雨の為1日遅れの花火大会。あいにく当日も小雨が降っていましたが約8000発の花火が夜空を染めていました~。まだまだ残暑は続きそうですが夏の終わりを感じたひと時でした(*^_^*)
佐藤 香

健康応援ブログ
発酵食の記事読んでいたら、まず目に入ったのが、ウイスキーならぬみりんのオン・ザ・ロック!びっくりしました。見た目はウイスキーだもの・・。
昔の女の人たちは、夏の体力維持にみりんを飲んでいたとのこと。江戸時代に、甘酒を夏特に積極的に飲んでいたのは知っていたが、エッみりん。
考えてみれば、お屠蘇はみりんに屠蘇さん入れるわけだし、みりんの材料は麹。麹はアミノ酸もビタミン類も多く含んでいるので、今のようにすぐ病院に行けるわけでないので、女性たちは養生の為におのずと口にしていたんでは?と発酵学の権威・小泉武夫先生はおっしゃっています。
暑くて寝苦しい夜、ナイトキャップとして、みりんオン・ザ・ロック。いいかもしれませんね。結構アルコーㇽ度数高いんですよね。ですからどうぞほどほどで・・。それと「みりん風」ではダメですのでお間違いなく。
定期メンテナンス終わった高校生。すっかり大人びて院長に話しかけています。最近家族に加わった犬の写真見せたかった様子。犬好き院長も写真見て大喜び。
犬にも歯ブラシ必要だよ!と言われ、エッどういう風にブラシするのか?聞いて帰られました。自分のホームケアのものや、キシリトールなども買って。高校生になってすっかりお口のケアも生活習慣になったようで、スタッフ一同何よりうれしいです。初めて来院した乳歯の時、虫歯があってピーピー泣いてたのも昨日のことのよう。からだも逞しくなり、礼儀正しい青年に成長した患者さんを見るのも、開業医として最高に幸せなことです。
いろいろな世代の人と会話が出来ること、当たり前のようで難しい昨今。親兄弟以外に、外部と如何に関わっていくかが大切です。世代を超えて声かけあい、お話しできたらいいですね。先日新聞に「放課後の居場所」というコラムがあって、オーストラリアに居住経験のある先生が、中高生の放課後の居場所と言えば日本では部活や塾が中心。一方海外に住んだ経験からいうと、オーストラリアでは、公共の居場所が充実していて、様々な大人が、多感な時期の子供たちを支えているとありました。多感な時期の若者にとって、学校や家庭以外での大人との継続的なかかわりは重要ですともあります。
気軽に話せる・立ち寄れる場所。定期メンテナンスをしている歯科医院にもその役割は担えるかもしれません。そんな場所でありたいとも思っています。
コモンセンス。
今まで常識・良識とならいました。
昨今、世の中で起こるいろいろな事件・トピックス。
ある番組でこんな事言っていました。
common sense (コモンセンス)とは ”経験からくる思慮分別” だと。
ストンと胸に落ちました。
ペコリーノロマーノ。ちょっとしょっぱいけれど美味しいのです。シャイン・マスカットみたいなぶどうとも合います。又お料理に削ってかけてもグーです。この5月には、テット・ドゥ・モアンヌというこれまたお気に入りチーズを札幌の友人に持っていき大変喜ばれました。チーズって本当に美味しいし、その作られた背景想像するのも楽しいものです。
とチーズをブログに・・と思ったらイタリアで大きな地震があり、町の四分の三が崩壊。亡くなった方も290人余と伝えられました。新聞によるとこのチーズをこよなく愛し、この地方のパスタに欠かせないチーズとのこと。美味しく頂ける今の自分達の幸せに感謝し、イタリアに心から哀悼の意とお見舞いを申しげます。
先日来、連続して台風が渡来し、特に今回の台風は稀に見る勢力とのことで、関東・東北・北海道と戦々恐々としてましたが、その被害は甚大だったようです。北海道の方々にも経験のない川などの氾濫と雨で、途方に暮れる被害のようですが、3・11の震災で被災された方に再びの被害と聞いて「なんてむごいことだろう・・」と言葉を失くします。
関東にいる自分にしてみれば、ベランダの鉢植えがどうした・・。木の枝が折れた・・!傘がダメになった程度で済んでいますが、二度も災害にあった人々が「どうしたらいんだろう・・」と言葉失う場面、もう少しで収穫という直前の農産物が台無しになった北海道の農家さんの落胆ぶりには、言葉が見つかりません。こういう時こそ国は早速に動いて、生活のキープに力を貸し、財的援助をすべきと思います。
地球規模で自然の大変化がある中、何をすべきか、何をすべきでないか。問われているような気がします。老人ホームで亡くなった方もおられます。心からのお悔やみとお見舞いを申し上げ、ちっぽけな力でも、自分たちはこれからどうすべきか、自然の中で共存する身として考えねば・・と思います。
夏休みのデパート、お客様獲得にあの手この手。地下鉄入ってすぐの入口は、竹と大きな紙の金魚がお出迎えです。エアコンの風にゆーらゆら!近くのコレドでスゴい金魚展覧会やっています。初回伺いましたがあまりにショーになってて、規模の凄さに圧倒されましたが一回でいいかな?って感じ。素朴な金魚鉢の金魚が私は好きかな?
