器と交換することは、日本歯科医学会の診療指針で定められております。
又使用器具は、お一人お一人が当たり前です。歯科は感染症を扱っているのですから。
当院では以前より「消毒・滅菌は一番大切な部分」と位置づけてやってまいりましたが、
院内改装を機に、更に消毒・滅菌を徹底する為、ミーレ・ジェットウオッシャーで、器械によるハイレベルの洗浄をし、その後ヨーロッパ基準クラスBのオートクレーブ・「リサ」で滅菌します。使用した器具を手洗いでは長時間かかる上、個人差もあり一定した洗浄準を満たさない・又スタッフにケガ等リスクを伴うからです。
今回の問題の記事の「歯を削る器械」ももちろん使用後、一本一本、ミーレ内のスタンドに立てて器械洗浄後、一本ずつパックしてリサで滅菌し保管。使用する患者さんの目の前で開けさせていただき使用します。使用後は速やかに下げて、この上記の消毒滅菌作業に入りますので、一回一回、お一人お一人の使用となっております。ご安心ください。
詳しくは当院ホームページのクリニック案内をクリックいただき、そちらから「衛生管理と安全への取り組み」をご覧ください。今後とも皆様に安心して受診頂けますよう、常に検討と確認を徹底し、安全に進めてまいります。