おかゆ大福

先日「あんこ愛」というブログあげたものとして、この記事にはビックリしました、と同時にご高齢者などに喜ばれるだろうなぁ~と直感しました

高齢者が超高齢者となり、口から食べることへの関心高まるわりには、なかなかお食事への対応が進みません、いえ、進んでいる所はすっごく進んでいるのですが、全体がその認識になってはいません

お食事がそれですから、ましてやお楽しみの和菓子に至っては、今回のようなご提案は耳に入ってきませんでしたからビックリ、介護の現場で大歓迎だと思います

先日「あんこ愛」を書いたように、ご年配者に限らず闘病中の方、特に甘みを制限されている方を除けば、大概「甘いもの特にあんこ」はみんな大好きです、
特に男の方は・・

前文が長くなりました(いつものことですが)
戦国武将・藤堂高虎の城下町、三重県伊賀市の総業400年余りになる和菓子店の18代目、もう一つの肩書が、市の災害ボランティアセンター長である中村伊英さんが「のどに詰まらない大福」を作ったそうです
食品による窒息死は年4000人以上も報告され、高齢者に多いそうですが。中村さんの祖母の弟さんも、お餅がのどに詰まって亡くなったことから「安心して食べられる和菓子を作れないか」と工夫されたとか・・
粘り気の出るもち米を使わず。うるち米の粉や寒天でこしあんを包むと、口中でほろりと溶けた、それで「おかゆ大福」となりました
販売から8年、全国の介護施設約500か所に広がってるとのこと、ちっとも知らなかったです、迂闊でした・・
「ゼリーや水ようかんしか食べられないとあきらめてていた」感謝の声が届いているそう、良かったですね。ハナマルです💓

市民活動を支援するNPOの立ち上げを考えていた頃、阪神・淡路大地震が起き、ぜんざいを振る舞おうと、小豆を持参して避難所での餅つきを考えた中村さん、「反発されないだろうか」恐る恐る始めると、お祭りのような雰囲気に
「災害からひと月ほどすると、甘いものが食べたくなる。お菓子の力を見た気がします」・・と中村さん、良かったですね。

今年2月には、能登半島地震の被災地の介護施設を車で回り、おかゆ大福を配りながら。被災者の声を聞いた、今も月に一度、10人乗りのレンタカーを運転し、ボランティアと7時間かけて通ってらっしゃるとのことです
「人間らしい日常生活を取り戻すということでは、ボランティアも、お菓子も、目指すものが同じです」と.。誤嚥に配慮した「おかゆ大福💓」
召し上がった方にどれほど笑顔と、ホッとなさる幸せをお届けしたことでしょう
すばらしいご活動、少しでも多くの方に召し上がって頂けますように、素晴らしい方がたくさんおられますね。思っていても動かねば・・と反省です

以前ここに、バイオリニスト廣津留すみれさんがアメリカ留学中に「意見を言わないのは、居ないのと同じです」と言われ衝撃うけた・・と言う記事を書きました。おかゆ大福考案され、広められている中村さんもまさに、信念もって行動に移された方、人を想う信念には人々の共感が伴うんでしょう、素敵なお話しに目を覚まされる思いがいたします