入口の金魚につられ入ったデパ地下には元気なお年寄りがたーくさん。美味しそうなおかずやお弁当買ってらっしゃいます。お肉売場に行くと、矍鑠たるおじいさまが「このシャトーブリアン!」と厚くて大きな牛肉指さして嬉しそうに買ってらしてビックリでした。売り子さんに聞けば、年配の方ほど牛肉しかもステーキ肉買われます!とのことでした。私は大好きなスネ肉の塊を買いました。これをトロトロに煮ると本当に美味しいのです。元気なお年寄りはお肉好き!を目の当たりにした夏のデパートでした。
8月も残すところ僅か。毎年最週末は町会のお祭りです。子供神輿と盆踊り。月並みですがこんなふれ合い通して、ご近所の方と「暑いけど元気してますか?」と何気ないお付き合いが30年になります。「おかげさまで・・」の有難い毎日。小さい子や若い人に、他人やご近所とのこんな然り気無いお付き合いが伝わると良いと思います。この沿線の先で、又少年の悲しい出来事があっただけに、関わり方と言うものを強く感じる今年の夏祭りです。
4枚目の写真は二階の当クリニックの真下の出店です。今年は新顔のロールに巻いたお好み焼きが出て大行列。前日夜店の棟梁が「今年も入り口に出さしてもらってありがとうございます」と挨拶に見えました。毎年律儀なことです。
お盆休み中の夜、テレビをつけると聞きなれたメロディとハーモニイ。
ザ・ピーナッツじゃない? と見れば、中尾ミエと伊東ゆかりが一緒にハモって🎵4人とも当時はやりのマーメイドラインのロングドレス。懐かしい映像と共にスペシャル番組でした。先日双子のお一人が亡くなったからでしょうか?
一緒に聴いてた家人が、「このころの歌手って本物だね」と感心しきり。ほんと私もそう思います。
途中植木等も出て来たりして、懐かしい曲を沢山歌った後、ハナ肇が「19歳で二人が名古屋から出て来た時、お父さんがさぁ・・」とお父さまが二人の間に立たれ、「ウナセラディ東京」を熱唱しました。当時お姉さまの方がジュリー(沢田研二)と結婚の為引退。それに伴って解散したのでした。
中尾ミエが、「この二人のハーモニーは、誰も真似できないのよ」と絶賛して番組が終わりました。最初から見られず残念でした。再放送を望みます。
「取り返しのつかないこと、してしまいました」
そういって大泣きするレスりングの吉田選手に、もらい泣き。いかにオリンピックの重圧って!と想像しながらまた泣いてしまいました。
吉田選手にしてみれば、それどころではない悔しさと深い思いがおありでしょう・・。
でも「そんなことないです!」
吉田選手目指して後輩が育ち、心をともにして頑張る土壌が出来てるじゃないですか。あなたなくしてあり得ないことなのですよ。
金メダルは逃して銀かもしれないけれど、この銀メダルは”金メダル以上”ですよ。日本中の皆が、いいえ金メダル取った強敵の選手すらそう思って尊敬していると、ニュースは伝えています。。
取り返しなんてつきます。
みんなあなたに、前を向く姿、後輩に手を差し伸べ乍ら自分を高めていく様を見せて頂き、励まされているのは選手ばかりではありません。一般の私達もです。
応援したくなるあなたにみんな感謝しています。
卓球女子の銅メダルおめでとう!
