4日世界対がんデーに

折々のことば 3329

       傷ついた人にはあらゆる人が遠ざかっていくように見える
                            安克昌

救護する側もされる側もみな傷ついている被災現場では、傷を負っていない外部の人が訪ねてくれることが大きな意味をもったと。阪神・淡路大震災時、現地で精神医療にあたった精神科医は言う。「見捨てられていない」と安心できたから。実際、被災直後は他府県のナンバープレートを付けた車を見るだけで心を熱くした被災者は多いと。 ”心の傷を癒すということ” より