小さい頃から見ている福原愛ちゃんが涙涙・・!
15歳の伊藤選手・次の担い手の石川選手。愛ちゃんの気持ちが後輩に伝わって、二人の後輩が愛ちゃんの気持ちに応えるように、時にサポートして勝ち得たものですね。
愛ちゃんのお姉さんぶりに、こちらもハラハラしながらも涙しました。
3人で勝ち取ったメダル、おめでとう!
リオの錦織君。ついにナダレ破って銅メダル!スゴイ―!!
世界5位の格上ナダレを破ってのメダル!
96年ぶりとは知らなかったけれど、大正時代・アントワープ大会の話だそうで、銀行員だった熊谷一弥さん以来だそうです。本当にすごいことなんですね。ジョコビッチがいなくなったから・・とか、いろいろ言われるけれど、当人にしてみれば大変な偉業です。それにこのところしょっちゅう大きな大会で、テレビで見ること多くなった錦織君ですが、体調コントロールするのもプロとは言え、大変なことでしょう。
いずれにしても一つ一つ大会を超えるたび、お顔つきもキリリとして、インタビューの答えも大人びて見事な対応ぶり。
世界を股にかけ、本当に成長大きな錦織君。お見事でした。拍手!
オリンピックが凄いことになってますね。メダル続出。
ひねり王子こと、白井健三君19歳。よく目回らないなぁ・・と見てる方が首痛くなりそうです。トランポリンで育ったからだそうですが、イヤハヤスーパーです。
団体で金を取りましたが、控えの席に戻るや否や内村さんに「チョコ食べる?」
内村さん「・・・いらない」それでも懲りずに他の選手に「チョコどうぞ」・・・。
この天真爛漫さがいいですね。
その後表彰台に全員で上がり、メダル授与の後”不思議なオブジェ”も配られた瞬間、
「これなに?歯ブラシ立て?」とつぶやいたのがマイクに乗っちゃいました!
最高の天然ぶり(笑)です。
そのうえとても礼儀正しく、先輩に感謝も忘れません。単独インタビューに答えて「内村先輩に教えていただき導いて頂いたように、僕が後輩にやらないと・・。自分のことは自分がよくわかってるから、自分に自信をもって挑戦するのみ・・と。19歳とは思えぬ自己分析と素直さ・前向きさ。
屈託ないこの少年が今後どのように伸びていくのか?楽しみでもあり、恐ろしくもありです。どんな秘めた才能が開花するのか。すごいことになってきました。とにもかくにも「おめでとう!」
休み明けの朝。毎日通るお宅のお花で一日花です。今日は一つだけですがすっきり鮮やかな咲きようです。三つも四つも咲いてる日もあり。結構楽しみなんですよ。今日はいくつ咲いてるかなぁ~と。
”暑いけれど今日も頑張って!”と元気なお花にエールもらう思い(笑)。
強烈に真っ赤だし、咲きっぷりがおおらかでしょう!栄養ドリンクみたいな「喝ーッ」てお花です。名前がわからず友人に聞いたら「紅葉葵」らしいと教えてくれました。名前もなんだかす・て・きです。いつかこのお宅の方にお会いしたら「拝見していつも、お花に元気頂いています。ありがとうございます」とお礼申し上げようと思います。
皆さんはどんな夏季休暇をお過ごしでしたか?まだまだ暑いですけれど、しっかり食べ十分に睡眠とって又頑張りましょう。
リオオリンピック開幕しましたね!連日の熱い戦いにテレビに釘付けです(*^^*)この日に向けてどんなに頑張ってきたのかと考えると胸が熱くなりました。
やはり金メダルの萩野選手、銅メダルの瀬戸選手のライバル対決は何回見ても感動します。インタビューに笑顔でお互いをたたえる表情は清々しく、綺麗な歯が尚、一層素敵に見えました!
そして、もう一つ オリンピック競技にスポーツマウスピース装着されて白熱した試合を繰り広げてるのも目を引きました。
ラグビーやサッカーなど、外傷から歯や歯肉を守るため装着されています。他にもたくさんの競技で使われていました。
大切な歯ですものね(*^^*)
当院でもスポーツマウスピースを取り扱っております。何か気になる事がございましたらご相談くださいませ。 佐藤 香
新患の若い女性。年齢に比して歯茎の腫れと歯石著明。歯茎の隙間の深さ測る検査が出来ないほどでした。今までの歯医者では何も言われなかったタバコも、医科の先生に言われ減煙中とのこと。患者さんが前向きになられていればこそ、この歯茎も、歯科としてアプローチの仕方変わってきます!お仕事上、生活時間が大幅に違うようで、このような生活環境も大きくお口の中にひびいているようです。
今後担当する衛生士と共に意見交換して検討し、禁煙支援担当や受付含め、みんなでこの方のお口の中がいい状態になり、健康取り戻されるようにサポートしていきます。
患者さんも「タバコ含めこんなに心配していただいたの初めて・・」とおっしゃって下さり、ご自分の口の中を何とかしたい!というお気持ちが伝わってきました。
ご一緒に頑張りましょう!
先ほど終わられたメンテナンスの患者さん。平成14年初診ですからもう14年のお付き合い。お忙しい方なのに、きちーんと通われています。
お帰りの際、「この間同級生にあったら、入れ歯になってないの僕くらいで、ひどい奴はいくつも”部分入れ歯”っていうの?入ってて、そのうちの一人が脳溢血で、指もままならないので、入れ歯一つ自分で入れられないわけよ・・」に言葉失いました。続けて「最初は面倒だなと思ったけれど、こうして歯が残ってて自分で磨けてさ!有難いよね。こういう歯医者のかかり方してなかったら、どうなってたかと思うし、脳溢血になった友達可哀想で仕方ないよ」と歯ブラシなど買われて帰られました。
これが現実です。今からでも遅くありません。お口の中をきちんと診てもらい、ご自分の実情を知り、お口の中の状況・歯も歯茎も良い状態にすることできるのです。ぜひお口の中を整えることなさって下さい。思い立ったが吉日です。
県民ショー大好きな私ですが、一昨日はそれとは違う番組で「青森の方言」をやっていて、思わず大笑いしちゃいました。出演の青森のおじさんのキャラが、またすこぶるいいんで心があったまりました!!では、再現しますね。
アナウンサー「次の言葉をしゃべってください」→「寿司」・・おじさん「すす」
「獅子」・・おじさん「すす」
「煤」・・おじさん「すす」
そのおじさん、「アレ、なんでみんな同じになるんだぁ?」・・?
方言のニュアンスって、あったかくて、のんびりしててなんだか楽しくなっちゃいました。本物の方言に触れに、青森に旅したくなりました。
悲しいことが起こりました。テレビで詳しいことが伝えられるたび、心痛み、涙する思いですが、亡くなった方・怪我された方そのご家族のお気持ちは計り知れません。お悔みとお見舞いを申し上げます。あまりの惨状に言葉がみつかりません。ただ悲しいです。
障害のある人も、障害のない人も私たちには大切な存在であることを、お伝えしたいと思います。日々思うようにいかなかったり、不平不満あっても、みんな精一杯生きています。尊厳とやさしさを携えて生きていたいと思います。
大輪のバラのようなピアニスト・中村紘子さんが亡くなりました。この4月久しぶりにコンサートなさったと聞き、復帰されたんだなぁと喜んで、次のご案内を待っていた一人です。慶應の中等部からいきなり頭角を現した天才少女、最初のレコードも大事にとってあります。黒目の大きなハッキリした女の子と思っていたとおり、そのアグレッシブな演奏や発言に小気味よさすら感じたものです。
その方が「赤ずきんちゃん気をつけて」の庄司薫さんと結婚された時には度肝を抜きましたが、変らぬ中村紘子さんらしい演奏に、小躍りして聴いたものです。ショパンを優雅に引きながら、はてはカレーのコマーシャルに出て、お料理の腕前を披露なさり、ダックスフントに「ごまめ」とか・・ユニークな名前をつけて可愛がっておられ、とっても人間味あふれる天才ピアニストでした。目をつぶれば大きく腕をあげて弾き切る繊細でダイナミックな演奏の姿と音が蘇ってきます。
ガンになられて抗がん剤で髪の毛が抜けるのは癪だから・・と自ら美容院で髪の毛を切った・・とある週刊誌の対談で読みました。中村紘子さんらしい勝ち気で前向きで、多くのがん患者さんにその声は届いたと思います。
気品のある素敵な大輪の花・中村紘子さん。
友人のピアニストがステージ衣装のドレスを頂戴したのよ・・亡くなったニュースのその日知り合いからメールが届きました。同じ音楽仲間にも私達ファンにも、忘れられない大輪の花・中村紘子さん。もう一度生で、ショパン聴きたかったです。
知足の心がもたらす、感謝と謙虚さをベースにした、他人を思いやる利他の行い。このモデルは自然界にあります。ある植物を草食動物が食べ、その草食動物を肉食動物が食べ、肉小動物の糞や屍は土に返って植物を育てる・・弱肉強食が起きての動植物の世界も、大きな視点から見ると、このように「調和的な」命の連鎖の輪の中にあります。そして動物はその輪を自ら壊すようなことはしないのです。彼らには、必要以上にはむさぼらないという節度が本能的に備わっています。欲望のまま食べつくせばそこで連鎖は断ち切られ、自分達はおろか後に続く静物が危機にさらされることを百も承知だからです。ライオンも満腹の時は獲物を取りません。「足るを知る」生き方です。だからこそ自然界は調和をとり安定を長く保ってきたのです。
もともと自然界の住人であった人間だったのに、自分達も生命連鎖の中で生きていたはずだったのに、食物連鎖のくびきから解き放たれ、他の生物と共存を図るという謙虚さを失ってしまいました。人間の持つ高度な知性は、食糧や工業製品の大量生産を可能にし。それを効率化する技術を発展させましたが、やがてその知性は傲慢さに変わり、自然を支配する欲望へと肥大化しました。同時に足るを知るという節度の壁を消えて「もっと欲しい」「もっと豊かになりたい」というエゴが前面に押し出され地球環境を脅かすほどに陥っているのです。
私達が地球という船もろとも沈んでおぼれないためには、もう一度必要以上に求めないという自然の摂理を取り戻すしかなく、それが老子の言う「足るを知る者は冨めり」という「知足」の生き方です。欲しいものが手に入らなければ、手に入るものを欲しがれという格言もあります。「満足こそ賢者の石」知足にこそ人間の安定があるという考え方や生き方を、私達は実践する必要があります。
つまり私欲はほどほどにし、少し不足くらいで満ち足りて、残りは他と共有する優しい気持ち。あるいは他に与え、他を満たす思いやりの心。そのような考え方が必ず日本を救い、地球を救うと考えます。
但し知足の行き方とは、決して現状に満足して、何の新しい試みもなされなかったり、停滞感や虚脱感に満ちた老成したような生き方の事ではありません。古い産業が滅びても常に新しい産業が芽生えていくようなダイナミズムを有したあり方です。そのようなあり方が実現できた時、私達は成長から成熟へ、競争から共生へという調和の道を歩き出せるのではないでしょうか?
新しい時代においては、もっと相手をよくしてあげたい、もっと他人をしあわせにしてあげたいという、思いやりや「愛」をベースにした利他の文明が花開くかもしれないのです。そこへ達することより、そこへ達しようと努めることが大切なのです。そうであることより、そうであろうとする日々が私達の心を導きます。知足利他の社会へ至る道程はそう遠くないはずです。
「生き方」人間としていちばんたいせつなこと 稲盛和夫 より抜粋
夏の晴れた日の夕方になると、駒込校舎校門脇の桜の大木の根元をのぞいてみます。蝉の幼虫が地上に出てきて羽化の準備をする様子が見られるからです。蝉は地中で何年も幼虫時代を過ごし、地上に出て羽化をし、成虫になります。中には地上に出た瞬間に鳥などに襲われてしまうものもいます。地中では長い口を木の根に刺し込み、樹液を吸って成長するのですが、モグラなどの天敵にやられてしまうこともあるそうです。
ようやく地上に出て羽化に成功して成虫になり、オスはその喜びを謳歌するように鳴いてメスを呼びます。交尾して産卵するとそれぞれの役目は終わります。生存競争に打ち勝ったものだけが子孫を残せるのです。私達のかたわらではそんな生命の営みが繰り返されています。
これらは自然の摂理ですが、その生命の循環の中に私達人間の暮らしもあることに気づきます。人間は自然界の頂点に立っているように勘違いして、さまざまな科学技術の発達によって自分達の都合のいいように欲望を満たしてきましたが、生命の営みの基本を忘れず謙虚に暮らしていきたいものです。 香川芳子 香川栄養学園学園長
高齢社会を迎え、また団塊世代の今後を踏まえ、新聞・雑誌・テレビあちこちで「筋肉」がキーワードになっています。それに伴い筋肉をつけようと元気なお年寄り!?の俳優さんは引っ張りだこ。有名人も違うご活躍?の時代になってきました(笑)
筋肉というと、「骨を守るのに周りの筋肉が大事!」という昨今の教えだけかと思っていたらビックリ!
NHKのたまたま見た”糖尿病”の番組で、専門医が「サルコぺニア」を言っていました。糖尿の番組でなぜ?と思った私は勉強不足を認識。今わかっていることをご説明下さって納得納得でしたので、かいつまんでお話ししますね。
ご存じでしょうか?サルコぺニア。随分前にこのブログに書きましたが、筋肉が落ちて
動作が緩慢になったり、ますます動かなくなって動けなくなる現象ですが、(当院HPのクローズアップご覧ください)そのサルコぺニアがまさかに糖尿病と関連するとは思ってもみませんでした。
その糖尿病専門医によると、筋肉減少によりサルコぺニアになる→ブドウ糖の消費が減る→血糖値が上がる というメカニズムだそうです。
確かにお元気そうに見える年配の患者さんにもよくお声掛けして伺うと、「お肉あんまり食べないのよね」とおっしゃる方がほとんどで、いらっしゃる度ズボンの中で足が泳いでいて、お痩せになったなぁと言うより、骨の周りの肉が落ちた!と思わせる方が多くいらっしゃいます。長生きして骨がもろくなっても筋肉ついていればどうにかなるという今の考えには、ほど遠い状況のようですね。骨折して寝たきりを引き寄せてしまいます!
「粗食の人は長生き」は、違ってきたようです!
でも聞けば年長者は意外とお肉好き。それもステーキ好き。カツも好き。味ハッキリしたのが好き。
上等なお肉でなく少し脂が散った気軽なお肉の方が軟らかいし、要は調理の仕方ですね。先日「いじりすぎてまずい」のブログあげましたが、すき焼き風・ステーキ風・焼き肉風。シンプルではっきりした味付けなら高齢者も美味しく食べられると思います。薄味すぎてなんだかわかんない調理はダメですね。やれフレンチのどうとか・・いじくりまわすから美味しくなくなっちゃうのです。
日頃からお肉を積極的に食べ、自宅で出来る簡単体操で筋肉ってつくようです。実はそういう私も、只今筋トレとは言えないまでも簡単ストレッチ中。これが効いてきて、膝の痛み解消しました。続ければ効果あるようです。
私達中央歯科クリニックは、生涯にわたり皆さんが自分のお口で召し上がってくださることが望みです。お口のお手入れはもちろんですが、お顔周りの”筋肉”も萎えると噛めなく飲み込みにくくなるのです。ですので、筋肉は「守り神」なんです。
筋肉はあっという間に萎えますので、焦らず続ければ結果は出ます!
筋肉はつくまで時間がかかりますが、根気よく無理せず続ければ安心と自信がつきます!
頑張りましょう。